【専門】
救急集中治療、緩和ケア
救急集中治療、緩和ケア
日本救急医学会 救急科専門医
E-FIELD指導者講習修了
ICLS認定ディレクター
2016年 岐阜大学医学部附属病院 初期研修医
2018年 岐阜大学医学部附属病院 高次救命治療センター
2019年 江南厚生病院 救急部
2020年 岐阜大学医学部附属病院 高次救命治療センター
2022年 高山赤十字病院 救急部
2024年 富山大学附属病院 災害・救命センター
Q1. なぜ救急医の道を選んだのですか?
医師を目指した当初から、「目の前で困っている人がいて自分が何もわからない・できないのは心情として嫌だな」という思いがあり、ぼんやりと救命救急の道を考えていました。医学生時代に実際に経験した救急診療が肌に合っていると感じたため、救急の道に入りました。
Q2. 学生時代はどのようなことに力を入れていましたか?
正直、座学はほぼしていませんでした(笑)しかし実習に出るようになって医師の働き方を見るにつれ、現場で生きる知識・その使い方を知るとともに、わからないことを改めて勉強する時間はかなり増えました。その失敗があるからこそ、学生の皆さんには追試にならないで済むぐらいには座学をしておかないと、現場に出てから苦労する羽目になると伝えたいです。
Q3. 現在興味のある分野は何ですか?
自分は二つの教育的な内容に関して取り組みたいと思っています。一つは医学生の教育に関する分野。これは自分が臨床に出たときに思い知った失敗を学生に伝えることで、未来の医師たちがよりよい形で臨床に出ていけるように、後輩たちの踏み台になれればと考えています。もう一つは、ACP(アドバンス・ケア・プラニング)の普及です。今救急の世界では声高に叫ばれるようになっていますが、自分らしい人生の最後の在り方を決めるというとても大事な概念です。自分は救急の現場にいるからこそ、突然の事態に対応することになる患者さん・家族の皆さんの助けになるような、あるいはそういった事態に直面する前から、知識の普及ができればと考えています。
Q4. 今後のキャリアプランについて教えてください。
現時点では、医学教育に携わっていくことが中心と思っています。臨床としては救急指導医や集中治療専門医が次のステップと考えています。
Q5. 当院の救急科で働く魅力は何ですか?
自分一人で治療を進めるのではなく、チーム全体で治療していることで学びを得ることも多いですし、悩みを解決してもらえるのは魅力のひとつと思います。自分の意見や気づきがチームに貢献することもあり、頑張るモチベーションにもなっています。
Q6. 一言メッセージをお願いします。
救急医としては自分もまだまだ未熟です。皆さんと一緒に勉強していきながら、よりよい救急医ライフを過ごせるようにしたいと考えていますので、ぜひ一緒にがんばりましょう!