Lab / 研究室
更新日時:2026年10月24日
市田優研究室 @6号館7階 6707 室(数学第5研究室)
1.はじめに
2026年度の研究室での対応可能な曜日と時限:水曜昼休み,木曜昼休み(出張や会議等で不在の場合もあります.研究室6707室の扉が半開きになっている際は対応可能ですので水曜と木曜の昼休み以外でも自由にお越しください.)
現在:明治大学理工学部数学科 専任講師(2026年4月〜)
兼任:明治大学先端数理科学インスティテュート研究員(MIMS研究員),現象数理部門,(明治大学内での正式な身分の名称:明治大学研究推進員(客員研究員))(2024年4月〜)
兼任:関西学院大学 数理・データ科学教育研究センター 客員研究員(2026年9月2日〜)
経歴:付属明治中高→明治大理工数学科で博士号取得→関西学院大助教→今(専任講師)
資格:中高数学教員免許(専修)
研究:解析系応用数学,微分方程式論と力学系理論,現象の数理解析,数理モデルと防災数学
主軸:シンプルな方程式から豊富かつ複雑かつ "変な" 挙動を追跡・捕捉することはできるか?微分方程式の解の全容解析をベースにして,数学的問題,現象からの問題に答える!防災への貢献を目的として興味のある現象を数式で表現し解析することによって防災への数理的貢献に努め社会に発信する!
最近:市田優個人の最近の研究テーマ
・マイクロマシンのセンサの数理(機械工学の先生とコラボし挙動の予測と制御,製品化!?)
・ペースト状人工骨の材料特性を表現する数理モデルの構築(with 矢崎先生,坂元先生)
・害虫駆除の数理,不妊蚊放出法の政策立案のための個体群制御と個体群動態の行く末の予測
・感染症の数理,感染症の流行過程を記述する数理モデルの解挙動の全容解析
・偏微分方程式の特殊解の形状解析,“変な”挙動の追跡(with 坂元先生も含む)
・記憶効果を伴う分布遅れを持つような遅延微分方程式の有限時間爆発と記憶誘発爆発解の構造解析
・意見形成のダイナミクス,社会的な分断と合意形成の数理的構造の解明
HP:市田優の個人HP https://sites.google.com/view/yuichida/home
市田の研究テーマの1つである防災数学についての特設サイト:[ 特設サイトはこちらより ]
位置付け:矢崎研と坂元研の中間という立ち位置です
2.研究室の紹介とゼミの内容
開設:2026年秋学期のゼミナールBより新規開設しました.2027年秋学期加入メンバーは2期生となります
所属:現在学部3年生が5名所属しています
配属:例年3年生春学期の7月頃にゼミ配属の説明が行われ,夏休み前に配属が決まります
(流れ1)配属が決まったら,配属メンバー全員で集まり,ゼミのやり方について説明します.
(流れ2)ゼミで学びたいこと,どんな勉強がしたいか聞き,テキストを決定する個人面談をします.
(流れ3)テキストをゼミB開始の秋学期開始までに渡し,そして秋学期よりゼミB(週1コマ)開始です.
(流れ4)テキストは各メンバーの興味に合わせていくつか候補を出すため,人それぞれです.
連絡:研究室内での連絡手段はslack(場合によってはメール)を用いています.
書籍:下記にいくつか示すように,微分方程式,力学系理論,数値解析やシミュレーション,偏微分方程式,関数解析,ルベーグ積分,複素関数論,フーリエ解析に関するものなど,解析学に関する書籍を推奨しています.過去のゼミ生のテキストについては,下記のゼミの記録をご覧ください.
3年:ゼミB(3年秋)は週1コマ(配属後に正式な時間をメンバーの時間割をもとに一緒に決めます)が原則です.ゼミナールBの目標は数学書を正しく読み,発表し,相手に正しく伝えられることを目標にしています.また,相手の発表もよく聞き,不明点を質問したりできるとなお良いです.
発表:発表はゼミナールBでは,1人40分で順番を決めて毎週2人ずつ黒板を用いて発表してもらっています.
目標:3年生の終わりに個人面談を行い,学んだ内容をもとに卒業研究に向けて「何をしたいか?」「何を勉強したら自分の知りたいことに到達できるか?」を一緒に考え,4年生の卒業研究へのビジョンを見据えることが3年生の終わりの時点での目標です.
