2025.7.1 アライグマ!参上?
深夜の運動中の出来事でした。何だかわからない生き物が近づいてきたのです。スタスタ歩いて近くまできました。不思議そうに見ています。とても人になれているようです。こちらも気になり、少し動くと、背を向けてどこかに行ってしまいました。あれは一体何だったのでしょう。タヌキにしては尻尾はフサフサだし顔が白い。もしかして、アライグマ?だとしたな何でこんな所に???
今、至るところで外来種が問題となっています。その為に日本固有種がどんどん減っています。他にも、最近問題なのは、ワニガメ。元々、ペットとして買っていたのでしょうが、飼い主が買い切れずに逃がしのだと思われます。茨城県でも霞ヶ浦界隈にはかなり多く生息しているようです。そして、アメリカナマズ。巨大なナマズですがこれも増えていますね。ちょっと前はブラックバスやブルーギルといった外来魚が問題となりました。凶暴なグッピーも水温がある程度高くて年を越せるような環境であれば、増えています。元は外来種でしたが、ウシガエル(食用ガエル)やセイヨウタンポポ、アメリカザリガニのようにもう、多くの人に受け入れられられている外来種もあります。しかし、やはり日本の生態系は守りたいもの、特に最近問題となっているアレチウリという野草は、色々なところでどんどん繁殖しています。みんなで食べてあげましょう。しかし、強力な繁殖力のため、本来は持ち出し禁止です。その場でゆでて持ち帰るなどすれば良いのですが、それも大変ですね。しかし、なんとか食い止めたいところです。
ペットも責任を持って飼いましょう。昔、お祭りで売られていたミドリガメは、完全に野生化しています。巨大化して、あんなに可愛いものではありません。 by天龍😞
2025.5.25 地元交響楽団のコンサートに出席
四大バイオリン協奏曲と言えば、ベートーヴェン、メンデルスゾーン、チャイコフスキー、ブラームスと言われますが、今回はそのブラームスの作品。ソリストは高校生。見かけは小中学生とも思えるほどでしたが、見事な技術力で聴衆を感動させました。時として、川面にキラキラ光る朝日のようであり、時として、緩やかな風に舞う花びら、そして優雅な演奏。素晴らしかったですね。
交響曲第5番と言えば、有名なのはベートーヴェン。「運命」という名で知れ渡っています。これがまた、図抜けて素晴らしい作品だったため、その後の作曲家は、かなり意識をして第5番は作曲をせざるを得ませんでした。ショスタコーヴィチの「革命」もそうですね。
ベートーヴェンの第5番「運命」が闇や苦悩から、努力して成功、勝利、光の世界へ、と言うメッセージが内包されているのに対して、ショスタコーヴィチの「革命」は踏まれても、蹴られても、落とされても、打ちのめされても這い上がる!というメッセージが内包されているように思えます。大変力強い演奏でした。これからの時代、ベートーヴェンの第5番「運命」を通してのメッセージ「努力すれば成功する」というより、ショスタコーヴィチの第5番「革命」を通してのメッセージ「努力は簡単には報われないが、それでも諦めずに立ち上がる」というメッセージが大切になるかも知れませんね。 by天龍😊
2025.2.9 学校薬剤師対象の研修会にスタッフとして参加
意外と知られてないのかも知れませんが、薬剤師は環境問題の専門家でもあります。ですので、家庭環境、例えばダニの問題や、明るさ、換気が適切か、空気が汚れていないか等の相談にも応じることが出来るのです。場合によってはご自宅にお伺いし、このような検査をして問題が見つかれば、改善方法を提案することも出来ます。気になる人は、是非、信頼できる薬剤師に相談してみて下さい。
そんな薬剤師も色々な研修会を受けております。環境問題や違法薬物問題などは薬剤師の専門領域です。今回も大学の教授を招き研修会を企画、私はそのお手伝いでした。 by天龍😊
2025.2.4 ケアマネジャー(介護支援専門員)と薬剤師対象の研修会で講師として参加しました
これまで以上に、つながりや協力が重要となる時代になりました。人の世界も、分裂や孤立化が目立ち、いったい我々はどこに向かうのか、とも思えます。その為に多くの問題が複雑化、多様化しています。
こんな時代、医療・介護の世界も介護職や薬剤師、医師、歯科医師や看護職、行政などそれぞれの領域の力では解決できない困難な問題も増えています。だからこそ、それぞれの職域を越え、困っている人たちを少しでも良い方向に引き上げる方策が必要となるのです。
孤立化の進むこれからの時代、誰もが協力し合って生き抜く必要があるのです。その様なことを目的として始まった他職種との研修会です。
私は薬剤師が、色々な職種や住民から気軽に相談できる職種だということを、まずはケアマネジャー(介護支援専門員)に知ってもらいたく、講義をさせていただきました。 by天龍😊
2025.1.25 講師として薬剤師対象の研修会を実施
薬剤師や登録販売者向けの研修会を実施しました。内容は風邪症候群に対しての対応です。漢方薬や解熱鎮痛剤、鎮咳剤などの話、それから、蜂蜜の優れた咳止め効果など自宅でできる対処法など盛りだくさんでした。
一番時間をかけたのは漢方薬です。漢方薬の素晴らしい効果を専門職の人たちにも知って欲しいという思いがあったからです。本当の漢方の世界、流派による考え方の違い、などから始まり、インフルエンザやコロナウイルス感染症でも合った漢方薬を使用すれば1~2回の服用で効果が出ること、1~2回の服用で変わらないなら、その漢方薬は違っていること、そして、インフルエンザやコロナウイルス感染症、そしてその他諸々の風邪症候群に使用する漢方薬には有名な葛根湯だけでなく、桂麻各半湯、麻黄附子細辛湯、柴胡桂枝湯、麻黄湯などを始めとした多くの種類があること、そもそも漢方薬は病名で決定できないこと、その時の症状とその人の体質やその時の状態などで決まることなどを説明しました。
漢方薬の世界にはお茶やお花の世界と同じように流派があります。本当の漢方家は、その流派に基づいた理論で、日々漢方を修行しているのです。 by天龍😊
2024.12.11 秘められた人間の能力
障害者支援施設に通う患者さんの作品です。ご家族からいただきました。素晴らしい集中力ですね。普段の様子からは想像も出来ません。好きなこと、興味のあることにはとことん熱中するのでしょう。
このような作品は心象を表しています。だから芸術なのです。見た瞬間に、エーゲ海、地中海、ギリシャ、イタリアなどが思い浮かびますが、多分シチリア島でしょう。青い海と華やかな街並み、そして大空、これが作者の望む風景なのでしょう。他の作品も見せていただきました。仲間たちが楽しく集う風景は、もう、我々の忘れてしまった世界かも知れません。深い奥行きのある光景に表現された仲間たち。彼の中にある理想の世界ですね。
人は誰も個性を持っています。我々は理性という重しで没個性となっている、つまり、個性を押さえつけてしまっております。彼らは違います。自由です。思うがまま、あるがままです。自由な表現は、社会では生きにくい面もありますが、優れた芸術性を発揮しやすいと言う利点があります。
最初は絵の具だったり、音楽で言えば、楽譜だったりですがその段階ではただの「モノ」です。それを使って絵を描くことで、音楽を演奏することで、作品が誕生します。つまり、魂が吹き込まれたわけです。ですので、同じ風景を描いても、同じ曲を演奏しても、画家、演奏者で全く違います。
気功の世界では、普通の生活で人間が生涯に使用する能力は5%程度と言われています。つまり、95%は使ってないと。また、遺伝子も生涯に使用するのは5%程度と言われていますね。不思議に一致します。その様な意味では、彼らは持っている能力を、長所を我々より遙かに使い、伸ばしていると言えるでしょう。
統合失調症の患者さんもそうですが、彼らは実は我々と同じなのです。誰だって彼らが思っているようなことは、思っていたりしますね。夢も見ます。ただ、我々は理性という綱で表現方法をマイルドにしてしまいます。例えれば球体です。それに対し、彼らは金平糖ですかね。彼らの表現は実にストレートで曇りもないのです。そして、彼らこそ芸術を通して、人間の持つ無限の可能性を教えてくれるような気がするのです。 by天龍😊
2024.12.3 第九の季節
あと少しで本年も終わろうとしています。そして、年末と言えば「第九」ですね。もちろん、紅白歌合戦だと言う人も多いでしょうけれど。第九は確かに1年の最後を飾り、来年への、未来への希望を託す曲としては最適ですね。「第九」の正式名称は「交響曲第9番ニ短調作品125合唱付き」。その理由は最終楽章にあります。高らかに歌い上げられるその内容はシーラーの詩が元になっています。以下に冒頭の部分を紹介します。
おお友よ!このような音楽ではない もっと心地よく、もっと喜びに満ちあふれた歌を歌おう
喜びよ!美しい霊感よ!天上の楽園の楽園の乙女よ!私たちは 情熱に陶酔し 足を踏み入れる 天のあなたの聖域へ
あなたの魔力(霊力)によって、時代に引き裂かれたものも再び結ばれあなたの穏やかで柔らかな翼のもとに全ての人々が兄弟となる
偉大な成功を成し遂げた者よ 一人の友の友となり 愛らしき妻を得た者よ ともに歓喜の声を上げよ!
