金管楽器の代表ともいえる楽器で、ラッパというのはこれのことです。その輝かしい音色と大きな音量はオーケストラ全体の印象を大きく左右します。
初期は倍音しか出すことが出来なかったために刻みや突っ込みなどの役目しかありませんでしたが、バルブシステムが導入されたことで音階を手に入れ、爆発的に活躍するようになりました。バルブシステムは先にコルネットに導入されたものの、トランペットもそれを取り入れることでコルネットとの生存競争に勝利し、オーケストラに定着したという歴史を持っています。そんなコルネットやフリューゲルホルンなど、派生楽器が多いことも特徴の1つで、曲によってはトランペット奏者が持ち替えて吹いている姿を見られるかもしれません。