企業・団体と連携した
製品の開発・プロジェクトの展開
製品の開発・プロジェクトの展開
同じビジョンを持つ企業や団体と連携し,お互いの強みを掛け合わせ,福祉に関する製品開発を行ったり,プロジェクトの展開を行ったりしています.
そうすることで,すぐ創る課だけでは実現不可能なことを実現可能にし,すぐ創る課が掲げる社会実装型福祉DXの実現を加速させます.
すぐ創る課は,大分県にあるオムロン太陽株式会社様と連携し,下肢障がいや足に力が入りにくい方を対象にしたストッパー機能を有する椅子の開発を行っています.
この製品は,公益財団法人テクノエイド協会様主催のニーズ・シーズマッチング交流会2024に出展する予定です.
このイベントを通して,当事者の方からフィードバックをいただき改良を行い,2024年度中に製品としての完成を目指しています.
最終的には,企業×九工大(すぐ創る課)発の福祉機器の商品化,社会実装を目標として据えています.
福祉事業所は多様な方がご利用される場所で,福祉に関するニーズが生まれやすい場所です.
ニーズが生まれた際にその場でニーズに応えることができれば,利用者様のQOL向上ならびに,職員の方の負担軽減に寄与できると考えています.
私たちは,このニーズを解決する手段として3Dプリンターの活用を考えています.
福祉の分野では,個々人の特性が異なるため,汎用化されたモノでは十分に機能を果たさないことがあります.
そこで,様々な形状・素材・色のモノを比較的低コストで作ることができる3Dプリンターを用いることで,個々人の特性に合ったモノを創り出すことができます.
また,モノを0から自分で作成しなくてもインターネットに利用可能なデータが多数あり,それらを活用することができます.
すぐ創る課は,このような特性を持つ3Dプリンターを福祉事業所へ導入支援し,職員の方に技術的支援を行うことで,職員の方がニーズ解決を行えるような体制作りを目指しています.
また,それぞれの福祉事業所が個別にニーズ解決を行うのではなく,複数の福祉事業所がニーズとシーズを共有できるようなコミュニティの形成を行うことで,社会としての福祉DX化を目指しています.