大学院での調査研究の結果から、海外で教育を受けても、日本国内で教育を受けても、社会人になってからの会社組織での適応度合いに変わりがないことがわかりました。それよりも、子どもの頃に自尊心を育めるか否かが、大人になってから所属する職場での適応感や満足度合いに関係します。
自尊心とは、自身を肯定的にとらえる感情です。そのため、自尊心が育てば、大人になってから自信をもって周囲と接するなどの適切な行動をとることができ、円滑な人間関係を築きやすいという可能性が考えられます。
自尊心は、その時置かれた環境で、「小さな成功体験」を積み重ねることで醸成されます。
例えば、
・小学校高学年で、とっくに周りのみんなができる逆上がりを、おじいちゃんにコツを教えてもらいながら隠れて特訓したらできるようになった!【小さな成功😄】
・低学年の時から、ずっと足が遅くて「のろま」と同級生から揶揄されていたけれど、夏休みの間、毎朝走る練習を続けたら、高学年で初めてリレーの選手に選ばれた!【小さな成功😄】
・書道が得意な母親に教わりながら、冬休み中、書初めの練習に打ち込んだら、学校で金賞に選ばれた!【小さな成功😄】
・中学では、服装規定の厳しさにずっと違和感を抱いていた。そこで、公約に校則改正を掲げて全校生徒の前で選挙演説をしたら生徒会長に当選。その後、公約実現!【小さな成功😄】
・高校では、中学での頑張った部活動経験が奏功し、足切りの入部試験に合格。3年間を通して、一軍のスタメンとして活躍できた!【小さな成功😄】
などです。
学校の成績だけが成功と失敗の評価軸ではありません。努力やチャレンジした結果、自分の成し遂げたかったことが達成できたら、それはどのようなことであっても成功です。
親としてできることは、お子様の成長過程において、小さな成功の芽を見つけたり、それを作り出すお手伝いをしてあげることを常に心掛けることです。そして、お子様が頑張って何かを達成した暁には、ぜひ盛大に褒めてあげてください。
子を海外で育てることや、多額のお金を支払って海外留学に送り出すことが、必ずしもその子の自尊心を高めることになるとは限りません。日本にいながらでも、自尊心を育てることは十分に可能です。
私の英語教室では、子どもの自尊心や自己肯定感を大切に育てる指導方針を掲げています。