そう、この地上にただ一人であろうとも 己を大切にすべきと信じられる者も声を合わせよ
しかしそれができぬ者は 涙ながらにこの輪より立ち去るがよい
……
この後にも素晴らしい歌詞が続くのですが、不思議なのは大の人間嫌いだったベートーヴェンがなぜ、この詩に感銘を受け、素晴らしい曲を作ったのか?と言うところですね。彼は本当は人間が大好きだったけれど、人間の持つ闇には強い抵抗を示したのではないかと思われます。
なお、年末に第九が演奏される理由ですが、それは戦時中の音楽がつないだ、日本兵とドイツ兵の友情にあります。
日本で最初に「第九」が演奏されたのは、1918年6月、徳島県の鳴門市にあったドイツ兵捕虜収容所で行われたコンサートだったと記録されています。これは、第一次世界大戦の青島攻略戦で捕虜となっていたドイツ人たちによる演奏で、この演奏を聞けたのは捕虜兵と収容所の従業員のみだったそうです。
この収容所でぱドイツとは敵対位置にありながらも友好関係が続いており、この時、収容所の所長はドイツ兵の特技を活かす事を目的に、商店街や工場を所内に造ったと言われています。市民の求めに応じて技術者を所外に派遣したりで、ドイツ兵は地元住民とも親しい交流を持ったようです。この時に伝えられた技術や建造物などが日本にはいくつも残っています。
収容所の所長は、彼らも国のために戦ったと、ボウリング場、サッカー場などの施設を設け、海水浴遠足など、レクリエーションも積極的に行ないました。これが、ドイツ兵からの信頼を得ることになりました。
大正7(1918)年6月1日、軍楽隊長のH・ハンゼンを指揮者とした演奏会が行われました。本来の楽器が揃わなかったため別の楽器に、女性がいなかったため男声合唱に書き換えて演奏されましたが、これが日本初の第九全曲演奏でした。1時間を超える全曲演奏が日本に響いたのはこの日が初めてでした。音楽が敵と味方を結ぶと言うケース、映画の「ビルマの竪琴」もそうですね。
あまりにも偉大すぎる交響曲第9番、ベートーヴェンの交響曲はその後の作曲家に多大な影響を及ぼしました。ブラームスはベートーヴェンの交響曲を意識する余り、最初の1曲がなかなか出せませんでした。ベートーヴェンの存在を意識する余り21年がかかってしまいました。ベートーヴェンの交響曲第9番第4楽章、ブラームスの交響曲1番第4楽章、主旋律はどことなく似かよっていますね。
なお、私は個人的には第九では第3楽章が好みです。現世の喜怒哀楽を超えた、言葉では表現できない美しさは、まさに神仏の世界、もしかしたら、それすら超えているかも知れませんね。 by天龍😊
2024.11.25 今回のコンサートはボヘミア音楽
今回もオーケストラ団員からの招待で演奏会へ行ってきました。曲目はスメタナとドヴォルザーク。若い指揮者は、非常に優雅な指揮を披露、美しさが際立ちました。
最初の「売られた花嫁」序曲は非常に快活ですが、実はなかなか難しい曲。弦群がうまく合わないと、ぼやけてしまうような印象が出てしまう曲だと思いますが、よくまとまっていると感じられました
2曲目は多くの方がご存じ、我が祖国よりヴルダヴァ、私はモルダウという曲名で慣れていますが、美しい曲ですね。フルートとクラリネットなど、木管群の演奏がキーポイントでもありますが、素晴らしい演奏でした。最近はあまり聴いてなかったので、その美しさに魅せられた時間でした。今回の指揮者による演奏の特徴でもありますが、最初の主旋律への導入部分は、壮大、と言うより、優雅、な印象、それがさりげない美しさを表現している、と感じました。
3曲目は我が祖国よりシャールカ、クラリネットファーストソロが見事でした。感情表現豊かで素晴らしい演奏だったと思います。
我が祖国は連作交響詩と言われているとおり、「ヴィシェフラド」、「ヴルタヴァ」、「シャールカ」、「ボヘミアの森と草原から」、「ターボル」、「ブラニーク」の6曲からなります。交響詩、つまりシンフォニック-ポエムとは標題音楽のひとつで,管弦楽によって詩的・絵画的内容を描写・表現する音楽です。ですので、それぞれの音楽は自然風景や街の風景を表しています。
例えば『ヴルタヴァ』。2つの源流から流れだし、合流し一つの流れとなり、そして森林や牧草地を経て、農夫たちの結婚式の傍を流れていきます。夜となり、月光の下、水の妖精たちが舞います。岩に潰され廃墟となった気高き城と宮殿の傍を流れ、ヴルタヴァ川は急流となり渦を巻きます。そこを抜けると、川幅が広がりヴィシェフラドの傍を流れてプラハへと流れていきます。そして長い流れを経て、最後はラベ川(エルベ川)へと消えていきます。このような光景を描写した「ヴルタヴァ」(モルダウ)は特に有名です。ボヘミアの大きな川であるヴルタヴァ川の流れを描写していますね。個人的には私は「ボヘミアの森と草原から」も好みです。
最後はドヴォルザークの交響曲第6番。ドヴォルザークの交響曲と言えば第9番「新世界より」が大変有名です。「遠き山に日は落ちて」という多くの人が聴いたことのある曲がありますが、これは「新世界」第2楽章の主旋律です。対照的に第6番は滅多に演奏されません。実は私も初めて聴いたのですが、ドヴォルザークらしいと言うか、とても聞きやすい、そしてボヘミアの雰囲気を感じる曲でした。
ナマの演奏はいつ聴いても良いですね。 by天龍😊
2024.11.20 登山
山の素晴らしさに魅せられ、時間があれば山に出かけていました。しかし、最近は日帰り登山ですら、なかなか行けない状況です。
山に魅せられる理由は人それぞれでしょう。素晴らしいお花畑に感動した、荒々しい山々にその強さを見た、壮大な山々の連なりに独特の風格を感じた、等々……。しかし、山に魅せられる本当の理由は実は説明できないところにあります。美しさ、壮大さ、荘厳さ、純粋さを感じるのは、そう感じた人が持っている、知っているから感じられるのです。つまり、山に行った人が魅せられる理由は「源に帰る」事が出来るからだと思います。現象界で生きていると、色々な「思い込み」や「教えられたこと」が邪魔をして見晴らし悪く、くすんだ世界となっていますが、「ありのまま」の世界に身を置くことで、霧が晴れたように見晴らしが良くなります。つまり「リセット」であり、「源に帰る」です。「思い込み」や「教えられたこと」が消滅し本来の私たちである「ありのまま」の世界でいられるからなのです。「天空の部屋」で「自然に帰る~我々も自然の一部~」と言うコーナーでも少し触れています。
そうは言っても登山なんかしたことないし……と言う人にお勧めの山があります。それは、栃木県の那須連山です。茶臼岳はロープウェイでも気軽に楽しめる山ですね。しかし、せっかく行くならご自分の足で登ってもらいたいですね。ここでは、初心者でもそれほど苦労せずに登れる感動的なルートを紹介します。
那須高原を走り、那須温泉街を抜けると殺生石があります。名湯「鹿の湯」もあります。それを過ぎて高度を稼ぐと茶臼岳ロープウエイの駐車場に到着します。途中「テルマエロマエ」で有名になった北温泉もありますね。那須は他にも弁天温泉や大丸温泉と言った秘湯も多くあります。
気軽に高山気分を、と言う事であれば、ロープウエイの使用もありですが、ここでは道の終点まで行くルートを紹介します。ロープウエイ駐車場を過ぎると程なくして道路の終点、広い駐車場に到着します。それでもベストシーズンは駐車場が満杯となります。トイレもあるので用を済ませましょう。登山口には茶店もあります。
鳥居を過ぎ林に囲まれた登山道を行くと、15分ほどでそこに広がるのはアルプスを思わせるような絶景!。足で歩いてこのような景色に出会えるのは、他の山々と比べても最も短い時間です。森林限界を抜けて突然広がる絶景です。さらに40分程度で避難小屋まで行くことが出来ます。この先は体力に応じてルートを選ぶのが良いでしょう。左に行けば噴煙を上げる茶臼岳、右は雄大な朝日岳、まっすぐ行けば、秘湯ファンの間では有名な三斗小屋温泉です。徒歩でしか行けない秘湯、駐車場から2時間くらいかかりますね。
さほど重装備でなくても、登山した雰囲気を味わえる山です。これからも時々、このような日帰り登山が可能な山を紹介しようと思います。 by天龍😊
2024.9.29 基本的に植物には毒がある
ここのところ忙しくてなかなか自由な時間がとれません。それでも、少しの時間を狙って近くの公園や山林に行ったりしてます。今の時期、目的は「キノコ」ですね。食用キノコの採取です。今回はほとんどがナラタケモドキでした。キノコ狩りで注意すべき事は食用キノコから覚えるのではなく、毒キノコから覚えることですね。中でも注意すべき事、それは以前食用だったキノコが、毒として指定されることがあるという事です。
例えば、ウスタケの仲間。フジウスタケなどは富士山にドライブに行ったときに立ち寄ったお土産屋さんでも売られていました。しかし、毒キノコ指定です。同じように、サクラタケもそうですね。以前は無毒と言われたドクベニタケも最近は有毒と言われています。お酒を飲みながら食べると大変なことになるというハエトリシメジやヒトヨタケもお酒好きには要注意。しかし、これらは、食べる量や調理方法で普通に食べることが出来るのです。そんな量食べないだろう、と言う量を食べたりナマで沢山食べたり、はよくありません。
逆に毒キノコだけど貴重な食材として使用している地域もあります。テングタケを干して部屋に置けばハエ退治になるし、塩漬けにすれば毒は無くなります。保存食として食べる地方もあるようです。また、死亡毒キノコのジャグマアミガサタケ、これは超高級食材です。食べたことはないですが、超絶品!!とのこと。しかし、きちんと毒抜きしないと大変です。換気をちゃんとしないために、コックさんが倒れ大変なことになった、と言う事もよくあるようです。
以前は少しくらいナマで食べても中毒するようなキノコはない、と言われていたのですが、今はそんな昔の常識は通用しません。カエンタケというとんでもない毒キノコが出現しました。触れただけでも酷い炎症を起こすと言われるこのキノコ、見かけたら絶対に近づかないようにしましょう。
植物でも同じ事が言えます。山菜で有名なワラビは発ガン物質を含みます。オカジュンサイと称される野草のギシギシはシュウ酸を多く含みます。野草はほとんどがシュウ酸を含みます。そして、繊維質の宝庫でもあります。以前、カンゾウが食べられるということを教えた人がお腹の調子が悪いとやってきました。カンゾウの新芽が大変美味しかったので、どんぶり2杯ほど食べてしまったと言います。体調を崩すのは当たり前ですね。カンゾウは山菜の帝王で、茨城県では普通に見られますが、場所によってはみんながこぞって取ったために、採取禁止となっている所もあるようです。
厳密に言うと、ナスもトマトもネギも毒成分が含まれます。そう、すべての植物は大なり小なり毒成分を含んでいるんですね。ナスは品種改良されたものが我々の食卓に上りますが、原植物は猛毒です。
逆に猛毒草として知られる彼岸花、球根は最高質のデンプンを含み最高の食材となります。しかし、毒抜きのやり方を知らない人は絶対食べてはいけません。
なぜ、植物にはすべて毒があるのでしょう?それは、逃げることが出来ないからなのです。これ以上食べたら、大変なことになるぞ!!と言うことなのですね。子孫を増やすための自然界の知恵なのでしょう。私たちはその自然の恩恵に預かっているのです。 by天龍😊
