神経系関連疾患や代謝・免疫疾患の対象疾患に対しては非薬物療法として運動療法が行われていますが、その効果機序は不明な点が多いのが現状です。当教室では、これまで、有酸素運動時の免疫細胞の骨格筋への集簇に着目し研究をおこなってきました(Publications 32)。現在は、運動時に骨格筋よりマイオカインが産生されるメカニズムや神経・精神疾患に対する運動の効果を検討することで、運動の疾患改善機序の解明を目指しています。
当教室ではこれまでに、OSMが代謝性疾患(肥満や脂肪肝)の改善に有効であることや(Publications 28)、OSMRβに対する抗体がアトピー性皮膚炎や尿路結石症の新規の治療薬となる可能性を示してきました(Publications 33, 34)。今後は、ヒトOSMRβに対する抗体の作製や、それら抗体やヒトOSMの疾患治療効果を、ヒト化マウスを用いるなどの方法により検討していきたいと考えています。