炭フェスタ
日本のBBQを、もっと美味しく、楽しく!
日本の森を若返らせるため、
国産黒炭を利用する仲間を募っています。
▶新着情報
・国産木炭の販売店を更新しました(2024年3月25日)→国産黒炭の販売店 へ
・「炭フェスタ2023」を開催しました(2023年11月5日)→PR Times Story へ
・国産黒炭の販売店を更新しました(2022年2月26日)→国産黒炭の販売店へ
・国産黒炭の販売店を更新しました(2021年10月23日)→国産黒炭の販売店へ
・「炭フェスタカード」を作りました(6月8日, 2021)→新着情報へ
・Instagramへのリンクを設置しました(9月13日, 2020)
・「炭フェスタとは?」「炭フェスタに寄せて」を追加しました。(9月10日,2020)
・炭フェスタ2019の動画をアップしました(7月27日,2020)
・ホームページを公開しました(7月14日. 2020)
炭フェスタとは?
木炭は太古から軽くて便利な燃料として世界中で利用されており、わが国でも神話の時代から製鉄や仏像の鋳造、日本刀の鍛錬、調理や暖房など、幅広い用途で利用されてきました。
特に日本では、備長炭や茶道用木炭などそれぞれの用途に適した木炭の生産がなされ、世界でも類を見ないほど洗練された製炭技術を発展させ、今日まで受け継がれております。
木炭は、どんぐりのなる木、ナラ、クヌギ、カシなどを伐って生産しています。これらの広葉樹と呼ばれる木を伐ることは、森を若々しくCO2をより多く吸収する状態を保ち、他の動植物などの生態系の多様性を維持することにも役立ち、国産の炭を使うことは日本の森林を健全に保つことにつながります。
木炭は現在でも炭火料理店ではたくさん利用されていますが、日常的に家庭で使うことはなく、キャンプやBBQなどのシーンでも、せっかくBBQに最適な高品質の国産黒炭があるにもかかわらず、安価な輸入品や成形炭が使われることが多いように感じます。
BBQの際に、今までの木炭ではなく国産黒炭で調理すれば、その「おいしさ」「美しさ」「快適さ」にびっくりします。
一人でも多くの方にこの感動を味わって頂きたい、その思いで炭フェスタを立ち上げました。
炭フェスタ実行委員会
● 炭フェスタに寄せて●
下の団体名をクリックしてください
林野庁
黒炭で「あたらしい日常」を
~炭フェスタに寄せて~
黒炭と聞いて、何のことか分かる人はどのくらいいるのだろうか?炭はみんな黒いじゃないか、と思う人がほとんどではないだろうか。木炭自体が日常生活から遠ざかってしまった昨今、黒炭、白炭、オガ炭、国産炭に輸入炭、といった違いを理解している人は少ない。そのような中で敢えて「国産黒炭の振興」を正面から掲げる炭フェスタの潔さには、新しい時代の到来と、炭を扱う者が古くから備えた粋と矜持を感じる。
なぜ今黒炭なのか。それは、黒炭がより我々の日常に近い炭だからだ。備長炭をはじめとする白炭が特定の樹種から作られたプロユースの炭であるのに対し、黒炭はクヌギ、コナラなど、里山の様々な広葉樹から焼かれ、調理や暖房など、昔から我々の身近なところで使われてきた。白炭が襟を正して向き合うべきフォーマルな炭だとするならば、黒炭は気軽に扱えるカジュアルな炭だ。火付きが良く、安定した火力で静かに燃え、脇役に徹しながら食材のおいしさを引き出し、良いタイミングで火が落ちる。このような黒炭のたたずまいは、人間としても学ぶべきものを感じさせる。焼き鳥や焼き肉、バーベキューにも、卓上でのちょっとした焼き物や炙りもの、鍋物にも、最高に使いやすい。