2024.5.26 アマチュアオーケストラの魅力
定期的に地元のアマチュアオーケストラから招待されて足を運んでいますが、先日も講演会に講師として出席した後に参加しました。時間的にはギリギリでしたが、感想を書かなくてはいけないので、行かなくては!ならなかったわけです。
曲目はベルリオーズの「ローマの謝肉祭」サン・サーンスの「ヴァイオリン協奏曲」ストラヴィンスキーの「火の鳥」です。
1曲目の「ローマの謝肉祭」序曲、指揮者が若かったこともあり元気いっぱいの力強い演奏でした。2曲目の「ヴァイオリン協奏曲」ソリストは17歳、つまり高校生!地元出身です。見事な技術を披露、冒頭からビックリしました。世界に羽ばたくヴァイオリニストになって、是非活躍してもらいたいですね。
3曲目はストラヴィンスキーのバレエ組曲「火の鳥」。演奏者泣かせの難易度の高い曲。ストラヴィンスキーには他に有名な「春の祭典」がありますが、どこか似かよっていますね。ストラヴィンスキーらしいな、という感じの曲です。
新しい市民会館での演奏、音響効果は地域にある施設の中ではトップクラスだと思います。そして、アマチュアならではの一生懸命さがとても良く感じられました。技術的にはプロに追いつかなくとも、一生懸命さはプロ以上かもしれません。何と言っても仕事の合間に練習し、1回の定期公演にかける訳ですから。それは全エネルギーを注ぐでしょうね。 by天龍😊
2024.3.3 交響詩「ウルトラセブン」
第1楽章は、陰鬱な雰囲気を醸し出しながら長く続く旋律で始まる。そして、その後に奈落の底に引きずり込むような、金管群の重低音が響き渡る。その先に希望の光が見える。やがて、その光は大きく強くなって行く。このような感じで曲は続いていく。第2楽章、第3楽章とその後に続く楽章も、平穏、安堵感を感じさせる部分や明るさ、強さを感じさせる部分のコラボが素晴らしく、スケールの大きな大型交響曲に仕上がっている。コンサートホールも音響効果が素晴らしく、一流の管弦楽団による演奏だったこともあり、それがまた大きな感動を与える。
このような構成で作曲された交響曲「ウルトラセブン」立派なクラシック音楽、芸術作品ですね。
そもそも、クラシック音楽と言うジャンルは近代~現代では曖昧です。例えば、ジョン・ウィリアムズは管弦楽団の指揮者の経験があり交響曲も作曲してますが、代表作、スター・ウォーズは映画音楽として分類されています。『Jupiter』(ジュピター)で有名となった、ホルストの組曲「惑星」。その中の「火星」はスター・ウォーズの中でのインペリアル・マーチ(正式には『帝国のマーチ(ダース・ベイダーのテーマ)』)にどことなく似ています。
ニューヨークフィルハーモニー交響楽団の音楽監督であったレナード・バーンスタインもクラシックに分類される曲を作曲してますが、ウエスト・サイド物語に代表されるミュージカル映画も有名です。ウエスト・サイド物語はクラシックとして取り上げられることもあります。
要はその時々の心身の状況とその人それそれの趣味性に合わせた音楽を聴くことが良いのでしょうね。 by天龍😊
2024.2.25 音楽と言霊
地域薬剤師会では定期的な研修会を実施していますが、今回は趣向を変え、薬剤師会員によるお話とミニコンサートです。「音楽」とは「音を楽しむ」ですが、実はそれ以上の効果があります。今回は「歌」すなわち「言霊」付きです。
音楽は人を変え、世界も変える、と言われる理由があります。例えば、ベートーヴェンの交響曲第5番「運命」。この曲は簡単に言い表せば、苦悩から勝利へ、闇から光へ、ですね。冒頭のジャジャジャジャ~ンはあまりにも有名ですが、最後の第4楽章、闇から光の乱舞へ、とも言い表せる部分は人にも寄りますが、爆発的なエネルギーと自信をもらうことが出来ます。そして、対照的なショスタコーヴィチの交響曲第5番「革命」こちらは、常に不安がつきまとうような、なかなか闇の世界から抜けたせずにいるような雰囲気を醸し出している名曲ですが、踏まれても踏まれても立ち上がる、という雑草のような力強さを感じます。時期によっては反戦歌と捉えられ、演奏禁止となることもあります。このように音楽は人を動かし世界を変える力があるのです。
言霊も大変な威力を持ちます。例えば「あの人、私を嫌っている」と思ったとします。第三者に「あの人、私を嫌っている」と言った途端、挨拶も出来ず関係性が悪化する、ということはよくあるのです。マントラ、念仏もある種の変化を期待して行われるものです。言霊は心身を大きく変えますが、やり方によっては心身の健康維持や治療に素晴らしい効果を発揮します。このことについてはまた、どこかで紹介したいと思います。
密教の世界で「真我」と「低我」と言う言葉があります。簡単に例えると「海」。「真我」が広大な大海原だとすれば「低我」は波。我々は変化する波を見て、ああでもない、こうでもないと理由付けをしています。「波」と言う現象を変えるのは、下で動く見えざる「海水」。言霊や音楽は「人を変え世界を変える」と言いますが、それは見えざる「海水」を動かし波を変化させるからです。
音と言葉、音楽というエネルギーで増幅された言霊の威力は内の世界(心身)外の世界(社会、自然界)問わず驚くほどの変化をもたらすのです。 by天龍😊
2023.11.8 危機的な環境の変化
毎年異常気象と言われてはいますが、今年は例年を上回る異常な気温・湿度です。しかし、11月3日、例年だとムラサキシメジが最も出る時期でもあり、近所の山に出かけてみました。例年だとこの時期はキノコ狩りも終盤、獲物はムラサキシメジくらいでです。また、虫も少なく、ムラサキシメジは綺麗な紫色の状態で収穫されます。
さて、ある程度は収穫されたのですが、気温が高いため虫が多く、ボロホロの虫食い状態。おまけに、多くは湿度が高い事が影響して、色もくすんでいたのです。香りで鑑別する個体も多かったです。
さらにビックリしたことには、夏~秋に収穫されるマツオウジ、初秋に収穫されるハツタケ、9月下旬~10月上旬に収穫されるナラタケやアケボノサクラシメジも収穫できたということです。間違って出てしまったのかな?というケースは、これまでにもありました。しかし、今回は本格的な収穫量、ナラタケは、まだ小さく、これからがシーズンインという感じです。これがクリタケならわかるのですが、クリタケは全く出ておりませんでした。このように、野山の様子からでも環境が激変しているのがわかります。
今、世界中で温暖化の問題が取り上げられ、策を打ってはいますが、「時すでに遅し」と言う事態にかなり近づいてしまった感じがします。まさに人類の存続に背水の陣、だと言うのに、あちこちで戦火が上がっています。
アメリカ人の40%が現代文明の消滅を信じている、と言う話も聞きました。実現させないためにも、まずは人類全員が現状を理解することが大切です。なお、11~12月の当薬局主催の市民講座は「温暖化」がテーマです。 by天龍😊
2023.10.30 不眠
個人的なことになりますが、最近は若い頃のように眠れないです。休みの日くらいは7~8時間は寝てみたいと思いますが、無理。若い頃は10時間くらいでも眠れたのですが。夜間尿も原因しているかも知れないですが、やはり大きな原因はメラトニンの減少なのでしょう。
メラトニンは、セロトニンから合成されます。しかし、個人差もありますが、60歳も過ぎればメラトニンは、ほぼ作れません。これでは眠ろうと思っても無理ですね。悲しいかな、もう、メラトニンの無くなる年齢です。
ところで、癌は右肩上がりで増えていますが、原因は遺伝子の変異だと言われます。そして、「ツーヒット説」と言う理論があり、これは簡単に言えば「一発目の変異では癌化しないが、二発目で癌化する」と言う説です。人間の遺伝子は常に変異はあちこちでおこっており、それもほとんどは修復機構が働いて、異常事態にはならない、と言う事が人間の身体あちこちでおこっています。
「ツーヒット説」が高齢になるほど癌が増える原因だと言われますが、実はそれだけではありません。メラトニンの減少も大きく係わっているようです。つまり、年を取る⇒メラトニンが減少する⇒癌の増加、です。
そのようなこともあり、海外ではメラトニンはサプリメントとして大変人気があります。日本では販売されていません。医薬品として特別な疾患に対しての使用が認められているのみです。
いずれにしても、セロトニンを自然に増やす事は普段から心がけると良いでしょう。ここで「自然に」と言ったことには理由があります。セロトニンの過剰は「セロトニン症候群」と言う致命的な状態を引き起こします。一般的には考えられませんが、何でも程々、バランスよくですね。 by天龍😊
2023.8.29 モーツァルトとメンデルスゾーン
知人の招待で、演奏会に行ってきました。恐ろしく忙しい毎日なのですが、せっかくなので何とか時間を作っての演奏会です。一部はモーツァルトの交響曲第41番「ジュピター」。交響曲第39番、40番、41番は最後の三大交響曲と言われています。39番は、聞きやすく明るい曲、40番は短調で、ややもの悲しい雰囲気を持って始まりますが、冒頭の旋律はあまりにも有名で、曲は知らなくとも多くの人が耳にしているかと思います。そして、41番。モーツァルトの最後の交響曲であり、彼の作品の中でも最もスケールを感じさせる曲です。ジュピターとは、偉大なる最高神の名称でもあり、その名の示すとおりの曲なのです。ベートーヴェンも、この曲はかなり意識しており、交響曲第1番第1楽章の始まりは、どことなく似ています。
二部のメインはメンデルスゾーンの交響曲第5番「宗教改革」。メンデルスゾーンと言えば、誰もが知っている「真夏の夜の夢」より結婚行進曲。ワーグナーの「ローエングリン」より婚礼の合唱、と並ぶ名曲です。バイオリン協奏曲も有名です。ところで、この「宗教改革」、実は、生演奏で聴くのは初めてでした。メンデルスゾーンの交響曲では第3番「スコットランド」や第4番「イタリア」が有名です。「イタリア」なんて底抜けに明るいです。しかし、第5番「宗教改革」はあまり演奏されない曲。でも、美しい宗教色香る旋律は聴き応えあります。名前からして敬遠されがちですが、お勧めです。聴いたことなければ一度、聴いてみて下さい。
この二人の作曲家をプログラムのメインにしたのも面白いですね。二人とも30代で他界、短かい人生でした。モーツァルトは亡くなるまで経済的貧困にあえいでいましたが、メンデルスゾーンは裕福なお坊ちゃま育ち。モーツァルトが書いた力強い交響曲とメンデルスゾーンが書いた重厚で厳かな交響曲。面白い対比です。
ちょっとした癒やしの時間でした。 by天龍😊
2023.5.22 幻想交響曲
知人からの招待で演奏会に行ってきました。その中に幻想交響曲がありました。ベルリオーズの大作で代表作です。
自殺を企てたり自殺してしまった音楽家は多いです。ベルリオーズもその一人ですね。幻想交響曲は陰陽錯雑とした感じを受けます。叶わぬ恋のために自殺を図ったが死にきれず、生死の境をうろついた時の光景を曲にした、と言われてますね。ちょっと他の解釈とは違うかも知れませんが、私は次のような光景が浮かびます。
彼女との良い思い出が湧いて出てくるが、それを引き裂く嫌な音がつきまとう。それでも切ない感情、やりきれない感情が湧き出す。そして、ついに彼女は私のところにやってくる。楽しくワルツを踊る。それでも時々嫌な思いも出てくる。しかし、振り払うかのごとく、懸命に踊る。
