Faculty and Laboratories
応用化学科に所属する教員と研究内容をご紹介いたします
齊藤 亜紀夫
ヨウ素が日本国内に豊富に存在する元素資源である点、有機ヨウ素試薬が希少な遷移金属と類似した反応性を示す点に着目し、有機ヨウ素試薬の触媒機能を利用した有機化合物の新たな合成法の開発に関する研究を行っています。
齋藤 拓
高分子を結晶化・延伸・発泡・ブレンド・超臨界流体処理して、nm次元からμm次元に至る多様な形態を得るための精密高次構造制御を行い、高次構造と光学・電気・力学物性の関係や、高次構造発現メカニズムの解明に関する研究を行っている。
平野 雅文
金属原子1個からなる触媒を用いた立体選択的な有機合成反応を研究しています。例えばこの触媒反応により医薬品等に使われる生理活性物質や電子材料への使用が期待されるπ共役物質を、反応からは全く廃棄物がでない形で1段階もしくは短工程で合成できます。
村上 義彦
「化学のチカラで医療に貢献する」 ことを目指して、 次世代の医療に貢献するバイオマテリアル(医療用の材料)の開発 に取り組んでいます。生体高分子(多糖やタンパク質)と合成高分子を巧みに利用して、体に接着して薬を放出する外科手術用ゲルや治療用シート、肺の奥まで薬を運ぶ「超低密度」多孔質粒子などを開発しています。
任 利
言語のバリエーションを社会とのかかわりから捉える社会言語学の研究を行っています。使用者の属性、使用場面、言語行動、言語生活、言語接触、言語変化、言語意識などの観点から言語の様相を観察し、社会生活において言語がどのように使用されているか具体的に捉える研究方法を学びます。
任 利 研究室
前田 和之
空間サイズよりも小さな分子だけを選択的に分離・貯蔵できるような規則的な微小空間を有する無機有機ハイブリッド材料を中心に研究を行っています。こうした無機有機ハイブリッドの構造・物性設計のため分子レベルの厚さを持つナノシートにも注目しています。
畠中 英里
「連続的に変形が可能な図形は全て同じである」と考えるトポロジーが研究対象です。特に、3次元多様体に着目して、「どのような性質によって分類されるのか」などの課題について、分岐被覆表示と位相不変量という二つの道具を使ってアプローチしています。
リーザ・ルーカス
言葉の運用に関連する現象の、数理論理学の方法での分析により、終助詞の機能、発話の背景にある想定、イントネーションなど、従来の理論言語学の方法論では捉えにくい現象の解明を目指します。
臼井 博明
素材の表面に、厚さがサブミクロンの薄い膜を形成し、材料に新たな機能を付与する「薄膜技術」を研究しています。また、有機と無機など、異なった性質の材料が接触する「界面」をコントロールします。これによってフレキシブルな電子デバイスへの応用など、従来に無い特徴を持つ材料を開発します。