活動報告

     第10回総会・巡検報告   德安浩明


春陽の下、嵐山の渡月橋南詰めに4月2日(日)8時30分に集合し、大悲閣千光寺をめざしました。参加者は22名、角倉了以によって舟運が実現した保津川(桂川・大堰川)の南岸を徒歩での行程です。安田勝会員の説明と配布資料によって、嵐山や小倉山、角倉家、保津川の治水などについて多くの知見を得ることができました。俳人の松瀬青々や松尾芭蕉の句碑や戸難瀬の滝などをじっくりと見ながら進み、千光寺参道の門柱に到着。「何人治水功如禹 古碣高鐫了叺翁」と、了以を禹のようだと称える黄檗高泉詩碑の前で、植村会長のお話を伺いました(この石碑と周恩来記念詩碑の詳細は、会報22号をご覧ください。)。保津川開削工事の犠牲者を弔うために了以が再興させた大悲閣では、周恩来記念詩碑「雨後嵐山」詩碑や、了以の像と碑銘、などを見学しました。この時点で10名ほどの会員が帰路を急がねばならなくなりました。その後、比叡山や大文字山を眺めつつ、会員の大林道忠千光寺住職からご講話を授かり、あわせて、保津川の絵図や地図を閲覧させていただきました。散り急ぐ名勝嵐山の桜花を惜しみつつの、有益な半日巡検となりました。

     第9回総会・研究大会・巡検の報告

 2022年4月2日 神奈川県小田原市城内の旭丘高等学校を会場に総会・研究大会を開催しました。会場とズーム配信のハイブリッドとし、会員参加57名、非会員参加66名と120名以上の盛会となりました。総会議事は77名の事前投票により全員賛成で承認されました。禹王遺跡認定委員会では3件が追加され、168件に増加しました。                              研究発表は旭丘高等学校の生徒・卒業生による禹王を通じた日中文化教育交流の取り組み、関口副会長による最新の田中丘隅の研究成果が報告された。特別講演では杏林大学の林 和先生から「禹のいくつかの属性」として治水神以外に旅神、疫病神など民間で信仰されてきた禹王の事例を史料をもとに説明され、興味深い内容だった。その後、小田原地区などで活動されている歴史研究や語り部会などの活動報告がありました。大会には開成町長、山北町長、南足柄市長も参加され、禹王文化が地域に根づいていることを強く感じさせるものでした。

 3日は雨天でしたが、旭丘高等学校のスクールバスを提供いただき、尊徳記念館、九十間土手と治水碑、修堤碑、水神などを見学、酒匂川左岸の文命西堤碑・文命宮から福澤神社まで歩き、文命東堤碑、酒匂川用水之碑をじっくり観察しました。昼食は神社拝殿を開けていただき、地元食材のおいしい弁当をいただきました。13時小田原駅にて解散、一部は小田原城を見学しました。参加者33名。 周到な事前準備と丁寧で明確な説明を頂いた関口康弘副会長、自家用車で参加者や弁当を運んでいただいた大脇良夫氏、関口明美さん、浅田京子さんに厚く御礼申し上げます。キビシイ状況下、会場ならびにバス利用にご尽力いただいた旭丘高等学校の水野浩校長先生、堀内文兵副校長先生に心よりお礼申し上げます。ありがとうございました。参加者の皆さん、ご苦労様でした。

       

    第8回総会・研究大会の報告

 2021年3月27日(土)ハートピア京都4階第4,5会議室で総会・研究大会を開催しました。コロナ感染対策のため会場参加およびzoom参加の同時開催とし、会場参加23名、zoom参加15名(不確定)でした。総会議事は事前の賛否投票により78名(投票者全員)の賛成で承認されました。なお、午前中の禹王遺跡認定委員会では新たに13件が承認され、総遺跡数は153件になりました。研究発表では木下晴一会員の梅津彰德碑、水谷容子理事の大禹尊像、特別講演逵志保理事の徐福研究-中韓日の文化交流ーがあり、立派な内容と新たな視点について話され好評でした。

第6回 治水神・禹王研究会 総会・研究大会のご報告

2019年3月30日(土)に法政大学市ヶ谷キャンパス ボアソナードタワー26階において第6回総会・研究大会を開催致しました.総会・研究会の参加者75名,懇親会は58名でした.

法政大学国際日本学研究所HP  https://hijas.hosei.ac.jp/news/20190330report-2.html 

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