突然彼女は消えた。「どこに居るのだ?」遠くから「こっちよ」と返答があるが果てしなく遠いところだ。懐かしさがこみ上げる。「おいで」「いけないの……」このような会話の繰り返しだが感情はどんどん高まる。そして再度「どこに居るのだ?」と問いかけをする。……返答はない。代わりに遠くで雷が鳴っている。「おいで」と問いかける。……返答は無い。更に強い雷が鳴っている。……何を問いかけようと、もう、返答は無い。雷だけが、遠くで鳴っている……
ついに僕は処刑される事になった。彼女を死に追いやったのだから仕方ない。あそこにギロチン台が見える。なら、堂々と処刑台まで胸を張っていこう。気持ちよく処刑されよう。そう思いながら、ギロチン台までの階段を上る。
気がつくと、周りには多くの魑魅魍魎が居る。騒がしい、けたたましい、きっと地獄へと誘っているのだろう。地獄への扉が開く鐘が鳴る。魑魅魍魎たちの動きが騒がしくなる。さあ、こちらにおいで、と言わんばかりにまた、鐘が鳴る。それでは行くとしよう。さあ、この実にくだらない人生に乾杯だ。
50分を超える大作ですが、幻想交響曲はお勧めです。是非、聞いてみて下さい。 by天龍😊
2023.4.17 野草の力
最近は、ちょっとした時間しかとれないのですが、1時間くらい近場で野草狩りをしています。健康維持のための食材として摂るようにしています。ふきのとうから始まり今は、セリ、ノビル、ミツバ、クレソンなどが旬です。ちょっと前まで食べてたタンポポはもう、大きくなりました。大きくなってもまだ、食べられますが。スギナはこの前食べたけれど、食べるのは本当に小さいとき。あとは茶剤です。
昔の人は体調コントロールに野草を使用していました。例えば、西欧諸国では、春になると、冬の間に身体に溜まった毒素を抜くために、タンポポを摂取するんだとか……。タンポポは催乳作用で有名ですね。根は、ダンディライオン(タンポポコーヒー)実際、タンポポは抗がん作用や抗酸化作用も科学的に認められています。抗酸化作用は酸化ストレスから身を守ってくれます。身体から発生する活性酸素は、無くなると癌になるなど大変な事になりますが、多すぎても癌になるリスクが高まるなど問題です。
自然界の植物は、タンポポに限らず、天然の抗菌成分、抗酸化成分が多く含まれます。それも絶妙な配合です。紫外線や害虫から身を守るためですね。/野草には抗がん効果もあり、医療で使われている抗がん剤も、植物アルカロイドと言う成分から作られた薬も沢山あります。
もちろん毒草もあります。と言うか基本的に、野菜も含め植物はみんな、「毒」を持っています。それは「これ以上食べたら、大変な事になるよ!」という植物からのメッセージでもあります。動物のように逃げる事は出来ませんから、「種」の保存のために獲得した「能力」です。
このような自然の力を利用しない手はないですね。 by天龍😊
2023.1.18 コロナウイルス感染の実態
上の表はWHOによる令和5年1月5~11日のコロナウイルス感染のデータです。コロナウイルス騒動は、新年を迎えても猛威を振るっています。おまけに亡くなられる人も増えているという状態。何故なのか?原因はいくつも考えられます。当たり前ですが、感染者の数が増えれば比例して増えます。そして感染者の数は異常に多いです。ワクチンをしていようがいなかろうが、片っ端から感染している状態です。当然亡くなられる人も多くなるのです。
何故、このような状態になったのでしょう。多くの原因が考えられますが、大きな原因の一つに考えられる事に感染対策の不徹底があります。そもそも、日本は感染を抑えたいのか、普通の風邪にしたいのか、そのあたりがよくわからない、と言うような政策を取ってきました。感染を抑えたいし、経済も回したいと言う事の現れでもあるのでしょう。それが良い、悪いは別にして新年明けてからの感染率は、この表からもわかるとおりダントツです。2位のアメリカを大きく離しています。中国はそれほどではありませんが、これはちゃんとカウントしてないのでは?と言う人もいるでしょう。しかし、日本もちゃんとカウントしてはいないのです。ここに問題があります。なぜなら、実際は報道されている人数の3~5倍はいると思われるからです。そのようになってしまった理由は、多くが考えられますが、コロナウイルス検査キッドを購入して自分で判断し、65歳以下の健常人は陽性者は登録をする、と言う方法にもあると考えられます。
・いい加減な検査キッドで適当に検査しても陽性と出るはず無いが、仮に陽性であってもそれで陰性だ。と外に出てしまう。
・陽性登録の仕方が面倒で、結局陽性登録をしなかった。あるいは、陽性でも行動制限が出てしまう事もあり、陽性登録をしない。
・症状があり、多分コロナウイルス感染しているだろうと思われる人に検査を進めても、陽性と出たら行動制限が出るので、検査は受けないと拒絶される。
・コロナウイルスに感染していても、症状が出てすぐに抗原検査を行った場合、陰性と出る確率が高い。それで、本当に陰性だと思い込み、社会に出てしまう。
このような例は日常茶飯事に見受けられます。薬局では抗原検査用キッドも販売していますが、このような注意点はきちんと説明してはいます。
☆コロナウイルス感染症のような症状がある場合は、仮に陰性と出ても、すぐに外に出ず自粛して、日を置いて更に検査してみる。
☆陽性となった場合は必ず、登録して欲しい。
☆無症状で検査しても、ほとんど意味が無い。
☆陽性で、症状が出てすぐに検査しても陰性と出る可能性が高い。
☆きちんとした検査方法を守ること。
いい加減な検査が感染拡大に繋がっている可能性は高いです。そして医薬品ではない検査用キッドの使用は自粛してもらいたい。早く現状を変えるためにも必要なのです。 by天龍🤔
2022.12.19 交響曲第9番
年末と言えば、第九。あちこちで演奏され、街中でもよく流れています。正式には交響曲第九番ニ短調作品125「合唱付」。ベートーヴェンの残した最高傑作と言われており、特に第4楽章の有名な旋律はクラシックファンでなくとも、誰もがどこかで耳にしていると思います。
作曲家のベートーヴェンは大の人間嫌い、孤独と自然を愛する男。頑固で短気、人間には上も下も無い、皆平等だ!と言う生き方を地で行った人です。当時、音楽家と言えば貴族を楽しませるためのもの、食事の時などでバックで演奏していれば良い、と言うレベルでした。ですので、貴族たちの宮廷で演奏するときなども、裏口からコソコソと入るのが通例でした。格下の存在です。ベートーヴェンはそんな事が大嫌いでした。交響曲第3番「英雄」の初演は宮廷の貴族の前で演奏したのですが、楽団員に対して「コソコソするな!正門から堂々と入れ!!」と正門から入るように命令しました。団員もビックリです。
貴族たちはモーツァルトやバロックなどの音楽は、食事を美味しく楽しむためのおかず程度、しか考えてなかったのですが、演奏された第3番「英雄」は当時としてみれば、粗暴で荒々しく、暴力的な曲。まさに「俺の音楽を聴け!!」と言う感じです。食事の箸を止め、貴族たちはビックリ仰天。居合わせたハイドンも「何だ!この音楽は!!」とビックリです。
耳が聞こえなくなり、音楽家生命も危ぶまれ、自殺を図った事もありました。そのような中でも自然に身を置き耳が聞こえないながらも、多くの名曲を誕生させました。「私はもう、音は聞こえないが、神からのメッセージ、音楽は聞こえる」と素晴らしい曲を誕生させたのです。
そんな彼が最後に書いた交響曲が第九です(第十番の原譜も見つかったようですが)人間嫌いの彼が残した「人類は皆兄弟だ、仲良くこの輪に入る事が出来ない者は、ここから立ち去るが良い」と言うメッセージが込められた第九番。何故、人類愛を最後に込めたのか、彼は、人との関わり、人類愛に飢えていたのかも知れません。または、みんなで輪になって共に!と言うのが理想としてあったのかも知れません。 初演にはベートーヴェンともう一人の指揮者が立ちました。耳が全く聞こえないベートーヴェンには、演奏が終わったのがわかりませんでした。合唱者の一人が彼を観客席の方に向けた時に、彼は初演が大成功だったのを知りました。
今、第九に込められた、「人類愛」「仲間意識」はとても重要です。来年は、少しでも平和で、まとまりのある世の中になってくれる事を願うばかりです。
ちなみに私は、第4楽章よりも、第3楽章が大好きです。喜怒哀楽の感情を越えた、まさに天界の音楽です。ブルーノ・ワルターの指揮は特に素晴らしいです。でも、本当は全曲を通して聴くのが良いでしょうね。 by天龍😊
2022.12.13 コロナウイルス感染症と漢方薬
新型コロナウイルス感染症が爆発的に増えています。年齢を問わず発症しており、もう、完全に第7波を凌いだという印象があります。ここのところ、高齢者で多く感じるのは、デイサービス先での感染です。私の在宅先の患者もそうであったし、この時は世話に来た家族も感染しました。
私の親も同様、コロナウイルスに感染しました。元々呼吸器が弱く、風邪からすぐに気管支炎になったりしておりました。咳が続いており、発熱もし始め、SPO2は90、脈拍は118、息苦しそうです。漢方薬を飲ませると2~3時間ほどして症状は落ち着きました。コロナウイルスは疑ってなかったのですが、念のため抗原検査を実施。陽性!!。ビックリです。漢方薬を続けて服用、翌日は全く問題ない状態でしたが、陽性登録はしました。
やはりデイサービス先で感染したという高齢者、どこでも診てもらえないと家族から相談がありました。車の中に居るから、と言うので駐車場で様子を聞きました。普段の受診先が内科でないため、診てもらえないらしいです。発熱37.8℃。食欲不振。全身からの異常な発汗。喘鳴。息切れ。痰の絡む咳。普段は元気なのに横になってばかり、寝てばかりだといいます。抗原検査では陽性。家族は高熱では無いと言いますが、全身症状からかなりの確率で肺炎だ、救急車でも良いから病院に行った方が良い、と返答。しかし、もう少し様子を見たいから薬を、と言うので、1回飲んでも症状に改善の兆しが無い時は、迷わず救急でも良いから受診する事、と言う条件をつけ、1日分(3回分)を渡しました。昼頃に薬局に来られたのですが、散剤でもあり、煎じ薬より効果が落ちるから、午後からだが1日分を本日中に服用するよう説明しました。
1包を服用して、起きて行動するようになった、ご飯を食べた、と連絡がありました。しかし、無理は禁物だと伝え、また何か変わったら連絡を、と話しました。4時間後2回目服用。ほぼ普通の状態になり、咳も落ち着いたとの事です。翌朝、念のために電話をしました。全く普通に戻ったので、あと1日分を希望との事。ついでに受診先が見つかったから、念のために受診するとのこと。
事情を話したらしいのですが、元気だし「一応PCRしますか?」と言われ検査をしました。結果陽性。しかし、こんなに元気なら肺炎なはずはない、と何の薬も処方されず、陽性登録しておいて、と言われただけだったと言います。今回も漢方薬には助けられました。
新型コロナウイルスでも、漢方的考え方に従って漢方薬を使えば、即効的に効きます。しかし、特定の漢方薬が効く、と言う訳ではありません。その時の状態で使い分ける必要があるからです。
このように、漢方薬には一般的には知られていない「底力」があります。 by天龍🤔
2022.9.26 毒キノコ、豊作につき注意!!
