<支部長就任挨拶>
(2025年度5月就任)
加峯優子
~ 皆様とのご縁に恵まれて ~
今期、役員改選があり、水間真弓前支部長(現顧問)の後任として支部長を務めることになりました、加峯でございます。どうぞ宜しくお願い申し上げます。
私がこれまで楊名時太極拳の稽古を継続してきたなかで、頻繁に思い出す方がいらっしゃいます。それは、初めて指導を受けた恩師である故白石玲子先生です。太極拳の楽しさを初めて教えてくれた方です。数年前に御逝去されましたが、白石先生と過ごした日々は鮮明に記憶しており、心の中でその存在が小さくなる事は決してありません。
それから白石先生以外にも、多くの皆様方と太極拳の活動を通じて知り合う事ができました。人生の先輩方、同学の皆様に囲まれて稽古を楽しむ日々に幸せを感じます。
支部会員の皆様におかれましても、教室でたくさんの素晴らしい出会いがありますように、そして充実した稽古の時間をお過ごしになり、ご健康を維持なさいますことを心より祈念いたします。
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<支部顧問就任挨拶>
(2025年度5月就任)
水間真弓
いろいろな形で長きにわたり支えていただきましたことに、心より感謝いたします。
人と比べず、競わず、心穏やかに、無理なく楽しく身体を動かしながら、お互いの健康と幸福を願う楊名時太極拳が各地に広がり、同学の皆さまの笑顔がずっと続いていきますように。
また、お忙しいなか、時間、体力、知力、能力を支部運営に捧げてくださる役員の皆さまの笑顔が続きますように。心から祈ります。
立場は変わりますが、教室担当者の一人としてこれまで通り、支部活動に協力し支えていきたいと思っております。
今後ともどうぞよろしくお願い申し上げます。
福岡県支部設立の経緯をご紹介します。
~黎明期~「喝水勿忘搾井人」
(師範会発足から支部設立までの道のり)
平成12年(西暦2000)3月、当時の武相支部長・吉利正彦先生のお声かけで6名の有志が集まり、活動本格化に向けた話し合いの日々がスタートしました(師範会発足)。活動を軌道に乗せ先ずは楊名時先生を福岡にお招きする為の資金をつくる目的で、有志でお金を出し合うことを決め、地道な準備金の積立てを開始しました。同年6月24日の福岡県合同交流会では60名の参加があり、この時の参加費はすべて積立てに回し、資金を増やしていきました。
そして翌平成13年(西暦2001)3月には、春日市の晟心館にて吉利正彦先生の講演会「心身医学と太極拳」を開催しました。この時、吉利先生は交通費や謝礼を一切固辞され、積立金に寄付して下さいました。
「喝水勿忘搾井人」(Hè shuǐ wù wàng zhà jǐng rén)
これは中国のことわざで、「水を飲むとき、井戸を掘った人の事を忘れてはならない」、つまり「人は幸せを享受する時、その幸せの土台を築いた人のことを忘れてはならない」という意味だそうです。現在、福岡県内で誰もが楊名時太極拳のカリキュラムを楽しく学ぶ事ができるのは、当時の師範会メンバーの方々が最初の第一歩を踏み出して下さったから、そして、この時メンバーをバックアップして下さった吉利先生ご夫妻の御尽力の賜(たまもの)でもあります。
~楊名時先生をお迎えして~「支部設立記念交流会」
支部設立前の準備期間として2カ年以上を費やしたのち、平成14年(西暦2002)9月22日、楊名時先生をお迎えして「福岡県支部設立記念交流会」が開催されました。このとき太宰府天満宮では奉納演舞も行われました。
この日、武相支部長の吉利正彦先生は出席なさいませんでした。なぜなら吉利先生は、「自分の役目は支部設立の準備段階まで。環境が整い支部設立が確定し、楊名時先生が福岡へ行かれるのならば、もう自分の役割は終わった」という御考えだったそうです。吉利先生はこのとき、福岡県支部設立を祝して祝金と俳句をお寄せ下さっていましたので、先生がお詠みになった俳句をここで幾つかご紹介します。
・西国の 要(かなめ)の支部ぞ 天高し
・師家と舞ふ 奉納演舞 秋深し
・玄海の 空ことほぎの 星月夜
※下の筆書きの画像は吉利先生直筆の俳句です。
~支部活動が本格的にスタート~ 259名での船出
「支部設立記念交流会」から更に半年以上の準備期間を経て、平成15年(西暦2003)4月、会員を募り年会費の徴収を開始、会員数259名で本格的な支部活動がスタートしました。当初から地道に稽古を重ねていった方々の中には指導者になられた方も多く、県内の様々なエリアにおいて教室の開講が実現していきました。主にクチコミで私達の太極拳の良さが伝わり、愛好者は増え続けました。
為了明天(明日の為に)!
支部が設立されてから長い年月が経過しました。今は、活動が本格スタートした当時に比べ、かなり多くのお仲間が楊名時太極拳を楽しんでいらっしゃいます。国内で高齢化が進むなか、緩やかな動きと、人と競う事なく仲間と一緒に楽しめる楊名時八段錦・太極拳は、健康づくりに寄与するものとして多くの人々の生活に溶け込んでいます。
<理事>
支部長 加峯優子
副支部長 池田かよ
事務局長 柴田美代子
会計 森みき子
情報通信委員会(委員長)菅 史枝
研修交流委員会(委員長)矢野昇志
研修交流委員会 担当理事 秋山千歳
<監事>
蘇木雅行・西尾ひろ子
<顧問>
水間真弓
【橋口忍】
平成15年度(西暦2003)~
【白石玲子】
平成19年度(西暦2007)~
【橋口忍】
平成21年度(西暦2009)~
【上村春美】
令和元年度(西暦2019)~
【水間真弓】
令和3年度(西暦2021)~
【加峯優子】
令和7年度(西暦2025)~
🌸福岡県支部設立記念交流会🌸
(楊名時先生をお迎えして)
平成14年度(西暦2002)9月22日
第1部(午前7~8時頃)
奉納演舞(太宰府天満宮)参加者217名
第2部(12:30~15:00)
交流会(のがみ会館)参加者140名
🌸5周年記念🌸
平成18年度(西暦2006)3月14日~3月17日
楊進先生と過ごす北京研修旅行
🌸10周年記念🌸
平成24年度(西暦2012)9月15日(土)
太宰府天満宮余香殿にて記念大会
🌸15周年記念🌸
平成29年度(西暦2017)
・久留米絣手帳作成(557冊)→会員へ配布
・記念Tシャツ作成(587着)→希望者購入
🌸20周年記念🌸
令和4年度(西暦2022)10月16日(日)
え~るピア久留米にて、
(記念行事として)九州ブロック福岡県大会
*初の支部会報誌『福岡太極』発行
※「総会」及び「支部研修会」については、定例行事のページに記載しています。
~支部のあゆみ~