てのひらの演劇 Vol.1
作:太田省吾
演出:ながいさやこ
2021年
12月2日(木)20:00・3日(金)14:00 / 19:00
会場:人宿町やどりぎ座
木内琴子 老婆
春日井一平 少尉/隣家の息子/村上さんの妻
三島景太 村上さん/隣家の娘
森山冬子 サチコ/看護婦
渡辺敬彦 隣家の父/医者
舞台監督:加藤えつこ
舞台美術・製作:吉見亮
照明:神谷怜奈
音響デザイン:森山冬子
音響操作:吉見亮
衣裳:清千草
宣伝美術:ながいさやこ
ロゴデザイン:新出睦(ememデザイン室)
制作:春日井一平、木内琴子、ながいさやこ、西村藍
協力:人宿町やどりぎ座
鹿島将介、澤田百希乃、棚川寛子、若宮羊市
製作:てのひらの演劇
文化庁「ARTS for the future!」補助対象事業
本日はご来場くださり、誠にありがとうございます。演出を担当しましたながいさやこと申します。
『小町風伝』を上演したいと思ったきっかけは、コロナウィルスが蔓延したことで、世間一般的に一人で過ごす時間が圧倒的に増えたからです。自殺者が増え「コロナ鬱」などのマイナスイメージが伴う言葉が生まれました。
しかし、「ひとり」は本当に寂しいだけの時間なのでしょうか?家の中で一人で過ごす時間の中にも、豊かさや、自分らしさがあるのではないでしょうか。『小町風伝』の観劇を通して、それらを感じて頂けたらと思います。帰宅後、いつもの生活が少し違って見えたら幸いです。
……というのは建前で、この脚本を選んだ理由は、もう一つあります。
実は以前より、私は一人で暮らす女の人の芝居を作りたいと思っていました。
私には実家で一人で暮らす母がいて 、その母の存在が私の心に常にあるからです。老婆が一人で暮らす生活が、寂しいだけでなく、豊かなものであってほしい。そんな私の個人的な願望が、今回の創作の種でした。
個人的な願望から始まった『小町風伝』ですが、素晴らしい俳優、スタッフ、劇場の協力を得て、上演する運びとなりました。
ご来場くださった皆様にとって、楽しいひと時となりますよう。
演出・ながいさやこ