国産の黒炭は、国内の森林から丹念に抜き切りされた原木を使うことで、日本の里山の美しい風景と多様な生物相の維持にも貢献する。植物は太陽の恵みと水だけで大気中の二酸化炭素を吸収し、燃料を生み出してくれる。燃やされたことで発生した二酸化炭素は大気に戻り、再び植物に吸収されて森林となる。燃料として炭を使うことは、このシンプルで完全な循環システムの中に自らを位置付けることでもある。物事が複雑化し、思いもよらないようなリスクに直面する昨今、日常生活の中で再び炭を使うことは、自然とともにある人間本来の知恵や感覚、安心感を取り戻すことにもつながる。
このような炭の特性についてはこれまでも炭の関係者の間では共有されていた。しかし、焼き手は孤独に山と向き合い、流通は多くを語らず、使い手はそれぞれの流儀を通すという中で、炭がどれほど特別な存在で、どれだけ我々の生活を豊かにすることができるか、あまり語られることはなかった。炭フェスタを通じて黒炭の関係者が炭の魅力を発信し、交流を通じて新しい炭の使い方や場面を開拓することで、炭は再び我々の生活に身近なものとなり、「あたらしい日常」の良き相棒になるのではないだろうか。
難しいことは抜きにして、炭フェスタの趣旨に多くの方々が賛同し、楽しむことで、日本の美しく健全な山づくりと持続可能な社会の実現につながることを大いに期待している。
林野庁特用林産対策室
室長 塚田直子
(一社)全国燃料協会
炭フェスタ活動に寄せて
当協会内部団体の薪炭環境部会において以前より積極的な木炭活動を行なっており、この度 国産黒炭の普及をすべく炭フェスタ実行委員会において新たな取組みをされるとの事で、薪炭業界を母体とし発足した当協会にとりまして大きな期待を寄せるところです。
近年、地球規模での温暖化防止など環境問題に対する関心が高まっており、資源循環型の持続的社会の実現が求められています。そのような中、再生可能な森林資源である木材等を利用したバイオマス燃料が見直されています。萌芽更新の広葉樹を主に原木とする木炭は伐採することにより、森の中に木漏れ日をバランス良く入れ、森を育てながら利用するという日本の里山において昔から行われてきた森林資源の循環型システムです。環境にやさしいクリーンエネルギーとして、また木炭の多孔質構造が有する吸着作用の優れた機能が着目され、土壌改良や水質浄化など燃料以外のさまざまな分野で期待が寄せられています。
森林資源に恵まれた我が国において自然と共生する循環型社会の実現、併せて製炭技術の継承と産業の育成、未来に向けた国産木炭の役割を考えることはとても大切なことだと思います。
一般社団法人全国燃料協会
会 長 稲葉 薫
全国木炭協会
炭フェスタ活動に寄せて
全国木炭協会は、昭和28年全国都道府県を単位とし木炭振興の生産団体として発足、当時の家庭燃料の主流は薪炭であり我が国の木炭消費量は年間200万トン以上ありました。その後、燃料の変遷があり木炭消費が大きく落ち込みましたが、平成に入り飲食店における炭火使用店による業務用需要の拡大、アウトドアブームによるレジャー炭用木炭の需要も高まり、また燃料以外でもその効用が注目されるようになりました。
しかし、国内木炭市場の状況は8割以上を輸入木炭に依存しており、国内生産は年々減少傾向で推移しています。そのような中、輸入相手国の産地による品質に大きなバラツキがあり、良質木炭である国産木炭への期待が増しています。当協会は以前より一般社団法人全国燃料協会薪炭環境部会と共に、林野庁へ「国産木炭振興」の要望活動を行って居り、生産流通課題への協議を行っています。この度 同部会の事業として国産黒炭の普及応援に尽力いただけますこと大変心強く、炭フェスタ委員による新しい視点にての国産黒炭の復活に大いに期待するところです。
今こそ業界を挙げて国産黒炭生産の維持発展を図る必要があり、森林資源を循環利用している製炭業の成長産業化を実現し、美しき里山、山村を継承していくことが重要であると考えます。
全国木炭協会
会 長 安藤長質
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