2026年6月1日付けで、和歌山県立医科大学医学部 解剖学第二講座の教授を拝命いたしました小森忠祐です。
当教室のホームページをご覧いただき、誠にありがとうございます。
和歌山県立医科大学の解剖学教室は、1945(昭和20)年の大学設立と同時に創立されました。その後、1952(昭和27)年の新制度医科大学設置認可に際して解剖学の二講座体制が認められ、解剖学第二講座が正式に発足いたしました。以来、初代教授 高木耕三先生、第二代教授 藤江君夫先生、第三代教授 生駒栄喜先生、第四代教授 仙波恵美子先生、第五代教授 森川吉博先生のもと、解剖学や基礎医学の発展に貢献してまいりました。このたび、長い歴史と伝統を有する本講座を第六代教授として継承することとなり、その責任の重さを深く感じております。
解剖学は、人体の構造を理解する医学の基盤であり、個体から組織、細胞、分子に至る多様な階層における構造と機能の関係を探究する学問です。近年では、形態学的手法に加え、分子生物学、細胞生物学、神経科学、免疫学、画像解析、オミックス解析など、多様な研究手法を融合することで、生命現象や疾患の病態をより深く理解する研究が進展しています。
当教室では、これまで培われてきた伝統を大切にしながら、新しい技術や発想を積極的に取り入れ、基礎医学研究を通じて疾患の病態解明と医学・生命科学の発展に貢献することを目指しています。教室員一人ひとりが主体的に研究に取り組み、未知の生命現象や疾患の病態について自ら考え、検証し、新たな知見を創出できる研究環境を大切にしています。
教育では、人体構造の理解を基盤として、学生が生命科学や基礎医学への興味を深め、自ら考える力を育む教育を実践するとともに、MD-PhDコースや大学院修士・博士課程を通じて、次世代の医学研究を担う人材の育成にも力を注いでいます。医学部生はもちろん、他大学・他学部出身の方の大学院進学も歓迎いたします。
和歌山県立医科大学から世界に向けて質の高い研究成果を発信することを目標に、教室内外の研究者や臨床各科との連携を深め、自由闊達に議論できる研究・教育環境を築いてまいります。伝統ある解剖学第二講座の歩みを受け継ぎながら、新しい時代の基礎医学研究と教育に貢献できる教室を目指してまいります。
今後とも、和歌山県立医科大学医学部 解剖学第二講座へのご指導、ご支援を賜りますよう、何卒よろしくお願い申し上げます。
和歌山県立医科大学医学部
解剖学第二講座
教授 小森 忠祐