①猛毒 ジャグマアミガサタケ ②猛毒 シロタマゴテングタケ ③毒 シロオニタケ ④食用 ナラタケモドキ ⑤食用 カワムラフウセンタケ
このキノコは何ですか?とキノコ狩りの弟子が聞いてきた。何と、伝説のジャグマアミガサタケでは無いか!?ヨーロッパではセップやトリュフも凌ぐと言われる超高級食材!その風味食感は昇天しそうだと言われていますが、本当に昇天してしまった例もあるから注意が必要です。超猛毒ゆえ、毒抜きは慎重にしなければいけません。まさにキノコ界のフグですね。
ヨーロッパでは、毒抜きのためにゆでこぼしている最中、換気を怠ったためぶっ倒れる人も多いと聞きます。フィンランドでは、添付文書付きで販売されているらしいですが、その不気味な形状から、日本では中毒例は少ないです。ヨーロッパでは、このアミガサタケの仲間は好んで食べられますが、日本では一部の地域でしか採取されません。それも理由の一つでしょうね。
それにしても、今年は毒キノコがやたらに多いです。キノコ採りに出かけると、白い毒キノコが目につきます。あちこちにドクツルタケやシロタマゴテングタケが出ているのです。どちらも死亡する可能性の高い毒キノコです。
キノコ狩りを始める人は食用キノコから覚える人が多いが、大変な間違いです。毒キノコから覚える必要があります。また、食毒不明、生態不明のキノコが多く、多くが、未知のキノコです。同定に自信が無い場合は食べてはいけません。
それから、サクラタケ、ウスタケ、フジウスタケのように以前は食用キノコとして観光地などでも売られていたキノコが、現在は毒キノコに指定されていると言うケースがあります。実際、そうとは知らずに観光地で売られているのを見かけた事もあります。観光地で売られているから安心、と言う訳ではないので注意が必要です。
また、縦に避けるキノコは食べられる、とか色の毒々しいキノコ以外は食用だ、などの迷信を信じてはいけません。キノコは一つ一つ覚えるしかないのです。
2022.9.12 毒キノコに注意しよう!!
キノコ狩りシーズン到来、キノコの鑑別も薬局に舞い込むようになりました。①はアカヤマドリとマツオウジ、②はアカハツ、③は鑑別のために持ち込まれたキノコです。
今年は、毒キノコも大変多いようです。以前は知られてなかったカエンタケは触れただけでも危険ですが、子供たちが遊ぶ公園でも出るので、管理者は見つけたら直ちに処分する必要があるでしょう。
さて、気をつけるべき毒キノコは地域によって違います。茨城県北では、シメジが大人気ですね。栃木や県南に行くとシメジは人気がありません。栃木県で圧倒的人気を誇るのはチチタケですね。
さて、茨城県北で最も注意すべきキノコ、中毒例の多いキノコはイッポンシメジです。クサウラベニタケも中毒は多いですね。こう聞くと、何言ってるんだ!イッポンシメジこそ素晴らしい食用キノコだ!!と思われる人も多いですね。ちょっとややこしい話をします。
私の住んでいるところもそうですが、
食用キノコ:イッポンシメジ、毒キノコ:ツキヨタケ
です。しかし、正しくは、
食用キノコ:ウラベニホテイシメジ、毒キノコ:イッポンシメジ、シイタケに似た毒キノコ;ツキヨタケ
となります。もちろん、天然シイタケに人気のある地方では、ツキヨタケが最も注意を要する毒キノコです。
①毒キノコ:イッポンシメジ、②食用:ウラベニホテイシメジ、③毒キノコ:ツキヨタケ by天龍😊
2022.8.28 初心者向けのクラシック音楽
知人からの招待で地元交響楽団の定期演奏会むに行ってきました。演奏者も観客もかなり制限。観客もかなり絞り、全席指定、そんな中、呼んでもらえて嬉しかったです。演奏者も25人までに絞ったため、大型交響曲などは無理。1曲終わるごとに演奏者が変わり、そのたびに消毒作業。大変です。曲目は
1.水上の音楽;第2組曲ニ長調(ヘンデル)
2.交響曲第29番イ長調K.201(モーツァルト)
3.13管楽器のための組曲変ロ長調作品4(リヒャルト・シュトラウス)
4.ブエノスアイレスの四季(アストル・ピアソラ)
アンコール:ヴィバルディの四季より冬~第2楽章~
この中で初心者の人たちにお勧めなのが、水上の音楽;と交響曲第29番です。
水上の音楽はヘンデルの有名な作品の一つ。バロック音楽で宮廷の華やかさを感じられます。今の鬱屈とした時代、気分も晴れます。個人的には第1組曲の方が好みです。
モーツァルトの交響曲と言えば、パリ、ハフナー、リンツ、プラハ、ジュピターと晩年の39番、40番。このように日本人は表題付きの交響曲が好きですが、29番は特に表題も無く、知らない人も多いのでは?と思います。しかし、とても明るく聴きやすい曲です。大変明るい曲で、ストレスを感じやすい人にお勧めです。
このように水上の音楽、交響曲第29番はクラシック入門としてはお勧めですが、敬遠しがちな歌劇にも初めての人にお勧め、があります。ファミリー向けにもぴったりです。それは、モーツァルトの「魔笛」です。演出によっては、ウルトラマン、バルタン星人、ピグモン、ガラモンなど、昭和生まれには懐かしいヒーローたちが登場します。
クラシック音楽はなじみの無い人も多いでしょうが、ご自分にフィーリングの合う作品は必ずあります。宝の山です。色々と聞いて、是非、お気に入りの音楽を見つけてみて下さい。 by天龍😊
2022.8.9 発熱と漢方、コロナウイルス感染症と漢方
以前、無料検査ついでにやって来た家族の話。子供が39~40℃の熱があるが、どこに電話しても診てもらえない、対応してもらったところはあるが、こちらから電話するから、待って欲しいなどと言われたらしい。元気ない、しゃべらない、食欲無いと言う。車での検査ついでに見に行くと、赤い顔をしてぐったりしている。かなりの確率でコロナウィルス感染症と思われる。3歳であまりにも可哀想に思え、漢方薬を出すことにした。効く時は1回で効くはずだ。1回分を作って渡す。熱が下がらない時のために、薬局製剤も念のために渡す。
3時間半後電話する。電話したのは発汗過多、食欲状態の確認のため。しかし、寝ているとの返答。6時間半後電話する。食欲が出て、ご飯を食べており、よく喋るようになったという。翌朝、電話をする。熱も無く、元気に遊んでいるという。良かった、一安心だ。この日の夕型の検査でコロナ感染陽性とは出たが、全く正常になり普通に食事しているという。
漢方薬の場合、コロナウイルス感染症だろうが、インフルエンザだろうが、他の風邪症候群だろうが、考え方に違いは無い。コロナウイルス感染症だ!と騒ぐ必要も無い。他の風邪症候群と同じように考えれば良い訳で、合えば1~2回の服用で、解熱、軽減する。
最近、コロナウイルス感染症に柴葛解肌湯と言う漢方薬が効くと言う話も出たようだが、特定の疾患に特定の漢方薬が効く、と言う事は本当の漢方の世界ではあり得ない。そして、恐らくコロナウイルス感染症だろう、と言う人たちにも漢方薬を使用し、上手くいっているが、柴葛解肌湯と言う漢方薬を使ったケースは一度も無い。もちろん、状態によっては柴葛解肌湯は使える。
補足だが。「おかげさまで、葛根湯を服用して3日で風邪が治りました。」等という話を聞く事が度々ある。これは葛根湯を服用しなくても、恐らく3日で治っている。なぜならば、葛根湯を風邪症候群に使用する場合、効いていれば1~2回の服用で結果は出るからだ。 by天龍🤔
2022.6.28 ベートーヴェンの交響曲
知人からの招待で地元管弦楽団のコンサートに行ってきました。メインはブラームスの交響曲第2番。やはりナマは良いですね。
ブラームスの交響曲と言えば第1番が有名です。第4楽章は卒業式にもよく使われ、ここだけが一人歩きしている感じはします。そのブラームス、最初の交響曲を作曲するのに実に21年をかけたのです。後は2番、3番、4番と短時間で作曲。第1番は、ベートーヴェンを意識しすぎて、とても慎重になりました。意識しすぎたためかベートーヴェンの第9番第4楽章とブラームスの第1番第4楽章は何となく似たような雰囲気です。
ベートーヴェンについては、どの作曲家もかなり意識しました。特に第5番と第9番の作曲にはかなり気合いが入りました。それだけ、とんでもない作曲家だった訳です。破天荒な性格、耳が聞こえないのに複雑な大型作品を作曲、名曲を世に送り出したのです。交響曲第10番の一部は発見されたようですが、幻の交響曲であり事実上第9番が最後です。この交響曲はあまりにも大型で衝撃的な作品だったため、その後の作曲巣は大変意識して9番目の交響曲は作曲しました。
後の作曲家が9番を意識した理由はもう一つあります。9番目の交響曲にはベートーヴェンの怨念が宿る、との言い伝えが広まり第9番交響曲の作曲には躊躇するようになりました。マーラーと言う作曲家は9番目の交響曲に9番では無く、大地の歌と言う名前をつけました。その後第9番を作曲。第10番の作曲に取りかかった時に亡くなりました。
その後ショスタコーヴィチと言う作曲家は、わざと第9番を小品化して作曲、無事生き延びる事が出来ました。このように、長年にわたり第九伝説が続いたのです。
音楽には色々な思い、念が宿るのはよく知られている事で、ベルリンフィルハーモニーは楽器に歴史上の演奏家の思いが宿るため、その楽器を持つと自分の演奏が出来なくなってしまう、だから、ベルリンフィルはいつまで経ってもベルリンフィルなのだ、と言われているのは有名です。
このように強い力を持つ音楽だからこそ、上手く使えば音楽療法として役立つのです。良い方向に使いたいものですね。 by天龍😊
2022.5.24 日光浴と骨粗鬆症
最近は、日に当たることを悪と言われるが、実は日に当たらないことでの害はとても大きい。でも皮膚がんになったら困る😰と思われるかもしれない。しかし、日に当たることで皮膚がんになる確率は日本人はとても少ない。黄色人種と言われる日本人はメラニンを代謝できる為、皮膚がんにりにくいのだ。
