すぐ創る課の目的である社会実装型福祉DXの実現,ならびに継続的な発展のためには,地域におけるテクノロジーの受容性を向上させる必要があります.
そのために,地域のイベントへの出展や,プログラミングやモノづくりを行うイベントの開催などを行っています.
このような活動を通して,テクノロジーの次世代の担い手を育成することで,九工大すぐ創る課のみにとどまらない社会の福祉DX化に繋がると考えています.
すぐ創る課と九工大,PARKSが協同し,日本初のプロマインクラフターであり,Microsoft Innovative Educator FELLOWでもあるタツナミシュウイチ氏を講師としてお招きし,アントレプレナーシップ教育イベントを行いました.
イベントは講演会と,ワークショップの2部構成で,講演会は100名以上の方にご参加いただきました.
ワークショップでは,小学校の児童が参加し,マインクラフトというプログラミングを駆使して建築ができるゲームで,地域の建物を自分たちで調べ作成しました.
このイベントに参加した児童が後日,先生方にプレゼンテーションを行い,小学校で「プログラミング部」を創部することとなり,本イベントは地域教育の被教育者が主体的に行動を起こし環境を変えた好事例だと考えています.
すぐ創る課と,同じく若松キャンパスの学生プロジェクトであるHibikino-Musashi@Homeが中心となり,学術研究都市ひびきのの近くにある,ひびきの小学校の小学6年生の児童約250名を対象に九工大見学会を実施しました.
見学会では,ロボットやモーションキャプチャーといった計測機器,3Dプリンターなどを体験してもらい,技術接点の機会の創出を行いました.
テクノロジーというトピックをネットの中の情報としてではなく,実物を見て触れてもらうことで,身近なものに感じてもらえればと思っています.
この小大連携活動は次年度以降も継続予定です.
*学内の広報にも紹介されました.
すぐ創る課では,幅広い人に技術について知ってもらうために,
市民センターや,公共施設でのイベントへの出展を行っています.
3Dプリンターや,ロボット等を持っていき興味を持ってもらえるようわかりやすく解説をしています.
特に3Dプリンターは,「知っているけど実物は見たことがない」という子どもが多く,参加者は動いている実物を見て目を輝かせていました.