2025.11.25 文責【セカイ市民】
当会は、3年前より毎年、「ミス・ミスター東大コンテスト」がエイジエンタテインメントなる広告代理店の金稼ぎのために東大ブランドが利用され毀損されている悪徳事業であるとして断固糾弾してきたわけであるが、今年も残念ながらそれは開催されてしまった。さらに悪い事には、今年はパンフレットを5枚買うごとに出場者と1枚チェキが撮れるという地下アイドルシステムが採用され、気色悪さがさらに加速してしまったのである。東大生が自主的にコンテストを運営していれば起こらなかった発想だと思う。
◀ ミスno.3 がインスタグラムに投稿した文面。一冊1000円のパンフレット5冊購入につき1枚チェキが撮れるという契約内容である。駒場祭という子供たちも参加する大学のイベントにおいて、チェキ1枚に法外な対価(5000円相当)を要求する性的サービスが行われているのである。中年の弱者男性を対象としたこのようなサービスを大学構内で行う倫理観には、まともな人なら吐き気を催すだろう。
大学の学園祭におけるミス・ミスターコンテストは、本来は仲間内で最も綺麗な人を決める学生の内輪ノリのはずである。だからこそ面白いのに、エイジエンタテインメントという下劣な広告代理店(この企業は過去に反社会組織のフロント企業からお金をもらった経歴がある)によって、同コンテストは色恋営業なりはて、もはや東大生抜きのイベントとなっている。出場者の10人と広告研究会の数名を除けば、このコンテストに関わっている東大生はほぼいない。運営の元締めはエイジの社員だし、投票しているのも普段異性から相手にされていない中年の弱者男性と弱者女性ばかりである。そんなコンテストがなぜまだ駒場祭でステージを持つことができているのか、なぜ堂々と「東大」ブランドを持ち続けていられるのか。全く理解できないし、目障りだし、消えてほしい。東大ミスコンは、そういう意味で、ルッキズムがどうこう以前に、終わり散らかしているのである。
上のようなことを、当会はもう3年以上主張し続けているわけだが、毎年恒例となったことだし、今年も学内の反対勢力の代表として、アクションを起こしておいた。2021年にはミスコン粉砕アクションという団体が正式に駒場祭委員から認可を受けてデモ的な活動をやっていたが、2022年にはそれが行われず、突発的に私がマイクを取って反対運動を行ったことを皮切りに、2024年と今年に当会がメガホンによるアクションを起こしている。当会は、ここ3年間で、実際にコンテストに反対する行動を起こしている唯一の団体である。
まず、当会の他にもエイジエンタテインメントの存在を危険視している人々がいたらしいことが分かる出来事があった。駒場祭1日目に、以下のようなビラがまかれたのである。
◀ 「駒場祭委員会も相変わらず、彼らとその背後団体であるエイジエンタテインメントの過去の蛮行の数々を気にも留めず、それどころかまるでお墨付きを与えるかのように、祭りの最も華やかな場所、時間帯を彼らに提供する始末だ。」とある。
私はコンテストの参加者の情報は知らないので、この「神」という人に関する内容はどういうわけだかよく分からないのだが、このビラにしっかりとエイジエンタテインメントへの非難が書き込まれているのは、当会がこれまで学内で精力的に行ってきた宣伝活動の成果だろう。このように、少しずつエイジの問題が学生に周知されていけば、いつか駒場祭委員会を動かすことができるかもしれない。
当会が、ミスコンに対して具体的なアピールを行ったのは、2日目のいちょうステージにおいてである。
◀ メガホンを運搬する【猫跨ぎ】。