ビタミンDは日に当たることで皮膚で活性化され、活性型ビタミンDに変換。活性型ビタミンDはカルシウムの吸収に必要。日に当たらない、運動しないといったことで、カルシウムを吸収できず、骨粗鬆症になる。若いうちは大丈夫!それよりも、色白なキレイな肌を保たなきゃ!なんて言ってる方々。今の20歳代の骨量の平均値、とても低い。下手すると、今の40代の平均値と変わらない。という事は、今の20代の若者が40代になる頃には今の60代、70代の平均値と同じくらいになってしまう可能性がある。今からでも遅くはない。日に当たり、運動しましょう😊
by🐋blue whale🐋
大学に入学した頃は、全く漢方なんて信じていませんでした。元々、音大に行きたかったこともあり音楽は諦められず、せめて管弦楽団の存在する大学で、と思い志望先は管弦楽団のある大学に絞りました。
希望通り管弦楽団のある大学に入学しました。管弦楽団に所属し、学生生活をエンジョイしようと思いました。しかし、うまくいかないものです。
入学時の部活紹介でおやつをくれるから見学においでと言われ、漢方研究部を訪れました。訪問者は名前を書くのかな?と思い、名前を書いたのが入部届だったのです。
これがまた、恐ろしく厳しい、大学の授業の方が遙かに楽でした。最も極めて不真面目な学生ではありましたが。それでも漢方を信じていた訳では無く、仕事は研究・開発職が良いな、等と思っていました。
ある時、ひどく体調を崩しました。毎晩発熱38℃。びっしょり寝汗をかいてしまう。バイト先の病院で、医師に診てもらい薬を処方されるのですが、全く変わらない。それどころか、耳は塞がったようになり、倦怠感は強くなる一方。
そんなある時、このバイト先病院の薬剤師から「漢方を学んでいるなら、試してみれは?ここにある漢方薬はエキス剤だし、効かないかも知れないけどね。4倍量くらい飲めば、どうかな?」と言われ、自分で漢方薬を考え4倍量を服用しました。
ビックリしました。30分も経たないうちに耳の塞がる感じがなくなり、体が楽になりすっきりしたのです。3週間以上続いた発熱・寝汗は、この時のたった1回の服用で全く消失しました。科学では到底わからない漢方の底力を実感しました。これを境に真面目に漢方に取り組むようになったのです。
それにしても、科学ではわからない、わかりきれないことは数多くあるものです。 by天龍😊
掃除してたら出てきました!懐かしい(´д`)非売品、内容はその辺で売られている旅行ガイドブックとは全く違う!変に観光地化されてない、本当に素晴らしいところを紹介した本です。
北海道を自転車旅行した時には、とても参考にさせて頂きました(^^)そして、旅行業界を目指すきっかけになったのも、この本です。旅行業務取扱主任者試験にチャレンジ、免許を取得しました。
旅行先の組み合わせや、添乗員の話し方で参加者の見る光景は変わるのです。そのような事も考えながら、心底感動するところへお客様をお連れするのが夢でした。そのような旅行だからこそ、今の時代、大切なのです。 by天龍😊
質・量ともに悪い睡眠と、やらなくてはいけない事、などがストレスを溜めて精神状態を悪化させます。逆に、質・量ともに良好な睡眠と、やりたい事、などがストレスを発散し疲労を取り除いてくれます。
精神的にも毎日辛い思いをしている患者さん、気晴らしに外に出る事を勧めるが、恐怖感が先立ってちょっとしか出られない。会話が出来る相手はごくわずか。会話をしても緊張が走って体調を崩してしまう。
そのような中、一生懸命作り上げた作品。弁当の空き箱や弁当に付いている爪楊枝、醤油入れや割り箸などの廃材、外に落ちていた小枝、草花を使用して作り上げました。見事な作品です。きっと理想の世界なのでしょうね。精神的苦悩と戦いながらの作品です。少しでも良くなって、この才能を発揮してもらいたいですね。
人は誰にも、その人特有の特技・才能があります。誰にも「宝の山」が内在されているのです。それに気づかない人は多いです。発掘方法は、経験、体験です。色々な事を経験・体験して、みなさんに是非ご自分の才能を見つけてもらいたいです。 by天龍😊
10年以上使用したニッサン エクストレイル、大変気に入っていたがフェラーリに乗り換え。このような自転車は、ママチャリや通学用自転車より安く頑丈なのです。
エクストレイルは頑丈で使い勝手も良く、大変気に入っていましたが従業員が乗ってくれる事になり一安心。私はこれからは同系統のフェラーリに、しかし、乗り心地、使い勝手どれを取ってもエクストレイルの方が上、これは正直な感想。
話は変わりますが、自動車での移動は早すぎる。目的地にさっさと行くには有効な手段ですが、周りの光景や移り変わりを楽しむことはあまり出来ません。のんびり歩けば、雲の流れを見ながら、風を感じ、空気の香りを嗅ぎ、季節を感じ、周りの変化に気づき、楽しむ事が出来ます。
しかし、そんな時間はありません。その点、自転車は適度な運動にはなるし、適度な速度での移動、風を切りながら走り、季節を楽しみ「今」を感じる事が出来ます。お勧めなのですが、交通事故には要注意です。車道は注意しなくてはいけませんが、車だけで無く、人を怪我させても大変です。また、飲酒後の自転車は法律違反です。安全に楽しむことが大切ですね。 by天龍😊
「母が余命3ヶ月なんです」とやって来たのは、他県に住む息子さん。他県と言っても隣県ではない。
「何とか少しでも生きてもらいたい。現在入院中だが、病院から許可はもらったので漢方薬を使いたい。お願いしたい。」
「わかりました。遠方の方は郵送していますが。どれくらい単位で送りましょうか?近くであれば、様子を見ながら1週間単位という人も居ますが、他県の方は1ヶ月が多いです。」
「様子を見ながら、こまめに考えてもらいたい。出来るだけ来たいが、無理な時は郵送して欲しい。7日単位でお願いしたい。」
7日おきに遠方から通う?無理な時は郵送……他県と言っても隣県では無い。郵送で翌日に必ず着くという保証は無い。2日前には発送しなくてはならない。
「郵送の場合、2~3日前には状態の連絡が欲しいが大丈夫ですか?」
「やります。お願いします。欠かさずに飲ませます。」
1日たりとも飲まない日は作りたくない、という、かなりの緊張感を伴う付き合いは、こうして始まった。
数日後、
「○○様を担当している医師の△△です。ご家族から○○様の状態を詳しく電話するように言われました。」
現状を詳しく教えて頂いた。
「わざわざご丁寧にありがとうございます。今後ともよろしくお願い致します」
と礼を述べた。
その後も、配送の手違いで郵送が遅れそうになり
「母を殺す気か!!」
と運送会社に怒鳴り込んだりしたこともあったが、きちんと7日単位で服薬を続けている。
あまりにも熱心な息子さんの姿に心を動かされ、あることを教える決心をした。本来絶対に教えないことである。
「あなたに、本当は絶対に話さないことを教えます。それは、あなたとお母さんの生命エネルギーを交流させる方法だ。生命エネルギーに乏しいお母さんに、あなたのエネルギーは取られるでしょう。あなたは翌日、立てなくなるかも知れない。」
「是非教えて下さい!やります!!私は祈りの力で頑張ろうと思います」
母への思いと熱意に動かされ教えたが、心配である。翌日電話してみた。
「朝、猛烈に疲れました、本当に起きられないかと思ったが、母の顔を思い何とか起きました。冷え切った体で、話すことも出来なかった母が、私の方を見て笑ったのです。体も温かくなりました。ありがとう、と言われた気がした。涙が出た。頑張ります。」
このような付き合いが年単位に渡って続いた。
このような親子関係、今の時代には本当に貴重だと最近は思ってしまいます。 by天龍😊
正しいとはとりあえず、その時点時点での最良の選択であり、完璧なものでは無い。ワクチンだって副反応(副作用)があるのは当たり前だ。西洋の考え方だが、副作用の無い薬は効かないのである。それでも、今、必要だから使う訳だ。
当たり前になってしまったマスク着用、これが、とんでもない環境破壊に繋がっている。世界中では毎月、マスク1290億枚とプラスチック製手袋650億組が捨てられているとする推計もある。これが生態系に極めて深刻な悪影響を及ぼしているのだ。自然保護の面から見ると不織布マスクの使用は、一刻も早くやめなくてはならない。しかし、そうは行かない。なら、せめてマスクは有効に使って欲しい。スーパーなどに行くと、ほとんどの人がマスクを、使用しても外しても同じだろう、と言う使い方をしている。それで感染しないのだから、一般的に思われているほど感染力は強くないのかも知れない。そうは言っても、自然環境を犠牲にしているので、きちんと効果が出るように使用してもらいたいものだ。
緊急事態宣言も現時点での医療崩壊を回避したかも知れないが、将来心配されていた医療崩壊を加速してしまう。これまで、若者の減少と介護高齢者の増加は問題となっていた。それに加えてコロナ自粛で高齢者の筋力・認知力低下が顕著になっているという。
東京大学での第一波後の2020年8月の調査結果だが、生活不活発が進みフレイル状態(心身・生活機能の脆弱化)が悪化、孤立~閉じこもり、生活不活発、食生活の乱れ・偏り、それらによる「フレイル状態の悪化」があると言う。以下は東京大学での調査結果だ。
【外出自粛の長期化による悪影響】
➢ 40%以上の人で外出の頻度が著明に低下 ➔「運動できていない」、「会話量が減っている」と答えた人が有意に多い
➢ 13%が週1回未満の外出頻度(=閉じこもり傾向)まで低下 (外出の頻度の変化)
➔上記に加えて、「バランスの良い食事ができていない」と答えた人が有意に多い
