日本
和柄とは日本の伝統文様のなかでも、規則正しく並んだものを意味します。これらの文様は、平安時代(795-1185)に絵画と中国の書の要素を組み合わせて作成されました。 日本にしかない伝統的なデザインです。
海外でも人気のアニメ「鬼滅の刃」の登場人物が、和柄の着物を着ていることから和柄が注目されています。
和柄には、現代だけでも数え切れないほどの種類があります。ここでは、代表的な和柄の由来や意味を紹介していきます。
麻の葉(あさのは):六角形を規則的に繰り返して配置することで麻の葉の形を模した文様です。麻は生命力が強く、手をかけなくても真っ直ぐ、大きく、早く、育つことから、「健康」や「成長」を意味する文様です。また、「魔除け」や「厄除け」の意味も持ちます。
三崩し(さんくずし):三本ずつ縦横に石畳のように並べた文様で、四本なら四崩し、五本なら五崩しになります。現代でも床や壁紙などに使われています。
霞(かすみ):霞がたなびく様子を「エ」の字のように図案化した文様です。現れては消えることから、「永遠」の意味があると言われています。
青海波(せいがいは):半円を三重に連続させて波を表現した文様です。終わりなく続いていく波模様には、「未来永劫」への願いが込められています。
檜垣(ひがき):檜(ひのき)の薄板を網代(あじろ)のように斜めに編んで作った垣根を文様にしたものです。網代とは、魚を捕るために、網の代わりに竹や木を編んで水中に設置する仕掛けのことです。「無病息災」などの意味があります。
鱗(うろこ):三角形を交互に並べて連続させた文様です。古くから三角形には魔除けの力があるとされていたこと、そして生き物の身を守る鱗に似ていることから、「邪気払い」の意味を持っています。鱗を持つ蛇は脱皮を繰り返すことから、「再生」の意味も兼ね備えます。
亀甲(きっこう):連続した正六角形で亀の甲羅を表します。長生きする亀がモチーフであることから、「長寿」を表す文様として、古くから受け継がれてきました。
籠目(かごめ):竹などで編んだ籠の目を表しています。籠の目はよく見ると、星の形が連続していますが、この星は「六芒星(ろくぼうせい)」と呼ばれ、陰陽道では「魔除け」「厄除け」の意味を持つとされます。
七宝(しっぽう):同じ大きさの円を4分の1ずつ重ねた文様です。絶えることのない永遠の連鎖を表現することで、「繁栄」「円満」「調和」など、人間関係の豊かさを願う意味があります。
市松(いちまつ):2色の違う正方形を交互に並べて構成される文様です。連続する四角形が途切れずに続くことから、「繁栄」や「事業の拡大」を意味します。東京オリンピック・パラリンピックのエンブレムも市松文様を元にしています。
矢絣(やがすり):矢の上部につける鳥の羽を表した文様です。江戸時代以降は、射た矢が戻ってこないことから「出戻らないように」という意味も込めて、矢絣の柄の着物を花嫁に持たせることもありました。
紗綾型(さやがた):「卍(まんじ)」という文字を変形し連続させると「紗綾形」文様になります。元々「卍」はヒンドゥー教や仏教で縁起の良い印として用いられる文字で、「繁栄」や「長寿」が長く続くという意味を持ちます。
かつて日本人は普段着として着物を着ていましたが、最近ではフォーマルな特別な機会にしか着物を着なくなりました。着物業界やメーカーが衰退し始めたため、その魅力を取り戻すために、バッグやポーチ、洋服など日本の伝統的なデザインを取り入れた製品を作り始めました。それ以来、和柄に対する認識は進化し、著しく改善されました。かつては時代遅れだと考えられていましたが、今ではユニークでエレガントだと考えられています。
下町コースターでは、モダンでクラシックなデザインの必要性を認識しつつ、伝統的なデザインを取り入れるよう努めています。
このサイトはGoogle翻訳を利用して、日本語を含めて23か国語に対応しています。
サイト制作者は学生時代に英語を8年間、フランス語を2年間学んだにもかかわらず、英語もフランス語も全くできません…。
そのため間違いやニュアンスが異なる場合もありますが、ご了承ください<(_ _)>
世界中で多くの方が使っている英語(15億3,100万人)や中国語(14億7,700万人)、スペイン語(5億1,600万人)、アラビア語(4億4,700万人)、フランス語(4億3,100万人)、ヒンディー語(4億2,000万人)に対応しています。
また、中国や韓国をはじめアジア各国から日本を訪れる観光客が多いため、アジア各国で使われている言語への対応を充実させました。
さらにEU諸国で使われている言語にも対応させています。
少しでも多くの訪日観光客の方に、和柄について知って頂ければと思います。