14時50分にステージが始まり、最初のうち、我々はトークショーを見ていた。爆弾犯が事件を起こす前にデパートのイベントを見ているような感じである。確認しておくが、コンテストの出場者は被害者でなく、当然、共犯である。彼らがいなくなれば、コンテストは終わるからである。過去、コンテストが学生のノリであった時代には、純粋な遊び心から出場する人間もいたわけだが、現在のコンテストに出場する人間には打算的人間しかいないし、コンテストに出ることによって知名度を手にして世の中を「ハック」してやるんだというような、ひろゆき・ホリエモン的論理を打ち出す以外に、彼らの行動を正当化するものがなくなっている。要は哲学の貧困なのである。だから、知的な東大生はますますコンテストから遠のき、大学院から入ってきた不真面目な人間の比率が増えている(反論は認められない。なぜなら、大学院生にまでなってミスコンに出ている人間が真面目なわけがないからである。それでも頭がいいと思われたくて躍起になる人の最後のよりどころが、ひろゆき・ホリエモン的「ハック」思考なのである)。東大生も多くはコンテストをオワコンだと思っており、結果、エイジは学外に目を向け、中年の弱者男性・女性から金を巻き上げる地下アイドルシステムに向かっているのである。これでは、学生ノリとしてのミスとも、本来のミス・コンテストとも、どちらともかけ離れた謎のアイドル・イベントになってしまう。エイジの知性が低すぎて、哀れみすら覚えるレベルである。
15時20分ごろ、ついに我々はメガホンを用いて抗議を開始した。駒場祭委員会の防御が少ない南側から迫り、一連の抗議文を会場全体に聞こえるように、一度言う事ができたが、トラ柄のジャンパーを着た丸刈りの大男に「ダメ! ダメ!」と威圧され、腕によって会場から押し出され、なんとか抗議文を繰り返しながらも、怪力に後退せざるを得ず、やがて駒場祭員会が走ってきたのを確認し、走って逃げた。
一度体勢を立て直し、15時30分ごろ、再び会場にメガホンを持って近づいたところ、会場に着く前に駒場祭委員会に止められた。「どこにいくんですか?」と聞いてくるので、まあ実際に声を出すまで拘束は出来ないだろうと思い、「一緒に行きましょう」と委員を連れて、コンテスト会場に向かった。委員は「ダメですからね」と言って、マイクを触らせてくれないし、帰ると言って撒こうとしても執拗についてくるので、仕方なく委員に対し、「君たちも本当はこのコンテスト嫌だよね。君らの本心も、葛藤も、全部背負って私が抗議します」と彼らを懐柔しに入ったのだが、「いやいや、僕らそんなこと思ってませんから」とニヤニヤされ、私も楽しくなり、謎のコント的やり取りを続けてしまった。
◀ 駒場祭員会と楽しく話す様。
16時10分に終わると予定表にあったので、以上のように委員と雑談しながら、適当な時間になったらマイクを取って抗議をしようと思っていたのだが、15時55分ごろに、いつの間にかトークショーがエンディングに入っていたので、私は焦ってメガホンを取り、「エイジエンタテインメントは出ていけ!」みたいなことを一度大音量で言ったが、もちろん周囲の委員に取り押さえられ、メガホンが取り上げられた。私は、3人に拘束されながら、必死に大声で「学外の広告代理店が運営しているコンテストだよ!」「反社から金をもらったことのある企業だよ!」みたいなことを叫びながら、会場から引きずりだされたのであった。広告研究会の黒服の奴が拘束されながら叫ぶ私を見ながらヘラヘラしていた。地声で叫んでいる時は、コンテストが終了し観客の注意が散漫したときだったので、割と多くの人がこちらを見てくれた。多くの人に周知することを目的とするならば、今度からは、コンテスト終了後にアピールを行うのもアリかもしれない。
以上が、今回のアクションの報告である。私も、いつまでこの大学にいられるか分からないので、後継者が現れることを期待するばかりである。コンテスト批判の論点は、去年の批判記事にまとまっているので繰り返さない。また、当会のエイジエンタテインメント批判の活動は、基本的に「エイジエンタテインメントから東大生を守る党」の特設サイトに加筆することにしている。その他関連記事は以下を参照してほしい。