私は中学3年生から英語クラブに入りました。そして高校3年生まで英語クラブに通い、学校の授業だけでは英語学習は足りないということを実感しました。学校では単純な単語テスト、英文法テストが毎週実施されるのですが、これは学校で購入した単語帳、英文法書をテスト直前に10分も読めば満点を取ることができる、即ち短期記憶で乗り切れてしまう、自分にとっては、相当なやる気がなければすぐに内容を忘れてしまうものでした。基礎を「固める」には足りなかったのです。英語クラブのメソッドでは基礎を確実に固めることができ、難しい問題にも対応できるようになりました。ここでは、高校生クラスについてお話ししたいと思います。


  まず、高1クラスで学ぶ英文法は大学入試において必要不可欠な要素であり、英文法力を確かめる問題が多数存在します。覚えることの多い英文法を問題で出会うたびに覚えるという方法では埒があきません。英語クラブではそのような英文法事項をまとめて覚える呪文というものがあり、(定着しやすく一度覚えるとなかなか忘れない)  これを高1クラスで演習しながら叩き込まれます。       

      次に、高2クラスでは共通テスト対策として問題演習しながら先生から渡された単語カードで語彙力を養い、単語カードの範囲から一回50問、全23回の単語テスト (95%以上正答で合格) を行います。このテストは自分の好きな時に受けることができます。カード一枚(1問)に関連語、関連表現などがまとめて載っている (出題される) ので、内容が濃く、時間をかけて長期記憶にしなければテストに合格できない仕組みになっています。ですから、必然的に英語の基礎が固まるのです。


     その集大成として高3クラスでの北大の過去問演習をしながら、応用力、記述力を鍛えます。私は、呪文と単語テストには特に衝撃を受け、これらによって模試の成績は、他教科が安定しない中、英語だけは安定した成績を 残すことができました。

     そして、英語クラブではテストで満点を取ったり、難しい問題に正解したりすると、アイスをもらえる制度があります。私の場合、このおかげで意欲的に英語学習に取り組むことができ、また単語テスト23回分に合格することができました。


      最後に新高1生へ。大学入試において英語という科目はこの一教科で合否が決まると言っても過言ではないほど重要な科目であり、呑気にゆったり勉強していては他の人にはどんどん差をつけられてしまいます。言い換えれば早い段階で正しく学習していれば他の人と大きく差をつけられる科目なのです。英語クラブは授業やテストだけでなく、英作文の添削など英語に関するいろいろなことに協力してくださるので皆さんも英語クラブの門を叩いてみてはいかがでしょうか。