学生募集

2024年度卒業研究配属に関するお知らせ

最終更新:2023年11月13日(面談の日程を追加,オープンキャンパスについての情報を追加)

概要

 現在,当研究室は内海研究室との共同運営(内海・宮本研究室)という形を取っています.宮本を指導教員として卒業研究配属を希望する場合は,内海・宮本研究室への配属を希望してください.また,配属希望する可能性のある方は,このページの掲載内容をよく確認したうえで,宮本と個別面談をしてください(面談を必須とします.お知らせの内容は随時更新していきますので,最新情報を確認するようにしてください.また,以降では,宮本を指導教員とする卒業研究の所属のことを宮本研究室(宮本研)と呼びます.

個別面談について

 宮本研への配属を希望する方,興味のある方は,以下の流れに沿って面談を予約してください.


  以下では,宮本研究室に卒研配属されることを検討する場合の重要事項を書いています.配属希望を検討している方は,面談の前によく確認しておいてください.

 面談とは別に,11月26日(日)のオープンキャンパスのときに,研究室公開(11:00〜16:00,西5号館702室,事前予約不要)を行います.研究室の学生に話を聞きたい,研究室の雰囲気を知りたいという方は,こちらにも参加してみてください.(もちろん必須ではありません.)

宮本研の研究内容

 まずは,研究室の紹介動画をご覧ください.動画の下に,少し詳しい説明や関連文献の情報を書いています.

宮本研究室紹介動画(約1分半)

 宮本研究室では,人が人工物に心を感じるメカニズムについて研究しています.このような研究はHuman-Agent Interaction(HAI)という,人とエージェント(自律的な,もしくは人が自律的であると認識する機械)のインタラクションを扱う研究分野で盛んに行われており,宮本が最も得意とするのは「対話・会話に着目したHAI」です.

 これまでに宮本が行ってきた具体的な研究としては以下のようなものがあります.関連する論文も記しますので,興味が湧いた人はぜひ目を通してみてください.

 これまでは対話・会話に関する研究を中心に行ってきましたが,今後,対話・会話研究はもちろんのこと,人が機械に対して感じる「心」の研究や,広く「人と機械のコミュニケーション,インタラクション」に関する研究を学生さんと一緒に推進していきたいと考えています!


2023年度の宮本研の卒論テーマは以下を進行中です】

宮本研との相性に関する判断材料

研究テーマについて

 前述したような研究テーマについて興味・関心があり取り組む意欲もあれば,研究テーマに関する相性は良いと思います.また,必ずしも対話(会話)を扱わなくても,何らかの未解決問題を解決するためのインタフェース・アプリケーションやオリジナルのコンセプトに基づくロボットの設計・開発,人の心理・認知に関する実験などの研究に興味があれば歓迎します.また,Unityなどのゲームエンジン,Live2Dなどのアニメーションソフトウェア,RoBoHoNやSotaといったの市販のコミュニケーションロボット等を活用して卒業研究に取り組みたい人は,技術的な面での相性が良いかもしれません(これらを必ず使わなければいけないわけではりません).宮本研の特徴的な研究環境として音声対話ロボットがあり,SHARPのRoBoHoNヴィストン社のSota2台ずつ所有しています.研究で自由に使うことができます.

 HAIは学際的な分野なので,学生さんの目標(どんな人材になりたいか)に応じて研究テーマや主として扱う技術等を考案・選択できます(どこまで希望が通るかは要相談です).実際に取り組む研究テーマの決め方は,各自の興味・関心・問題意識を基にゼロから自由に決定するパターンと,宮本が現在取り組んでいるorこれから取り組みたいと思っているテーマを紹介してその中から選んでもらうパターンに大きく分かれます.前者は,配属してから少しの時点である程度明確に研究テーマが浮かんでいる人が主な対象になります.後者の場合でも,すべて宮本が指示を与えるというわけでなく,テーマの大枠が決まっている中で,独自のアイデア・観点で自分のテーマを設定して主体的に取り組んでいくことになります.また,前者の場合,研究の方針について宮本から何らかのリクエストをする可能性もあります.

 来年度について,いまのところ想定している研究課題の例は以下です.

Sota

Sota.比較的簡単なプログラミングによって音声対話を実装できます.

研究指導に対する基本的な考え

 配属された学生さんには,研究活動を通して自らの長所を伸ばしたり,まだ気づいてない長所に気づいて欲しいと思っています.研究は総合力が試されるので,人によってスムーズに進んだり悩むタイミングが異なります.得意なことは,やればやるだけ伸びます.逆に苦手なところは,前向きに取り組めば確実に改善されていきます.長所はどんどん伸ばして,短所は日本社会に出てから大きな問題にはならないくらいのレベルまで改善していくイメージです.宮本研では,そのような活動を楽しく快適に真剣に行うことのできる環境を提供したいと思っています.また,他大学の研究者や企業の方と協力する可能性もあります.


プログラミングや新しく使うソフトウェアの勉強について

 おそらく,研究期間中に全くプログラミングをしないということは無いと思います.配属時点で得意である必要は無いですが,積極的に自分で勉強する必要はあります.ただ,ここで書いていることは,プログラミング等が得意でない人を突き放すという意味ではなく,必要に応じて相談に乗ったり,研究費で必要な図書を購入・提供したりなど,自主的な解決に向けたアドバイス・指導は行います.学生さん同士で教え合うことももちろん大歓迎です.


コアタイム(作業時間)について

 コアタイム(研究室に必ず居なければならない時間帯)を設ける予定はありません.ただし,研究室配属後は研究活動にウエイトが置かれることになり,自主性が重要になります.


ゼミ(進捗報告)について

 内海・宮本研としてのゼミに参加して研究の進捗報告や関連文献の紹介・輪講をしたり,他のメンバーの進捗報告に対してコメント・議論をしていくことになります.週2回(火・金)開催です.


対面・オンライン(在宅)に関する考え方

   どちらかといえば,研究は対面で行う(研究室に来て作業する)方がスムーズだと思っています.研究室に来てもらえていれば,ある程度の頻度で私の方から学生さんの様子を伺って,その場で困ってることについて相談に乗ったりすることで早く解決したりしやすいのですが,オンラインだとこまめに様子を伺うのが難しく,相談する機会もどうしても減るので,困りごとを引きずりがちになってしまうと思います.オンラインでも自分でガンガン研究を進めていける人や,早めにメールやチャット等で相談できるタイプの人は問題ないかもしれませんが,特別な事情が無い限りは研究室に来て研究することを推奨したいです.一方で,オンラインと対面のハイブリッドをうまく活用するという手もあります.このあたりは実際に研究を始めてみないとわからないと思うので,相談しながら進めていきたいと思います.(大学の方針として対面またはオンラインを原則とする可能性があります.また,ゼミは原則対面で実施になると思います)


大学院進学について

 大学院(博士前期課程)への進学をお勧めします(入試の合格が必要です).卒業研究の1年間だけでは,どうしても中途半端なところで研究を終えることになりがちです.より専門的な知識・技術を身に着けるため,また,卒研の1年間と大学院の2年間(計3年間)での努力を経て満足のいく進路を獲得するために,ぜひ進学をご検討ください.大学院では,修了するための最低限の活動だけを行うのではなく,対外発表(国内学会,国際会議,学術雑誌など)や後輩の指導に積極的にチャレンジして,様々な経験・業績を積むことが重要となります.一方,博士後期課程は誰にでも気軽にお勧めできる進路というわけではありませんが,明確な目標がある人はチャレンジする価値のある進路だと思います.


宮本研が求める学生像


その他

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