PC:ゼミBのどこかのタイミングで各自のPCにTeXをインストールする大会を行います.ゼミで発表した内容をちょっとずつTeX化していき,TeXの書き方,文章の書き方などについても勉強し,添削を行っていき,卒論の一部を3年生の時からちょっとずつ書いていきます.
4年:卒業研究1(4年春)は週2コマ,卒業研究2(4年秋)は週2コマ(時間割決定後に決めます)が原則です.卒業研究1では,各自の興味に合わせて,3年生のゼミナールBでのテキストの続きを読む場合もあれば,具体的な研究テーマのための論文を読んだりすることもあり得ます.4年生の前半は就活,進学準備,教育実習など慌ただしいので無理のない範囲で活動してもらえればと思います.4年の夏休みから卒業研究2において,本格的に研究活動をスタートし,卒業論文の作成と卒論発表会での発表を行い,卒業となります.
卒論テーマ例:興味のある現象を数理モデルにし,数学解析と数値シミュレーション
卒論テーマ例:数学教育の教材開発
卒論:市田研究室では研究室において勉強したことをまとめ,研究した内容についてレポートとしてまとめる卒業論文を作成し,解析系での卒業研究発表会で発表することが目標となります.もし卒業論文の内容が数学的に新規性が高く革新的な場合は外部での発表も発展的な目標となります.
学年:原則学年ごとにゼミを行います.4年生で大学院進学予定者や大学院生に関しては一緒にやることも視野です
大学院:市田研究室では現在博士前期課程(通称:修士課程)まで指導可能です.大学院進学も大歓迎です.博士前期課程の間では,各自の研究テーマに沿って,論文を読んだり,あれこれ計算したり,数値シミュレーションしたり,手を動かし,修士論文の作成をし,修士論文審査会で発表し修士号取得,大学院修了を目指します.指導教員である市田は必要な助言をしたり,論文を紹介したり,時には一緒に考えたり,時には教えてもらい,研究活動のサポートに全力を尽くすつもりです.外部での発表や学術論文として国際雑誌に投稿できたら凄いです!
3.ゼミテキストの候補(6707室にゼミテキストコーナーを作ってます!お気軽に見に来てください!)
ゼミBや卒業研究で扱うテーマの例を列挙します.初回ゼミまでにゼミ生と相談できればと思います.一緒に新しい数学を勉強し,研究できることを楽しみにしています!(*は勉強系)テキストも進め方も相談して決定します.
力学系理論:常微分方程式の解の定性理論を勉強し,興味のある数理モデルに応用しよう!
常微分方程式論:常微分方程式の基礎理論から,その深淵さを一緒に追体験しよう!
偏微分方程式:解の振る舞いを明らかにする理論や手法を学び,その応用にトライしよう!
時間遅れを有する微分方程式:近年ホットな話題!世界の最先端にジャンプ!
フーリエ解析*:フーリエ級数とフーリエ変換の理論を学び,様々な応用をしよう!
クープマン解析・最適輸送*:最近データ解析の世界の理論解析へ!
幾何学と解析学の交わり:曲線,曲面の世界を学び,時間発展する曲線や曲面の方程式へ!
数値解析*:微分方程式の解のシミュレーションをベースに,その数学的取り扱いである数値解析へ!シミュレーションの技法とその背景にある数学を一緒に理解しよう!
2026.7.14 配属決定,順次slackへ誘導
2026.7.22 ゼミナールB配属メンバー全体対面打ち合わせ(自己紹介,ゼミBのやり方,発表順決定など)
2026.7.22--8.4 個人面談(学びたい内容や興味のある内容,テキスト決定)
2026.9 秋学期よりゼミナールB(毎週木曜4限@6715)スタート
2026.11.19 ゼミ生各自のPCにTeXをインストール(市田出張で不在のため,矢崎研究室の院生さんに)
<テキスト>
クープマン解析,薄良彦,森北出版,2025.
微分方程式で数学モデルを作ろう.デヴィット・バージェス,モラグ・ボリー,日本評論社,1990.
生物リズムと力学系,郡宏,森田喜久,共立出版,2011.
生命と社会の数理モデルのための微分方程式入門,稲葉寿,國谷紀良,中田行彦,培風館,2024.
はじめての応用解析,藤田宏,齊藤宣一,岩波書店,2019.