電気通信大学大学院情報理工学研究科情報学専攻/情報理工学域I類 経営・社会情報学プログラム
The University of Electro-Communications
このHPは,宮本個人や学生さんの成果,学生募集について,宮本研としてまとめているものです.実際には内海・宮本研究室として,内海彰先生と共同で研究室を運営しています.
研究キーワード:ヒューマンエージェントインタラクション(HAI),ヒューマンインタフェース,対話システム
これまでの研究テーマの例:
対話システムが冗談や褒めなどリスクのある発話戦略を使ってユーザとの心理的距離を縮めて関係性を深める研究
自動車の運転を支援する対話ロボットがユーザに指示を出す際の発話の設計
対話システムが用いる対話戦略の受容性に関する異文化比較調査
これまでは対話・会話に関する研究を中心に行ってきましたが,今後,対話・会話研究はもちろんのこと,人が機械に対して感じる「心」の研究や,広く「人と機械のコミュニケーション,インタラクション」に関する研究を学生さんと一緒に推進していきたいと考えています!
宮本研への卒研配属に興味がある方は,学生募集のページをご覧ください(学内生向け).他大学からの大学院進学希望者の方も参考にしてください.
なお,現在は研究生の受け入れについては難しく,問い合わせにもお返事できないこともありますのでご了承ください.
2025.8.13, ヒューマンエージェントインタラクションに関する国際会議HAI2025において内海・宮本研から口頭発表1件,ポスター発表3件が採択されました!口頭発表の採択率は29%,ポスター発表は73%とのことです.
2025.7.30,JSAI2025において宮本が発表した研究が人工知能学会2025年度全国大会優秀賞(一般セッション口頭発表部門)を受賞しました!
2025.7.20, 2025年第1回オープンキャンパスにて研究室公開中です.
2025.5.26, 宮本がJSAI2025(人工知能学会全国大会 (第39回))で「運転支援エージェントの発話決定フレームワーク」について発表予定です.
2025.5.25, 大学院オープンラボで研究室公開します.当研究室は事前申し込み不要です.オープンラボについて詳細はこちらから.
2025.4.2, 宮本が共同筆頭著者・責任著者の論文がオープンアクセスジャーナルApplied Sciences(IF=2.5)に掲載されました.日本語におけるスピーチレベル(です・ますの有無)を対話システムが動的に制御することでユーザの印象やユーザ自身のスピーチレベルにどのような影響を及ぼすのかを調べました.
Nozomu Nagai, Tomoki Miyamoto, Daisuke Katagami: Effects of Speech Level Shift by Non-Task-Oriented Dialogue System on Text Chat Dialogues with Users in Japanese: A Pilot Study, Applied Sciences, Vol. 15, No. 7, 3897, 2025. [pdf]
2025.3.25, 電通大の卒業式・大学院学位授与式でした.内海・宮本研全体からM2が5名,B4が6名が修了・卒業しました.皆さんおめでとうございます.
2025.2.28-3.1, 内海・宮本研M1の眞柄 圭佑さん,渡邉 英一郎さん,B4の叶野 ヒロさん,内城 智紀さん,橋本 俊亮さん,古川 愛都さんがHuman-Agent Interactionの国内会議HAIシンポジウム2025においてポスター発表を行いました.M1の2名は修士論文に向けた研究の根幹となるオリジナルのインタラクションモデルと理論仮説について,B4の4名は卒業研究の成果について発表しました.眞柄 圭佑さんがImpressive Poster Award (優秀ポスター発表賞)を受賞しました!受賞の情報は電通大HPにも掲載されました.皆さんお疲れさまでした.宮本は運営委員会の仕事も関わりました.
渡邉英一郎,宮本友樹,内海彰:Agent adopter・エージェント ・エンドユーザの三項関係における信頼モデルの検討,HAIシンポジウム2025,P2-41(2025.3)
叶野ヒロ,宮本友樹,内海彰 :対話エージェントのタスク遂行能力と外向性が利用意向に与える影響,HAIシンポジウム2025,P2-34(2025.3)
内城智紀,宮本友樹,内海彰:デジタルゲームと実空間を移動する対話ロボットの提案 ーユーザとの関係性にもたらす効果の検証ー,HAIシンポジウム2025,P2-28(2025.3)
古川愛都,宮本友樹,内海彰:集団意思決定における責任の大きさとロボットの意見の割れ方が同調に及ぼす影響,HAIシンポジウム2025,P2-21(2025.3)
橋本俊亮,宮本友樹,内海彰:対話システムを用いる議論場面において生じる社会的しがらみの実験的検討,HAIシンポジウム2025,P1-45(2025.2)
2024.8.7, IEICE Transactions on Information and Systems(電子情報通信学会英文誌D)に単著のレター論文が採録されました.スマートスピーカがユーザに音声入力のし直しを要求する際の発話について,言語的配慮戦略を用いることで信頼性を維持できる可能性をビデオベース実験で示しました.
