活動報告

研究活動の詳細を報告します

上野動物園で講演会

日付:2023年11月4日

場所:恩賜上野動物園

ゴリラと働く―飼育係と研究者からのメッセージ』と題して、上野動物園で、野生ニシゴリラの研究活動について講演を行いました。上野動物園のニシゴリラ飼育担当の方の講演とタイアップし、最後に「飼育と野生が繋がる時」というコンセプトのもとディスカッションを行いました。当日は、約80名の方にご参加頂きました。当日は多くの質問を頂きましたが、時間の都合上、ほとんどお答えすることができませんでした。本HP記載のメールアドレスにご連絡頂ければお答えしますので、お気軽にお問い合わせください。

第25回SAGAシンポジウムに参加&ポスター発表

日付:2023年10月21~22日

場所:秋田県立大学/秋田市大森山動物園

第25回SAGAシンポジウム』に参加し、ポスター発表を行いました。演題は『野生ニシゴリラは右利き?アフリカショウガ採食行動で現れる手の左右性』です。ヒトと動物の対立に関する5つの講演を聞き、野生動物の保全・管理に関する知識を広げました。2日目の大森山動物園では、チンパンジーの飼育展示施設を見学しました。

第39回日本霊長類学会大会で口頭発表

日付:2023年7月7~9日

場所:兵庫県民会館

第39回日本霊長類学会大会』に参加し、口頭発表を行いました。演題は『野生ニシローランドゴリラのアフリカショウガ採食行動における左右性』です。コロナ禍と海外調査が続いたこともあり、2018年以来の現地参加でした。3日間を通して、多くの研究者の方々と情報交換ができました。また、9日には企業とのコラボセッションに参加し、ニホンザルの保護管理で活躍する企業の方々と意見交換を行いました。

京都市動物園『野生動物学のすすめ2023』で講演

日付:2023年4月9日

場所:京都市動物園レクチャールーム

京都市動物園で4月8~9日の2日間にわたって開催された『野生動物学のすすめ2023』で講演を行いました。野生動物の暮らしとヒトの暮らし~森と海での共存の形~ というコンセプトのもと、アフリカの森で暮らすニシローランドゴリラの社会』という演題でお話ししました。老若男女40人近くの方々が来てくださり、たくさんの質問を頂きました。

写真提供:谷口晴香氏

社会性科研年度末総括研究集会 & エクスカーション@嵐山

日付:2023年3月4~5日

場所:京都商工会議所(4日)・嵐山モンキーパークいわたやま(5日)

『科研費基盤S・社会性科研(代表・河合香吏)』の年度末総括研究集会に参加し、2022年8~11月のガボン渡航に関する調査報告を行いました。エクスカーションでは、嵐山のニホンザル餌付け群を人類学者の方々と一緒に観察し、ヒトとサルの調査方法の共通点や相違点について話しました。

社会性科研定例研究会で研究発表

日付:2023年2月11日

場所:東京外国語大学AA研

研究協力者として参加している『科研費基盤S・社会性科研(代表・河合香吏)』の第17回定例研究会で研究発表を行いました。タイトルは『霊長類の取り出し採食と採食技術:野生ニホンザルのクルミ割り行動』です。「技術論」というテーマを軸に、人類学者の杉山祐子教授(弘前大学)とのコラボ発表企画でした。

SAGA24シンポジウム@鹿児島で講演

日付:2022年11月27日

場所:鹿児島県鹿児島市平川動物公園

第24回SAGA (アフリカ・アジアに生きる大型類人猿を支援する集い) シンポジウムで『野生の大型類人猿:ゴリラ研究とエコツアー』というタイトルで講演を行いました。ムカラバ国立公園で行われている野生ニシローランドゴリラの研究とゴリラ観光について紹介しました。動物園関係者の方々とも交流することができました。

ムカラバ国立公園で野生ニシローランドゴリラの調査

日付:2022年8月11~11月10日

場所:ガボン共和国ムカラバ国立公園

2019年12月以来、約2年半ぶりの海外調査を行いました。コロナ禍の影響で中断していた日本の研究チームによる野生ニシローランドゴリラの調査がようやく再開されます。本調査では、基礎的なモニタリングに加え、博士研究を発展させる新しい研究テーマを進めるべく予備行動観察を行いました。

地獄谷野猿公苑でニホンザルの行動観察

日付:2022年6月18~19日

場所:長野県下高井郡山ノ内町

信州大学理学部進化人類学分野(松本研究室)の調査地の1つ『地獄谷野猿公苑』で、信州大学、北海道大学の学生と共にニホンザルの行動観察を行いました。また、温泉の水質調査にも同行しました。

信州大学理学部生物学コース教室セミナー

日付:2022年6月17日

場所:長野県松本市

母校・信州大学で研究発表を行いました。学部生時代は聴講側で参加していた教室セミナーですが、第302回目は発表者として参加しました。多くの意見をもらうことができ、大変充実したセミナーとなりました。また、進化人類学分野(松本研究室)を中心に、学生との研究交流も行いました。

猿害現場実習

日付:2022年6月12日

場所:兵庫県丹波篠山市

地域を挙げて猿害対策に取り組んでいる丹波篠山市で、猿害群を対象としたテレメ実習、おじろ用心棒電気柵やICT大型捕獲檻の見学、地域住民3名の方との対話などを行いました。前日には、『ニホンザル保護管理概論』と『丹波篠山での取り組み』についての事前講義を受講しました。これまで関りの薄かった猿害やニホンザル保全の現状や対策を実際に体感し、意識を向上させる、大変貴重な機会となりました。