[藁葺き屋根の作り方]

茅葺屋根の材料は、すすき、かりやす、かるかや、しまがや、ちがや、小麦等が使われます。その中の材料で、小麦は手に入りやすいですが、長さが短いので、慣れないと扱いにくい材料になります。小麦を使って屋根の葺き替えをする人を、藁葺き職人といいますが、今は、藁葺き職人は、全国でも数人いるかいないかの存在になりました。ここでは、私が独学で覚えた藁葺き屋根の葺き方を公開しております。

藁葺き屋根の作り方[葺き替え方法]

昔は、茅葺屋根の家はたくさんあったのですが、時代とともに茅葺屋根は無くなり、瓦屋根やトタン屋根が多くなってきました。現在では、屋根を作る職人さんも減少し、茅葺屋根を維持しようと思うなら高額な金額がかかります。私の家は、藁葺き屋根になっていたので、あきらめようとしたのですが、なんとか自分で葺けるようになったら材料費だけですむのでは?と思い、独学でマニュアルを作成し、10年はかかりましたが、足場丸太の組み方・縄の縛り方・屋根の下地の作り方・屋根の葺き替えの仕方・屋根のカットの仕方等、すべてを覚えることに成功しました。ここでは、私が作業をした葺き替えの手順を公開しますので、参考にしてください。

古い屋根の材料を取り除く 

葺き替える場所の古い屋根の材料を取り除き下地を作っていく作業

1~2段目の作成

藁葺き屋根の最初の1段目を作成します。立ち上がりの部分になります。

3段目の作成

三段目の作成手順です。ここが完成するとハナの部分に行きます。

ハナから屋根上

ハナの部分から屋根上までの作成手順です。ハナの作り方は難しい茅の束になります。

道具のご紹介

藁葺き屋根の使用している道具のご紹介です。ブーメランのようなハサミとコテになります。

管理人

藁葺き屋根の管理人のご紹介です。