てらぴぁぽけっとに到着したら、まずは、手を洗って、トイレを済ませ、ご挨拶。その後、鳴っている音楽に合わせて先生と一緒にぐるぐる輪になって歩いていただきます。
「そんなに歩いたら疲れちゃうんじゃない?」と思われるかもしれませんが、実際にはお子様はもっともっと身体を使って活動できる可能性があります。ただし、その使い方が安定せず、集中力が持続しづらかったり、刺激に過敏に反応したりすることがあります。
リズムに合わせて大人や他のお子様と一緒に歩くことで、呼吸と歩調、協調性、平衡感覚を養います。これはセラピーに入る前の準備運動としての意味も含んでいます。
さらに、セラピーと組み合わせることには理由があります。集団という一つの環境を作ることで、「模倣(まねする)」「指示を聞く」「皆で遊ぶ」といった行動へ自然に導くきっかけとなります。
また、歩くことは体幹を支える筋肉を活性化し、姿勢を安定させるのに役立ちます。身体が整い、意識レベルが覚醒し、みんなとの共同注意も整ってくるため、はじめの会につながる準備となります。
不思議ですが、リズムウォークを経ていつの間にかお座りできるようになっているお子様が多いのです。これは身体の整った状態や集団の環境が影響しています。