Tomoki Miyamoto: Effect of Politeness on Trust in Re-enter Requests to User by Smart Speaker -Pilot Study-, IEICE Transactions on Information and Systems (レター)
2024.3.25,電通大の学位授与式でした.内海・宮本研全体から,M2 1名,B4 3名が修了・卒業しました.皆さんおめでとうございます.宮本が主指導のB4 渡邉英一郎さんが目黒会賞を受賞しました.
2024.3.5-6,内海・宮本研B4の天野大地さん,渡邉英一郎さんがHAIシンポジウム2024においてポスター発表を行いました.いずれも卒研の成果です.宮本は全部で8件の共著発表がありました.皆さんお疲れさまでした.
2024.2,国際会議HCII2024に単著のポスター論文がアクセプトされました.HCII2023での発表の続編です.スマートスピーカを信頼できると思うことと利用したいと思うことは別の評価軸であることを示唆する結果や,スマートスピーカによる言語的配慮の効果はユーザのスマートスピーカに対する知識に依存しない可能性を示唆する結果について報告します.
Tomoki Miyamoto: What Linguistic Considerations Should Smart Speakers Adopt in Error Notification? - Part 2, HCII 2024
2023.11.19,オープンアクセスジャーナルApplied Sciences (IF = 2.7)に共著論文が採録・掲載されました.
Keita Mamada, Tomoki Miyamoto, Daisuke Katagami: Proposal and Evaluation of a Robot to Improve the Cognitive Abilities of Novice Baseball Spectators Using a Method for Selecting Utterances Based on the Game Situation, Applied Sciences (IF = 2.7), Vol. 13, No. 23, 2023 [pdf]
2023.10,知能と情報にショートノートが2本採録されました.
宮本友樹,山下智矢,片上大輔:自動運転の段階解除通知における運転支援ロボットの言語的配慮戦略が信頼性・煩わしさに及ぼす影響の一考察,知能と情報,ショートノート(採録決定)
佐藤唯人,宮本友樹,片上大輔,田中貴紘:運転支援エージェントの褒め指導による安全確認行動の改善可能性,知能と情報, Vol. 36, No. 1, pp. 550-554, ショートノート [pdf]
2023.9.7, 内海・宮本研M1の中井紫音さんが第39回 ファジィ システム シンポジウム(FSS2023)の企画セッション:言語解析において口頭発表を行い,FSS優秀発表賞を受賞しました!おめでとうございます!日本語ツイートからの皮肉検出において十分な学習データを得ることが難しいという問題に対して,2種類の半教師あり学習を適用することで高精度な皮肉検出を可能とする手法を提案し,その有効性について報告しました.
FSS優秀発表賞:中井紫音,宮本友樹,内海彰:PU学習とNU学習を用いたTwitterにおける日本語の皮肉検出,FSS2023 [web]
2023.7.11,内海・宮本研B4の渡邉英一郎さんが,第35回人間共生システム研究会で口頭発表を行いました.お疲れさまでした.
渡邉英一郎,宮本友樹,内海彰:Agent adopterの存在を考慮したインタラクションモデルの提案,第35回人間共生システム研究会(2023.7)
2023.4.17,ヒューマンインタフェース学会論文誌に原著論文が採録されました.
宮本友樹,佐藤健太郎,片上大輔,田中貴紘,金森等,吉原佑器,藤掛和広:完全自動運転車における運転状況通知エージェントの発話・ジェスチャ設計と受容性の検討,ヒューマンインタフェース学会論文誌,Vol.25 No.3,2023
2023.3.24,知能と情報(日本知能情報ファジィ学会論文誌)にショートノートが採録されました.
宮本友樹,山本隆太郎,片上大輔:対話型擬人化エージェントの受容性に関する日米比較調査,知能と情報,2023,ショートノート
2023.3.18,高橋太郎さん(内海・宮本研 B4)が,日本知能情報ファジィ学会人間共生システム研究部会主催の第7回人間共生システムデザインコンテストでポスター発表を行い,優秀賞を受賞しました!おめでとうございます!ユーザが執筆中の小説を基に拡散モデルにプロンプトを付与することで,描写力を補助するような画像を生成するwebアプリケーションの開発・評価を行った結果について報告しました.
