横浜反町サロンアンサンブルでは、次のようなことを大切に、思い切りハードルを下げた運営を行っています。
〇 ホームページで、本気で初心者を歓迎することを表明する。
☆ 初心者歓迎の団体はほかにもあるでしょう。本気で歓迎するために、何をするのかを
具体的に表明します。
もちろん、入団試験は行いません。そのことを伝えるためにも、最初から、譜面台、楽器持参の見学を奨励しています。演奏できる小節、音符だけでいい、一オクターブ、あげても、さげてもいい と伝えています。
〇 メンバー募集は公募も行う。
☆ 私たちは合奏の機会がなかった人にも楽しんでいただきたい という思いがあるので、オケ専、アンサンブルファンなどで公募もします。
紹介で入団する人もいらっしゃいますが、多くの方は公募で参加しています。
誰も知っている人がいなくても、皆さん、すぐに打ち解けて楽しく参加しています。
〇 練習に毎回出席をしなくてもいい。
☆ 演奏会を目指すのであれば、毎回の積み重ねも大切にしなくてはいけないので、できるだけ出席を求めますが、そうではないので出れるときだけでかまわないとしています。
個人の事情(仕事、介護、子育て・教育など)があっても休みやすくしています。
しばらく練習に参加しなくても、退団勧告などは全く考えません。
来れるときがあったら、ふらっと立ち寄る、船が寄港するみなと横浜にふさわしい、そういう故郷のような場でありたいと考えています。
〇 入団金、会費、演奏会開催経費負担などがゼロ円。
☆ 多くの団体は、世間相場で、月3000円以上の参加料を徴収しています。
必要なければ徴収する必要はないと考えます。
年金生活者には、経済的な負担がかからないほうが入団しやすいでしょう。
会場使用料がかからず、専任の指導者がいないので費用がかかりません。
著作権がある曲を発表するときに、せいぜい、1回100円の料金を徴収しています。
〇 練習会場に来たときに、挨拶する。
☆ 私たちは、到着したときに、「ようこそいらっしゃいましたオーラ」全開です(笑)。
少人数だからできることかもしれませんが、これ、結構、していない団体多いですよね。
自分が大切にされている と実感できることが大切と考えています。
入団が決定すれば、ライングループに参加できますが、入団前には
主催者からは、こまめにメールを送っています。
見学においでいただいた後など。
〇 全体練習以外に、ごく少人数の練習の場がある。
☆ 今、チェロを始めて4か月目の入団希望者がいます。
譜読みも困難なので、平日夜や土曜日ですが、一緒にごく少人数で練習しています。
個別指導 とまではいきませんが、個人で受けられているレッスンと並行して
参加しています。多くのアマオケでは全体練習以外に集まることは少ないと思います。
私たちはあえて少人数の集まりも行っています。
そこでアンサンブルの楽しさを実感していただきます。
〇 全体合奏だけではなく、日常風景の動画をも公開。
☆ 多くのアマオケでは演奏会の動画しか公開しません。
(それもたいてい エキストラさん がいっぱい 苦笑)
私たちは、お孫さんが誕生したメンバーに「お誕生、おめでとう!」という
そのメンバー向けに撮影した内部動画をも公開しました。
こういうのを見て、最初から入団を決意をしていたメンバーが何人もいます。
雰囲気が伝わることが大切だと思います。
目指すのは、大先輩の西東京フィルハーモニー管弦楽団、文京フィルハーモニー管弦楽団のYouTube動画。まだまだ、その域にまでは到達できていませんが。
〇 演奏の発表、披露の場では、相手の反応を得られる小規模の場があるといい。
☆ 自分(たち)の演奏に感動する人の姿が見れる場、ボランティア活動を行う場はアンサンブルの楽しさを実感できます。
そして、
