毎年後期の講義では、空間経済学およびその周辺の最近のテーマについて学習します。今年は、主要な(あるいは最近の)構造モデルのモデルフィットを、参加学生と一緒に確認する企画です。
(1/22) Koster et al. スライド更新しました。
(1/7) Heblich et al.のエクササイズ・スライド掲載しました。
(1/6) Heblich et al.のエクササイズデータを掲載しました。川口くんが用意してくれたreadme.txtに加えて、データを追加したreadme_mori.txtがあります。年末に準備できてたのに、うっかり更新するの忘れてました。ごめんなさい。Koster et al. の講義スライドも掲載しました。これは2回分かかります。
10/2-1/22 (大学公休・祝日を除く毎週水曜3限, 13:15-14:45) @ 経済研究所1階106会議室
いわゆる定量空間経済モデル(QSM)の代表的な論文や最近の論文を取り上げ、個々の論文について、まず、森がスライドを用いた講義を行い、続いて、データの入手が可能な論文については、「観測不能なアメニティ」「観測不能な生産性」などと呼ばれる構造残差の「役割」について、講義参加者が具体的な計算を試みます。構造残差が小さければよいわけではなく、例えば自己実現的予知を仮定する動学系の下では、標準的な静学モデルでは実現し得ない均衡を合理化することも可能になります。このような場合も含めて、現状のQSMの問題について議論します。
取り上げる各論文で、モデルフィットの問題について具体的な検討を行った結果や議論を評価の対象とします。
文献リスト(9/30更新) ... 随時更新します。
10/2:講義計画 [スライド 10/2改訂]・Redding & Sturm (AER2008) [スライド 10/9改訂] [エクササイズスライド 10/9掲載][エクササイズ(コードとデータ) 10/9掲載]
10/9:Redding & Sturm つづき (カリブレーション・反実仮想実験の解釈についてスライドを更新しました)と演習。Allen & Arkolakisに入ります。-- Redding & Sturmのエクササイズを試みた人は、自分のパソコンなりタブレットを持ってきて教室の液晶画面に接続してプレゼンしてください。その後、森の「解答」の解説とPythonコード・データを共有します。
10/16:Allen & Arkolakis (QJE2014) [スライド 10/16更新] replication fileは、Allen氏のウェブサイトにあります (エクササイズ用にまとめたデータへのリンクと解説はスライドのPP50-52にあります。) Redding & Sturmよりは、もう少し踏み込んだエクササイズができると思います。
10/23:Allen & Arkolakis 演習、Ahlfeldt et al. (ECTA2015) [スライド暫定版 11/27更新] [Allen-Arkolakisエクササイズ:スライド, データとコード 10/23更新 ) エクササイズの、Metro level輸送アクセスの計算のバグ修正しました。コード・データ・スライドを修正してあります。
10/30:Ahlfeldt et al. (ECTA2015) PP14-60)
11/6:Ahlfeldt et al. (ECTA2015)残り (PP30-32, P61以降)
11/13:Ahlfeldt et al. 演習 (エクササイズデータ & コード 11/13更新)
11/20 11月祭のため休講
11/27:Ahlfeldt et al. コメントから始めます (P29辺りの期待効用について間違ったこと言ってました)。Ang et al. (DP2024) 講義[スライド 11/27更新] ・演習[エクササイズデータ 11/27更新] -- 演習は講義内で簡単に行う予定です。エクササイズデータに、講義スライドに含まれる図を生成するPythonコードを追加しました(コードは整理されていないままですけど)。エクササイズデータを調べるとわかりますが、どうもresidential populationの地域間変動が構造残差にも吸収されずに説明されないまま残っているようです。著者に問い合わせ中ですが、回答を得ていません。今のところ何が起こっているのか把握できていませんが、そういったことを見つけるのもよいエクササイズです。
今日の講義では十分な検討ができていませんでした。まずデータが足りてませんでした。著者から追加のデータを得次第、考察して結果を更新します。
12/4:Sugimoto et al. (JJSCE2022)講義[論文 11/27掲載] [スライド 12/4更新 , エクササイズデータ12/4掲載] -- エクササイズデータフォルダにpythonコードを置きました。内容について詳しいコメントしていないけど。講義スライドに含めていたR2のShapleyDecompositionコードもあります。
12/11:Sugimoto et al. (JJSCE2022)演習 [スライド 12/12掲載]・Heblich et al. (QJE2020)講義[スライド 12/25更新]
12/18:Heblich et al. 講義つづき
12/25:Heblich et al. 講義つづき・Heblich et al. replication how to (by 川口) [スライド by 川口12/25掲載] 川口くんによる素晴らしいreplication howtoのプレゼン資料を共有します。講義時の反実仮想実験のovershoot/undershootの解説が正しくなかったので、スライドをやや修正しました。
1/8:Heblich et al. 演習 [データセット1/6掲載][スライド 1/8更新]。Koster et al. (DP2024)講義 [スライド 1/22更新] Koster et al.はかなり多数のTypoとか計算が?な部分がありますので、スライドでも修正しきれてない部分があるかもしれません。
1/15:Koster et al. つづき
1/22:Koster et al. つづき, 全体のまとめ