HSSデザインコンテスト優秀賞:高橋太郎,宮本友樹,内海彰:画像生成により描写力を補助する小説執筆支援システム,第7回人間共生システムデザインコンテスト(HSS-DC),G2-2(HSS34-7) (2023.3)
2023.3.17,横山太暉さん(内海・宮本研 B4)が,日本知能情報ファジィ学会人間共生システム研究部会主催の第7回人間共生システムデザインコンテストでポスター発表を行いました.アニメ特有の周辺情報を活用することでレビューの少ないアニメ作品に対しても高精度に感性推定できるような手法の提案・評価を行った結果について報告しました.
横山太暉,宮本友樹,内海彰:レビュー及びアニメ特有の周辺情報を用いたアニメ作品の感性推定,第7回人間共生システムデザインコンテスト(HSS-DC),G1-2(HSS-34-2)
2023.3.14,2023年度精密工学会春季大会学術講演会,OS:サステナブル生産のためのヒューマンモニタリングとスキル分析において招待講演(キーノートスピーチ)を行いました.
宮本友樹:ユーザの作業を支援する対話システムにおける言語的配慮の重要性(2023.3.14)
2023.3.7,人工知能学会論文誌に共著論文がアクセプトされました!対話エージェントが雑談の中でユーザを褒める対話戦略について,コンプリメント(褒め)の構造に着目した発話設計と評価を行いました.実験方法にも工夫があり,スライダーによるリアルタイム主観評価を実現しています.
磐下大樹,宮本友樹,片上大輔:肯定的評価語と根拠に基づいた対話エージェントによるコンプリメント表現の効果,人工知能学会論文誌,Vol. 38,No.3,2023(採録決定)
2023.2.24,HCII2023にポスター論文がアクセプトされました.スマートスピーカがユーザの発話を聞き取れなかった際のエラー表現において言語的配慮を適用することの効果について,印象評価実験によって予備的な検討を行いました.初の単著です.会議は2023年7月23-28日にコペンハーゲンとオンラインのハイブリッドで開催されるようです.
Tomoki Miyamoto: What Linguistic Considerations Should Smart Speakers Adopt in Error Notification?
2022.12.20,非常勤で授業をしている東京工芸大学で,2022年度前期授業アンケート表彰を頂きました.ありがとうございます.今後も頑張ります.
2022.12.14,第13回対話システムシンポジウムで,久松拓夢さん(内海・宮本研 B4)が筆頭著者の以下のポスター発表を行いました.テキスト情報のみから文章の雰囲気を推定するニューラルネットワークモデルを構築し,雑談対話システムに応用しました.対話システムライブコンペティション5の予選に出場して一般ユーザから得た評価結果について報告しました.
久松拓夢, 武井大地, 中井紫音, 宮本友樹, 内海彰:テキスト情報に基づく雰囲気推定を行う雑談対話システムの提案,人工知能学会研究会資料 言語・音声理解と対話処理研究会 第 96 回(第13回対話システムシンポジウム),46 (2022.12)
2022.11.20,オープンキャンパスで研究室公開中です.当研究室は事前申し込み不要です.詳細はこちらから.
2022.9.22,FSS2022において共著で発表した論文がFSS優秀発表賞を受賞しました!
松尾篤,宮本友樹,片上大輔,宇佐美まゆみ「対話型擬人化エージェントの言語的配慮に対する受容性の6か国異文化比較に関する研究 -クラウドソーシングによる大規模印象調査 2-」
2022.9.10,ヒューマンエージェントインタラクションに関する国際会議HAI2022に共著論文(ポスター)が採択されました!
Daiki Fujishima, Tomoki Miyamoto, Daisuke Katagami: Would You Be Stressed If Anthropomorphic Agents Were Handing Out POCKET TISSUES Around Town? : Evaluation by VR Study, The 10th International Conference on Human-Agent Interaction (HAI 2022)
2022.7.20,大分工業高等専門学校の1年生の方向けに『自分の心と対話しよう』というタイトルでオンライン講演させて頂きました.
2022.7.15,オープンキャンパスで研究室公開中です.当研究室は事前申し込み不要です.詳細はこちらから.
2022.5.21,大学院オープンラボで研究室公開します.当研究室は事前申し込み不要です.詳細はこちらから.
2022.4.1,電気通信大学大学院情報理工学研究科情報学専攻に助教として着任しました.