平成2年国重要文化財指定(東妙寺文書と共に指定)
鎌倉時代 縦89.2㎝ 横139.2㎝ 九紙を貼り継ぐ
神埼郡吉野ヶ里町にある東妙寺は、中世、鎮西における関東祈祷所となっていた真言律宗寺院である。
本絵図は、北を上に田手川左岸に東妙寺を、右岸に妙法寺の伽藍を描く。鎌倉末期における尼寺を含めた律宗寺院の規模・姿を具体的に伝える他に類例のない絵図である。また、文書は同寺の草創変遷を伝えている。
以前の修理時期は不明
◆令和2年度、文化財保存事業により修復と調査が行われた。
文化庁、佐賀県、吉野ヶ里町の補助と住友財団の文化財維持・修復事業助成を受ける。
九州国立博物館にて修理工房宰匠株式会社によって抜本的な調査と修復が行われた。
平成2年国重要文化財指定(東妙寺幷妙法寺境内絵図と共に指定)
三巻にまとめられている。朝廷や幕府からの文書もある
第一巻12文書 永仁~文永(198~1402)
第二巻10文書 永仁~応永(1298~1405)
第三巻10文書 応安~明和(1372~1765)
令和4年度「紡ぐプロジェクト」(文化庁、宮内庁、読売新聞)に採択される。