➢ 他に、具体的には、「人と会う機会が減ったので (2020以前年2月頃)会話が減った」、「買い物に行けない」、「食材が手に入らない」等のコメントあり
現在
➢ 外出自粛にともない、閉じこもり傾向まで外出頻度が低下した人では、食事も簡単にすませる(おそらく欠食頻度もあがる)といった悪影響も
コロナ禍における活動自粛生活により筋肉減弱(サルコペニア)が進行
「筋肉量が低下した高齢者(24.3%)」は、自粛要請中に
・身体活動量の低下した人で、2.8倍多い
・人と会う機会やつながりの低下した人で、3.4倍多い
・同時に、口腔機能の低下を訴える人が5.2倍多い
【コロナ渦での外出自粛生活の長期化】
~孤立~閉じこもり、生活不活発、食生活の乱れ・偏り<それらによる「フレイル状態の悪化」~
「歩行速度が低下した者(27.3%)」は、自粛要請中に
・身体活動量の低下した人では、3.4倍多い
・人と会う機会やつながりの低下した人では、9.5倍多い
・同時に、口腔機能の低下を訴える人が3.7倍多い
最初の一発の緊急事態宣言でこの結果だ。多くの人の介護度が悪化しているのだ。現在、さらに状況が悪化しているだろうと言う事は想像に難くない。自粛制限中の引きこもりや体力低下、精神状態の悪化を食い止めるためには地域ぐるみの活動が大切だろう。 by天龍😒
知人からの誘いで地元吹奏楽団の定期演奏会に行ってきました。コロナウイルス騒動もあり、久しぶりの定期演奏会。感染防止対策もバッチリされていたのですが、感染しようがない、と言うほど聴衆が少なかったです。この息苦しい状態からは少しでも早く抜け出したいところ。
さて、時代を反映してか、元気の出るような選曲。元々吹奏楽と言えば、元気な曲が多いですが、逆にそれが耳障りという人も居るかも知れません。私もどちらかというと管弦楽曲の方をよく聞きます。しかし、今の時代はこのような吹奏楽曲は有効です。
コンサートのアンコール曲、最後に演奏されたのは、アフリカン・シンフォニーでした。私も学生時代に演奏した曲で懐かしかったです。とても元気をもらえる曲で、疲れも吹っ飛ぶ曲です。
今の黒い風船の中に閉じ込められたような時代に風穴を開けるような曲には、マーチがあります。スーザフォンという楽器を発明した、スーザの曲はどれも元気が出ますね。
風船に風穴を開ける、と言うより木っ端みじんに打ち砕く、と言う曲では、例えば 「双頭の鷲の旗の下に」があります。堂々として軽快、そしてリズミカルな曲です。
ところで、このようなマーチは、日本にもあります。軍艦マーチはあまりにも有名ですが、それよりも国家にもなっている「君が代」がお勧め。どこまでも突き進め~っ、この鬱積した状態を破壊し尽くせ!!と言うパワーは凄まじいです。意気消沈している時には是非聞いてもらいたい、「君が代」行進曲を。今はYouTubeなどで簡単に聞くことが出来ます。 by天龍😊
今回はおせち料理について。
お正月中には台所に立たないように、或いはお店が開かないから、という事で、年末に作り置きしたものですね。寒いから、自然の冷蔵庫で保管、なんて事もあったかと……しかしながら、三が日、持たせなければなりません。いくら冷蔵庫に入れるとはいえ、保存料が入っている訳では無いですよね。腐らせないためには味を濃くする。そう。おせち料理は味が濃いのです。
今の時代、元旦からスーパーは開いてる。何か足りないものがあればコンビニもある。なんと便利な世の中😊
それでもおせち料理は受け継がれてますね。そして。味の濃いものは美味しいのです。
ましてや、お酒を飲む方にとって、味の濃いものはお酒も、つまみも進みます😅お酒、味の濃いもの、共に血圧を上げます。
早いもので1月も半ばとなりました。そろそろ元の味に戻しましょう😊
by🐋blue whale🐋
いよいよ花粉症の季節、例年と同じように症状が出始まった。カバノキの花粉症である。くしゃみ・鼻水以外にも、空気が乾燥し、気温も低いため、喉は痛いし、目は痒い。変な痰が絡む。このような症状を放っておいて風邪症候群に発展する事はよくある。
今回も、うっかりした。朝から喉の痛みが強くなり、咳も出始めた。桂枝麻黄各半湯でも飲んでおこう、と安易に考えた。2時間くらい経ったが、効かない。違っていた。午後になり鼻水が濃くなり始めた。頭痛・頭重と悪寒、咳をした時に頭痛がする。首も張り後頭部が特に重い。葛根湯なわけないよな、と思いながら葛根湯を飲んでみた。予想通り、効かない。3時間経ったところで食欲もないし、まさか柴胡剤?柴胡桂枝湯を服用した。そのまさか、だった。効かない。夕方から、悪寒と倦怠感も強くなり動くことが大変になった。これまで、40℃でも仕事をした人間だ。熱を測ろうと思ったが、やめた。見かねた弟子が「凄まじい悪寒と倦怠感、麻黄附子細辛湯ではないですか?咽痛があるので、本来は麻黄附子甘草湯、煎じだったら合法できる(両方の意味を持たせて作れる)から、附子(トリカブト)てんこ盛りにして作りますよ(^^)/」……(^_^;)お願いしますと返答した。(そんなに落ちているのか(-_-;))
しかし、30分ほど経過、体が楽になり普通に動ける。鼻が通り、咳は軽減。食欲も出てきた。もう大丈夫だ。いつものように運動に行こう(^^)
しかし、深夜の公園は雪が残りめちゃくちゃ寒かった。運動しても開放感があまり感じられず、気分爽快とまでは行かない。体もあまり温まらない。深夜0時に上着2枚での運動だから仕方ないか、などと思っていた。家に戻ると、猛烈な悪寒、さっさと風呂に入って同じ煎じ薬を飲んで寝よう、煎じ薬があるから大丈夫(^^)
朝起きて体が痛い。首が痛い。まるで硬直性痙攣、頭痛・頭重もひどい。まさか、髄膜炎!?耳が塞がったようで、周りの音が反響するように聞こえる。粘性のある、黄緑色の鼻汁。急性副鼻腔炎!?食欲全くなし。口は乾燥し、やや苦みを感じる。とてつもなく怠い。考えたあげく小柴胡湯を飲んだ。しかし、3時間経っても、効かない。咳もひどい。効く訳ないよね、と思いつつ葛根湯+辛夷清肺湯を服用。やっぱり効かない。咳は深くなり、胸が痛い。息苦しい。高熱のためか口の中が乾燥する。何とか食事は入った。このままではまずい。何とかしないと。ちょっと恐いが、桂枝湯+越婢加朮湯を使うしかない。元々胃は弱いので、ずっと避けてきた薬だ。食直後だし、勇気を出して飲んでみた。30分ほどして咳が止まった。黄緑色の濃鼻汁が出なくなった。体が楽になった。頭痛も頭重も軽減。悪寒も病んだ。熱を測る。36.7℃。もう大丈夫(^^)今夜は運動はやめて暖かくして、もう一度この薬を飲んで寝ることにしよう。
30歳くらいまでは39℃までの発熱は、運動して治していた。しかし、40歳を過ぎると、38℃程度の発熱でも下がるどころか逆に上がるようになってしまった。今回も失敗、もう、歳だね(-_-;)
2日間にわたる悪戦苦闘の様子(^_^;)いつまで経っても、漢方薬の使い方は難しいです(^_^;) by天龍😊
私は明日はどうなるかわからない。でも、誰もそうかも知れません。だから「今」が大切なのです。「今」の大切さは、天空の部屋にも書いてありますね。
「最後だとわかっていたなら」
あなたが眠りにつくのを見るのが最後だとわかっていたら
わたしは もっとちゃんとカバーをかけて、神様にその魂を守ってくださるように祈っただろう
あなたがドアを出ていくのを見るのが最後だとわかっていたら
わたしは あなたを抱きしめて キスをして、そしてまたもう一度呼び寄せて 抱きしめただろう
あなたが喜びに満ちた声をあげるのを聞くのが最後だとわかったいたら
わたしは その一部始終をビデオに撮って、毎日繰り返し見ただろう
あなたは言わなくても 分かってくれていたかもしれないけれど
最後だと分かっていたなら
ひと言だけでもいい・・・「あなたを愛している」とわたしは 伝えただろう
たしかにいつも明日はやってくる
でも、もしそれが私の勘違いで、今日ですべてが終わるのだとしたら
わたしは 今日、どんなにあなたを愛しているか 伝えたい
そして私たちは 忘れないようにしたい
若い人にも 年老いた人にも、明日は誰にも約束されていないのだということを
愛する人を抱きしめるのは、今日が最後になるかもしれないことを
明日が来るのを待っているなら、今日でもいいはず
もし明日が来ないとしたら、あなたは今日を後悔するだろうから
微笑みや 抱擁や キスをするための、ほんのちょっとの時間を どうして惜しんだのかと
忙しさを理由に
その人の最後の願いとなってしまったことを、どうしてしてあげられなかったのかと
だから 今日 あなたの大切な人たちを、しっかりと抱きしめよう
そして その人を愛していること、いつでも いつまでも 大切な存在だということを、そっと伝えよう
「ごめんね」や「許してね」や「ありがとう」や「気にしないで」を伝える時を持とう
そうすれば もし明日が来ないとしても、あなたは今日を後悔しないだろうから
ノーマ コ―ネット マレック(訳:佐川 睦)の詩 by天龍😊
今年は久しぶりに娘家族が帰省してきて賑やかでした(^^)
しかし、新年早々3歳の子供が朝から発熱38.5℃(>_<)様子を見ていたが午後には39.6℃(--;)脈を診てみると全く治る気配は無い(-_-;)仕方ないので、薬を使いました。いろいろ考えた上で使ったのが麻黄湯、3時間ほどして熱は37℃、脈から、もう熱は上がらないだろうと判断(^^)本人も元気に室内を走り回るようになりました。
自分の子供が発熱した時も同じ経験を何度もしています。中でも息子が40.5℃の発熱をした時のこと。病院受診したが治らず、解熱剤も一時的に39℃台にするだけですぐに40℃を越えてしまう。そこで、漢方薬を考えた。勇気を振り絞って麻黄湯と越婢加朮湯を使用した。恐かったのでずっと脇で様子を見ていた。3時間ほどして37℃に下がった。脈を診た。もう大丈夫!
