DNCLの解説
大学入試センターによる説明(抜粋)を基にしたDNCLの解説
大学入試センターによる説明(抜粋)を基にしたDNCLの解説
高等学校の「情報Ⅰ」の授業で使用するプログラミング言語は多様であることから,共通テスト『情報Ⅰ』の試作問題作成にあたり,共通テスト用のプログラム 表記を使用します。以下,参考のためにその基本を例示します。しかしながら,問題文の記述を簡潔にするなどの理由で,この説明文書の記述内容に従わない形式 で出題することもあります。したがって,共通テスト『情報Ⅰ』の受験に際しては,当該問題文の中の説明や指示に注意し,それらに沿って解答してください。 なお,経過措置問題『旧情報(仮)』についても同様に扱うこととします。
(大学入試センター「共通テスト用プログラム表記の例示」より)
通常の変数例:kosu,kingaku_kei (変数名は英字で始まる英数字と「_」の並び)
配列変数の例:Tokuten[3],Data[2,4] (配列名は先頭文字が大文字)
※特に説明がない場合,配列の要素を指定する添字は0から始まる
▶️変数に関する補足①(ExcelVBA)
▶️変数の説明(2025補習) 〈解説動画〉
《Python》
変数名は文字またはアンダースコア文字で始める。1文字目で数字を使用することはできない
変数名には、英数字とアンダースコア (A ~ z、0 ~ 9、および _ ) のみを含めることができる
変数名は大文字と小文字が区別される(name、Name、NAME は 3 つの異なる変数)
文字列はダブルクォーテーション(")で囲む
moji = "I'll be back."
message = "祇園精舎の" + "鐘の声"
※ +で連結できる
《Python》
文字列はシングルクォーテーション(’)で囲む(ダブルクォーテーションでも可)
kosu = 3 , kingaku = 300
※複数文を1行で表記できる
kingaku_goukei = kingaku * kosu
namae = "Komaba"
Data = [10,20,30,40,50,60]
Tokutenのすべての値を0にする
nyuryoku =【外部からの入力】
《Python》
代入はDNCLと基本的に同じ
加減乗除の四則演算は,『+』,『-』,『*』,『/』で表す
整数の除算では,商(整数)を『÷』で,余りを『%』で表す
べき乗は『**』で表す
《Python》
加減乗除の四則演算は,『+』,『-』,『*』,『/』で表す
整数の除算では,商(整数)を『//』で,余りを『%』で表す
べき乗は『**』で表す
『==』(等しい),『!=』(等しくない),『>』,『<』,『>=』,『<=』
《Python》
DNCLと同じ
『and』(論理積),『or』(論理和),『not』(否定)
《Python》
DNCLと同じ
値を返す関数例:kazu = 要素数(Data)
saikoro = 整数(乱数()*6)+1
値を返さない関数例:表示する(Data)
表示する(Kamoku[i],"の得点は",Tensu[i],"です")
※「表示する」関数はカンマ区切りで文字列や数値を連結できる
※「表示する」関数以外は基本的に問題中に説明あり
▶️関数に関する補足①(ExcelVBA)
《Python》
実践を通して確認が必要
もし x < 3 ならば:
| x = x + 1
⎿ y = y + 1
もし x == 3 ならば:
| x = x – 1
そうでなければ:
⎿ y = y * 2
もし x >= 3 ならば:
| x = x – 1
そうでなくもし x < 0 ならば:
| x = x * 2
そうでなければ:
⎿ y = y * 2
※|と⎿で制御範囲を表し,⎿は制御文の終わりを示す
▶️分岐処理(2025補習)〈解説動画〉
《Python》
実践を通して確認が必要
x を 0 から 9 まで 1 ずつ増やしながら繰り返す:
⎿ goukei = goukei + Data[x]
※「減らしながら」もある
n < 10 の間繰り返す:
| goukei = goukei + n
⎿ n = n + 1
※|と⎿で制御範囲を表し,⎿は制御文の終わりを示す
▶️繰返し処理(2025補習)〈解説動画〉
《Python》
実践を通して確認が必要
atai = 乱数() #0以上1未満のランダムな小数をataiに代入する
※1行内において#以降の記述は処理の対象とならない
《Python》
DNCLと同じ