〇 夢を叶えることができる、
☆ こんな曲がいい、あんな曲がいい とつぶやくと、すぐに合奏用に編曲してくれるメンバーがいます。それも深夜まで編曲作業をしてくれます(笑)
プッチーニの私のお父さん、愉快に歩けば(ドイツ民謡)、花は咲く などは、そうして生まれた練習曲です。著作権がある曲は編曲できないのですが(花は咲くは著作権者のNHK出版に相談し、支払うものは支払った上で練習しました)。
さらに・・・・
ヨハンシュトラウス二世作曲のワルツ南国のバラを演奏したときのこと。
ホルン奏者が昔のウィーンフィル風に、2拍目、3拍目のリズムをややずらし、
見事に演奏したことがありました。
それを初めてみて感激した、某管楽器メンバー。
そのメンバーが休みのときに、昔のウィーンフィル風に、「自分も、あの方がおやりになったように、リズムをずらして演奏してもいいでしょうか」と聞いてきました。
そういうことを申し出、みんなで楽しむことができるのは、少人数のメリットも
あるかもしれませんが、メンバーの思いを大切にする姿勢ではないかと、思います。
また、明治、大正、昭和初期に、外国人に楽器を見よう見まねで
習っていた時代。好奇心丸出しで、「その楽器、ワシも触っていいですか?」
なんて、聞いた 日本人はたぶんいっぱい いっぱい いたことでしょう。
私たちのアンサンブルでは、自分のパート以外の楽器と初めて合奏するだけではなく、触ってみることも、時々あります。
意外に初めて弦楽器に触っても、きれいな音が一瞬出るんですよ。
一瞬ですが(笑)
こんなことがあるアンサンブルです。
音楽的には・・・・・
〇個人練習では味わえない、アンサンブルの楽しさを体験できるの意味を
考える。
☆初心者は演奏するのが精いっぱい。他のパートの人の音を聞く余裕がありません。
なんといっても、和声。俗にいう、ハモる。他の人と自分の音が醸し出す響きを味わえる。
しかし、リズムが合うことでは、アンサンブルの喜びを実感しにくいです。
小編成アンサンブルは、吹奏楽団、ジャズバンドとは違います、
このことに、なかなか気が付きませんでした。
〇 楽譜を編曲し、パソコンソフトで作成できるメンバーがいる。
☆ このことは、私たちは本当に幸せでした。
演奏しにくければ、修正できる。みんなで提案できる。これ、初心者が参加しやすくするために必須ですね。私たちは原曲に忠実 とは考えておらず、持ち味を大切にしながら
楽しめればいいと考えています。今、そりすべり(著作権が存続するので内輪での練習用)、ドイツの有名行進曲 旧友を編曲中です。
そのうち、このソフト、MuseScore(ミューズスコア)の基本的な使い方の講座をも、
市民アンサンブルの社会貢献の一環として、開催しようと思っています。
あ、参加費2000円ぐらい、徴収しますよ(笑)ボランティア活動の際の交通費などに充当します。
〇 初心者が演奏しやすい楽譜を考える。
☆ 個人差があるとは思ういます。
・ 後うちリズムは避ける。
ただし、ウィンナワルツの2箔目、3拍目は用いています。
音程、移弦、弓使いの3つを同時に考えながら、息継ぎと両立しやすい管楽器と違う、はるかに難しいことが分かってきました。
・ メロディを常に追える。
対旋律や伴奏部は、一度、どこを演奏しているかわからなくなる、
いわゆる落ちる ことがしばしば起こります。
楽譜はできれば主旋律メロディと併記して、2段で表記できると演奏しやすくなります。
・ 可能であれば、一人一パートは避ける。
誰か、一緒に演奏してくれる人がいると心強いです。
最後に何よりも大切なこと。
☆☆ 美しく、うまく演奏できたときには、みんなで ほめる。
自己満足のアンサンブルですが、アンサンブルの楽しさを今後も味わい、運営方法の改善を工夫しつづけていきたいと考えています。