セラピーについて
セラピーについて
セラピーのプログラムは、お子様の発達に合わせて構築されるため、825項目の基準ステップを基に専門の指導員が適切なプログラムを組み立てます。基本的なプログラムの中から、お子様に合わせてプログラムの種類や内容、段階を設定し、実施していきます。
セラピーでは、お子様が無理せずに楽しく取り組めるように、個々のお子様に合った強化子(ご褒美)を使用しながら、できることを増やしていくことが重要です。これにより、お子様はモチベーションを保ちながらセラピーに取り組むことができます。
実際のセラピーでは、お子様の行動を固めすぎず、日常の動きの中でセラピーを取り入れていくため、セラピーのバリエーションは無限大。個々のお子様のニーズや興味に合わせてセラピーを調整し、お子様が成長しやすい環境を創造していきます。
スモールステップのアプローチを通じて、目標を達成するためのプロセスを見つけていきます。このプロセスでは、細かく段階分けされたステップを一つずつ進むことにより、お子様は小さな達成感を多く経験することができます。
例えば、「ちょうだい」という行動を取ることを考えてみましょう。具体的なステップはお子様の状況によって異なりますが、現在のお子様のレベルに合わせて、どの段階まで「ちょうだい」を分解して導くかを見極め、お子様が実行可能な最初の段階から始めていきます。
少人数のクラスで、毎日同じ先生がお子様の成長を見守ります。これは、てらぴぁぽけっとが2時間近い支援を行う理由の一部です。
お子様の身体と脳を活性化させ、指導員や他のお子様との関係性を構築するために、セラピーの最初は、音楽に合わせて歩くことからはじまります。単調な動作を繰り返すことで、お子様の脳は自然に活性化され、他の人と歩調を合わせることができるようになります。また、適度にリラックスすることで、先生の指導を受け入れやすい状態を作り出します。
体を動かすことで、お子様の心身を整えた後は、個別セラピーにて、プログラムの効果を最大限に引き出すために様々なアプローチを行います。個別セラピーを受けた後は、集団のお部屋に戻り、他のお子様と一緒にセラピーの内容を実践できるかを確認する時間を設けています。
個別セラピーで正しいフォームやスキルを学んだ場合、それを他のお子様と一緒に実践できるようにします。もし成功した場合は、指導員たちは大いに喜び、その成果を一般化させるためのステップに繋げます。
以上のようなプロセスを経て、お子様が個別セラピーで学んだことを維持し、他の状況でも応用できるようになるのです。このため、2時間近い時間が必要とされるのです。