実践宗教学各論 I

セメスター:3  単位:2

講義題目

死生学文献講読
Readings: Death and Life Studies

授業の目的と概要

グリーフケアに関する文献を読み、現代人の生活の諸局面に現われる悲嘆とそのケアの方法と問題点について基礎的な知識を得る。

Students will read literature on the history and culture related to grief care.

学習の到達目標

悲嘆を抱える人々に対してどのような方法で接することがケアという観点から有効であるのか、事例を踏まえて理解する。

Students learn the history and culture related to grief care, in order to understand effective method of care for the bereaved.

授業内容

島薗進『ともに悲嘆を生きる グリーフケアの歴史と文化』(朝日新聞出版 2019)を読み進める。適宜、カウンセリングの宗教性についての指定論文をとりあげる。
学生は担当箇所についての要約発表を行い、授業内でディスカッションを行なう。


  1. イントロダクション

  2. 【第1章】悲嘆が身近になる時代

  3. 【第2章】グリーフケアと宗教の役割

  4. 【第3章】グリーフケアが知られるようになるまで

  5. 【第4章】グリーフケアが身近に感じられるわけ

  6. ディスカッション(1)

  7. 【第6章】悲しみを分かち合う「うた」

  8. 【第5章】悲嘆を物語る文学

  9. 【第7章】戦争による悲嘆を分かち合う困難

  10. 【第8章】悲嘆を分かち合う形の変容

  11. ディスカッション(2)

  12. カウンセリングと宗教論文(1)

  13. カウンセリングと宗教論文(2)

  14. カウンセリングと宗教論文(3)

  15. ディスカッション(3)

成績評価方法

出席回数と発表内容により総合に評価する。

教科書・参考書

島薗進『ともに悲嘆を生きる グリーフケアの歴史と文化』(朝日新聞出版 2019)
なるべく各自購入すること。

サブテキスト:
高木慶子編『グリーフケア入門』勁草書房 2012

授業時間外学習

指定テキストを熟読すること。発表担当者はレジュメを用意すること。詳細は初回に指示する。