ほんだな
おすすめの本を紹介!
おすすめの本を紹介!
物性物理など
Magnetism in Condensed Matter by S. Blundell
最初に読んだ磁性の教科書。わりと新しく、内容は多いがしっかり書いてありベストなバランスの良書。
磁性と超伝導の物理 by 佐藤憲昭、三宅和正
重い電子・価数揺動・近藤絶縁体の勉強をしようと思って輪読した。個人的に感動したパートは、6章の近藤シングレットの説明と、および8章で価数揺動のモデルとして一般化周期アンダーソンモデルやFalikov-Kimballモデルが紹介されたところ。2軌道ハバード模型、励起子凝縮との関連性が明確に。
Statistical Mechanics of Phase Transitions by J. M. Yeomans
相転移の本。磁性モデルを例にとって理論解析法を紹介。短い本なので平易かと思いきやめっちゃむずい。転送行列の章を担当してよく読んだり、モンテカルロ法の章を読んでイジングモデルの自作モンテカルロ法プログラムを作った思い出。級数展開法でグラフが出てきたり高尚さを感じた。終わりの繰り込みの章は何回も読んで理解できず。
物質の対称性と群論 by 今野豊彦
結晶構造や対称性について定番の教科書。問題を解きながら読んだ。個人的おすすめポイントは11章の物性テンソル。これを読んで、実験で計測しているものは物性テンソルと思うようになった。回転磁場の着想はこれがきっかけ。
TRANSITION METAL COMPOUNDS by D. I. Khomskii
親しみやすい口調。網羅的に遷移金属化合物の強相関電子物性をレビュー。具体的な物質例が豊富に出てきて、メカニズムや主観的な面白ポイントを説明。わかってないこと・面白いことについてたくさん書いてある。王道かつ新しい研究のネタを見つけられる。
Quantum field theory for gifted amateur by S. Blundell and T. Lancaster
場の量子論に憧れるけど、難しそう・・・というときに副題のamateuerという言葉につられて挑戦。何度も輪読し、毎回挫折した。その後も時間があると取り出して、なんとか読もうとしている。著者が必死の努力でカジュアルさをだそうと、涙ぐましい努力をしてくれているが、しかし隠しきれない難しさ。理解できると嬉しい。
Solids and Surface: A chemist's view of bonding in extended structure by R. Hoffmann
固体と表面の理論化学 by ホフマン
ノーベル化学賞のホフマンによるレビューとその訳本。1000テスラ科学の若手で輪読。122構造をもつ正方晶結晶と分子吸着金属表面をパラレルに議論。関係なさそうで類似性がある。固体中でP-Pの分子軌道がついたり切れたりするのはなぜか。固体表面で水素の分子軌道が切れたり・ついたりするのはなぜか。同様に議論できるという本。表面科学で学位を取って、現在は122系結晶の実験もしている。過去と現在がつながった気がした。
強磁場実験技術
強磁場の発生と応用 by 三浦登
パルス強磁場や定常強磁場の発生法と実験方法がまとめられている。2008年の本で、今でも変わってないことも多い。要参照。
Pulsed High Magnetic Fields by H. Knoepfel
パルス磁場を出すのに必要なことが一通り書いてある。破壊パルスも非破壊パルスもあるが破壊が多め。こんな本は他にない。
物理入門
The Feynman Lectures on Physics 1~3 by Feynman, Leighton, Sands
ファインマン物理学 1~5
ノーベル物理学賞のファインマンの講義録。めちゃくちゃ面白い。今でもたまに読む。長い。
岩波書店物理入門コース 1~10
平易な文体で基本を網羅。わかるように書いてくれている。よく参照する。
番外編
鉱物・岩石入門
岩石・鉱物図鑑
宝石図鑑
色や形が綺麗な結晶の写真がいっぱい。結晶に興味を持ち、その物性を知るきっかけが得られる。異方的な物性を持つ結晶を探索中。