筋力や心肺機能が優れていたとしても必ずしもスポーツの試合で勝つことはできません。試合で勝つためには、身体を"上手く"使う必要があります。さらに、競技種目によっては自分の身体のコントロールだけでなく、味方や相手選手の意図を読みとって集団として適切に振る舞うことが重要となってきます。このような身体制御や予測、戦術といったスキルを支えるのは脳神経系です。私は様々な神経科学的手法を用いて、トップレベルの選手の脳は一般人とどのように違うのか、運動がもっと上手くなるためにはどうすればいいのかといった疑問を解決していきたいと思っています。しかしながら、いきなりすべてを解決することはできません。できることから少しずつ未来へつながる発見をしていきたいと思います。

研究のキーワード

脳活動、脳構造、運動制御、運動スキル、運動学習、アスリート、トレーニング、脳機能イメージング、神経修飾法、電気生理、スポーツ科学、スポーツ神経科学

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2021年

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