Education
応用化学科では,物事を考え本質的に理解する力を養成し,知的好奇心を喚起するような教育体制を整えています。当学科で用意した,化学,物理,数学を始めとする幅広い基礎科目から,化学ならびに材料科学に関する先端の応用科目までを連携させた一貫性のあるカリキュラムは,学生の基礎力,応用力,創造力を着実に養成できる教育システムを構成しています。
カリキュラム
化学に関する幅広い科目を無理なく着実に学習できるカリキュラムが用意されています。1~3年次の各学年には実験科目がバランス良く配置されており、卒業研究は研究室において化学の最先端領域の研究指導を受けられる体制が整えられています。
学びの特色
① 少人数授業:徹底的な基盤化学の習得
教員と学生, 学生同士が「顔の見える」距離感でともに学習していくことを大事にしています。授業は1クラス40名程度で行なっており, 学生が質問しやすい環境になっています。1~2年次においては,シリーズで体系的に開講されている有機化学,無機化学,物理化学等の化学系基礎科目によって,基礎学力が着実に養成され,化学の本質的な理解が深まります。2~3年次においては,化学ならびに材料科学に関する最先端の多岐にわたる科目が開講されており,機能性が高い有機ならびに無機の材料創製に必要なさまざまな合成法,構造解析法,物性評価法,材料設計法を多角的に習得します。
② 各学期に実験科目を開講:実験技術の習得と試行錯誤の経験を積む
応用化学科は,十分な量と質の実験科目を提供する教育体制の維持を重要視してきました。1~3年次前期の各学期では,物理・化学・生物の基礎的なものから,より高度な有機・無機・物理化学・高分子に関する多様な実験を,バランス良く学んでいけるよう設定されています。こうした実験では,自ら仮説を立てて検証していくことで,様々な現象を理解・解釈する力が身に付きます。
③ 教員とのグループ学習:「専門家」としての素地を育成
1年次と3年次の前期に学生7〜8人と教員がグループで学習する授業があります。将来「化学の専門家」として社会で活躍することを見据え,学生一人一人が当事者意識を持ってディスカッションに臨めるよう,教員が工夫して題材を考えています。例えば英語や日本語で書かれた文章や書籍の講読を通して,ロジックの解析や思考法を学んだりしています。