景観まち歩き10選
前身のまち景まち観フォーラム・茅ヶ崎の20年間、そしてアーバンデザインセンター・茅ヶ崎(UDCC)の5年間の活動のなかで、私たちはまち歩きを大事にしてきました。今回、私たちのこれまでの活動のなかに蓄積されているまち歩きコース10を厳選し、ウェブサイトで公開致します。各コースの距離は5km程度(2〜3時間)であり、オンライン上のマップ(Google Map)で、その推奨ルートと主要スポット(写真と簡単な解説付き)を紹介しています。また、Google Earthの「ツアー」機能を活用し、Youtube上でバーチャルまち歩き体験ができるようにしました。基本的に、安全で歩きやすい道を選択していますが、現地では車に注意し、交通ルールを遵守し、また十分な熱中症の対策をして、まち歩きをお楽しみ下さい。
私たちが目指す「景観まち歩き」とは?
今回の「景観まち歩き10選」でご紹介するまち歩きの各コースは、名所古刹、絶景スポット、飲食店などに立ち寄ることだけを目的とした「スポット巡り」ではありません。地域の景観を構成する重要な要素の自然、歴史、生活に焦点を当て、まちの成り立ちやまちの暮らしを発見・理解するためのコースとなっています。また、まち歩きは、まちのなかにある未知のものを発見したり、あるいは既知のものを確認・共有したりする行為であり、まちづくりの一つの方法・技術であると考えています。ですので、この景観まち歩きをまちづくりの活動に役立てて頂いたり、新たにまちづくり活動をはじめるきっかけとなれば、望外の喜びです。
地元への旅と歩く日常
コロナ禍のなか遠くへの外出が大幅に制限され、多くの人々がストレスを感じています。地域外での活動が減少し、自宅や地域で過ごす時間が多くなっているのではないでしょうか。しかしながら、旅行に出て、未知のものと遭遇したり、あるいは既知のものを人と共有したりすることは、人間の本源的欲求とも言えます。また、健康の維持増進にとっても、歩くライフスタイルを日常的に定着させてゆくことが重要です。そこで、この「景観まち歩き10選」を活用し、地元を再発見・再確認する旅に出てみてはいかがでしょうか。オンライン上のマップ(Google Map)では、主要スポットをご紹介していますが、スポットとスポットの間で、まちに思いを馳せ、新たな資源や魅力を発見し、SNS等で発信してみるのも面白いのではないでしょうか。
2020/08/25 記