私たちの体では、神経系、代謝系、免疫系などのさまざまな生体機能調節系が互いに連携しながら、健康な状態を維持しています。しかし、そのネットワークのバランスが崩れると、神経精神疾患や代謝性疾患などのさまざまな疾患が引き起こされます。
これまで、それぞれの調節系は個別に研究されることで、そのメカニズムが解明されてきました。しかし実際の生体内では、これらの調節系は独立して作用しているわけではなく、複雑な相互作用を有しており、その総和として生体機能を制御しています。
私たちは、生体内の情報伝達分子である「サイトカイン」に着目し、神経系・代謝系・免疫系がどのように連携しているのかを研究しています。疾患モデル動物を用い、形態学、分子生物学、生化学、行動学など多様な手法を組み合わせることで、生体機能調節ネットワークの仕組みを解明し、さまざまな疾患の理解と新たな治療法の開発を目指しています。
2026-2029. 科研費・基盤研究B『新規PTSDモデルマウスを用いた病態解明とメンタルヘルスプロモーションへの応用』
2025-2027. 科研費・若手研究『治療抵抗性の自閉症における腸管機能異常の分子基盤解明と精神症状の治療への応用』
2025-2027. 科研費・挑戦的研究(萌芽)『骨-脳連関から紐解く深部体温概日リズムの新規調節メカニズムの解明』
2024-2026. 科研費・基盤研究C『ADHDを合併した治療抵抗性の自閉症に対する運動療法の効果とその分子基盤の解明』
2022-2025. 科研費・基盤研究B『「視床下部の老化」を基盤とした「個体の老化」機構と運動によるその改善機序の解明』
2021-2023. 科研費・基盤研究C『ADHD合併自閉症のドーパミン神経回路障害の病態解明に基づく新規治療法の開発』
2021-2022. 科研費・挑戦的研究(萌芽)『虐待の早期発見を目指した血中マーカー分子の確立-萎縮胸腺の新機能-』
2019-2021. 科研費・基盤研究B『視床下部を介した新規老化抑制機構の解明ー健康寿命の延伸を目指してー』
2019-2020. 科研費・挑戦的研究(萌芽)『神経シナプス接着分子の異常を基盤とした育児放棄・虐待の分子機構の解明』
2018-2020. 科研費・基盤研究C『ADHDを伴う自閉症の小脳シナプス病態の解明とそれに基づく治療法についての検討』
2017-2018. 科研費・挑戦的研究(萌芽)『運動-摂食-老化連関における視床下部のFGF23/αKlothoシステムの新機能』
2015-2017. 科研費・基盤研究C『ADHDを伴う治療抵抗性自閉症モデルマウスの確立とその分子病態の解明』
2014-2016. 科研費・基盤研究C『転写因子AFF4をターゲットとしたFGF21抵抗性の分子基盤の解明』
2014-2016. 科研費・基盤研究B『運動負荷誘導性マイオカインOSMによるNASH改善のメカニズムとその治療への応用』
2013-2014. 科研費・挑戦的研究(萌芽)『FGF23、及びαklothoを分子標的とした摂食―老化連関の解明』
2011-2012. 科研費・挑戦的研究(萌芽)『神経性食思不振症における新規摂食関連転写因子AF5q31の役割の解明』
2011-2012. 科研費・若手研究B『レプチンにより誘導される新規遺伝子の肥満・レプチン抵抗性に対する役割の検討』
2011-2012. 科研費・若手研究B『脊髄損傷におけるTROYの役割の解明と中枢神経再生治療への応用』
2010-2012. 科研費・基盤研究B『kirrelファミリーによる神経回路網形成の制御と高次脳機能』
2009-2010. 科研費・若手研究B『オーファン受容体TROYによるグリオーマ幹細胞の増殖・分化の制御と治療への応用』
2008-2009. 科研費・若手研究B『視床下部における転写調節因子ALF4の成長ホルモン分泌調節に対する役割の検討』
2007-2008. 科研費・若手研究B『内耳の発生におけるTROYの役割』
2005-2006. 科研費・若手研究B『フォークヘッド型転写因子Foxp1の神経系における役割の解析』