漢方薬は風邪症候群をはじめとする急性疾患では、服用して3~4時間ほどで結果がわかります。1回目で効果があれば念のためあと1回服用させることはありますが、それでダメならその後いくら服用しても無駄ですね。
このように即効性はあるのですが、間違えると死に至ることもあります。注意して使わなくてはなりません。
しかし、今回も漢方薬には助けられました(^^) by天龍😊
今年も1年が終わろうとしています。皆さんにとっては、どのような年だったでしょうか?
さて、当薬局では毎年、こりの時期には屠蘇散を作っています。今年も出来あがりました。
屠蘇散とは、お屠蘇のもとです。以前はお正月には赤い器で、みんなで飲みました。私も子供の頃、なめるだけで良いから、と飲まされたことを覚えています。飲めばその年は、病気にならない、病気が治る、と言われみんなで飲むものでした。魔除け・厄除け・病気除けですね。
今は、お屠蘇をやるところは少なくなりました。それでも、体調は良くなる!魔も厄もやっては来ない!!と言う念を込め、体調が良くなりますように!魔や厄が降ってきませんように!!と願いを込めて一生懸命作りました。古来の配合で作ったオリジナルの屠蘇散は、味も保証付きです。そのため、時期に関係なく飲んでいた人も居ました。by天龍😊
地元交響楽団の演奏会に行って来ました。コロナウイルスの影響もありナマ演奏を聴くのはほぼ2年ぶりです。久しぶりに堪能しました。
チャイコフスキーの交響曲と言えば第4、第5、第6番が有名で、演奏回数も多いです。
第4番は豪快で明るい交響曲と言われますが、第2楽章の影響もあるためか底抜けに明るい、と言うイメージは個人的には無いです。
第6番は有名な「悲愴」、抵抗→諦めへと美しい旋律で奏でる魅力的な曲という印象を私は持っています。しかし、第3楽章は力強く勇ましい。ここまで豪快な曲もあまりないのでは、と思います。
そして、その間に挟まれた第5番、個人的には第2楽章に惹かれます。私には「夜の森の中に、夜霧立ちこめる湖と満月」と言うイメージがあり、ベートーヴェンのピアノソナタ「月光」第1楽章と似たような雰囲気だと思っています。冒頭のホルンが妖しい美しさを表現、その後の弦群の音色も美しい。妖しい美しさに浸りたい時はお勧めの1曲(第2楽章)。もちろん、ちゃんと聞きたい人は、ちょっと寂しげなクラリネットのメロデイで始まる第1楽章から、勇ましく堂々として終わる最終楽章まで通して聴いて、交響曲第5番がわかります。 by天龍😊
知人の余命が末期癌のためあと2~3日、世話になったので最後に出来ることをしたい、漢方薬を買って飲ませたい、との相談を受けた事があります。末期肝臓癌で入院中、全身むくんで歩行困難、集中治療室にいるという。医師はなんと言っているか尋ねると、好きにして良いですよ、と言われているとのこと。
値段は少々高いが、漢方薬と牛黄を使いました。牛黄は100%混じりけの無い正真正銘の玉牛黄。牛黄は飲めるようだったら何回飲んでも良い、と10回分渡しました。3日後
ビックリしました。あの後早速飲ませたら、おしっこが大量に出て、翌日はむくみがとれ、全身しわだらけです。2日後、歩行が出来るまでになったのです。今日で3日目ですが、益々体調が良いくなり、集中治療室を出ました。追加で漢方薬をもらいに来ました。
同様の漢方薬を渡す。
さらに5日後
ショックなことがありました。良かれと思ってやったのに、親族からは、余計なことをして!!と思われたみたいです。葬儀屋との打ち合わせ、遺産相続の問題などの話し合いなどもすでにしていたようです。しかし、このことを当人も知ってしまい、漢方薬を飲み続けて復習してやる!!と言ってます。それでまた、漢方薬を買いに来ました。
同様の漢方薬を少し長めに渡す。
漢方薬を飲み始めて1ヶ月後
退院です!!検査をしたら、癌が全く消失してました。もう、ビックリです。それから、担当医が、何という漢方薬を使ったか教えて欲しい、と言ってます。
漢方薬と主治医に対しての情報提供文を渡す。
さらに2週間後
定期受診でしたが、益々元気です。担当医は手紙を見たが、調べても出てないし良くわからなかった、と言ってましたよ。まあ、でも驚きです。
計り知れない、人の力、漢方薬の力、しかし、最も効果的だったのは、漢方薬を続けて復習してやる、と言う強い怨念だったのかも知れないですね。 by天龍😊
何年前だったか忘れましたがNASAが、人類は絶滅を回避出来た!と公表しました。オリオン座の一つベテルギウスが爆発し、そのエネルギー(光)がまもなく地球に到達すると言うのです。爆発する時は丁度果物を強大な力で握りつぶした時のようです。果物の場合、握った上部と下部から液体が吹き出しますが、星の爆発の場合は液体では無く猛烈なエネルギーなのです。そして、その矛先が地球を向いているかもしれない、だとしたら、爆発の光を見た瞬間我々は絶滅する可能性があります(γ線バースト)。古代、三葉虫が大量死滅したのはγ線バーストのためだという説もあります。しかし、地球はこの角度と20度ずれていたことがわかったのです。NASAはうれしそうに公表しました。
20度ずれてました。これで我々は残れる。そして、その代わりに素晴らしい天体ショーが見られます。夜空には満月以上に輝くベテルギウスが見られ(日本では冬)、昼間でもはっきりとその存在がわかる(日本では夏)ほどの強い光を放つでしょう。あと4年くらいでやってくるでしょう。
しかし、4年は経っていますが、まだ、爆発光は見られません。しかし、なんと言っても640光年(光の速さで640年)かかるところにあります。10、20年は誤差範囲です。おまけに宇宙規模となると、観測データでも誤差は生じます。私が小学生だった頃は、光の速さで月まで1.3秒、太陽まで8分18秒6、一番近い恒星αケンタウリまで4.3年、最も明るい恒星シリウスまで8.7年、アンドロメダ銀河まで200万年と記憶しています。しかし、最新データではアンドロメダ銀河までは250万年となっていますね。宇宙規模では、これも誤差範囲なのです。
ところで、一番近い恒星αケンタウリが爆発しても、我々はほぼ絶滅。宇宙には沢山の恒星があり、多くの星が生と死(爆発)を繰り返しています。この中で、γ線バーストの矛先が地球を向いている可能性はゼロではありません。恐竜を絶滅させたという隕石の心配もあります。このように我々は常に危険と隣り合わせで生きています。他にもブラックホールや中性子星など瞬時に絶滅、を免れないような恐怖は、我々の周りには普通にあります。
このように、ちょっと何かあっても、今、は全く変わります。このような事から考えると、今、という存在すべてが奇跡なのです。だから、もう戻らない、今、を大切にしましょう。今は与えられるもの、英語では今をプレゼント(present)と言います。 by天龍😊
手は胴体と繋がり胴体は足とも繋がっています。私たちの身体は、すべて繋がって生きています。これを実感してもらうのが私の指導する健康法(武術・気功)です。
呼吸法で心と体を一致させ、自然の繋がり、動きを目指すのです。すると、身体は外の世界、つまり自然界とも繋がっていることを認識できるようになります。自然の力を借りる、自然の力をもらうことも出来るのです。
心身共に自然で健康な状態になるための秘訣でもあります。 by天龍😊
なぜ、あなたはこの人と一緒に居たいのですか?と聞いた時に
お金持ちだから、容姿が良い……など説明出来るとしたら、それは流れゆく現象の一点で判断しているに過ぎないのです。
理由はない、ただ一緒に居たいだけなのです、との返答だったら、理由付けの外にある世界では、もう、繋がっているのです。 by天龍😊
息子が小さい時の話。歯を磨くのが面倒で、コマーシャルのキャッチフレーズ、「キシリトールガムで歯を健康に」という文言を信じ、キシリトールガムを食べれば良いんだと言い張った。私の歯科受診の時に、歯科医に聞いてみた。歯科医によると、市販で売っているガムでは糖分が入っているため逆効果。歯科で購入できるキシリトールガムでも、歯磨きは必須だとの事。テレビの効果、恐るべし😅
by🐋blue whale🐋
結論から言うと違います。風邪にも使用することはありますが、体質に合わなければ全く効きません。よく葛根湯を服用して3日くらいで治った、という人もいますが、おそらく服用しなくとも治っているでしょう。
葛根湯をかぜ症候群に使用する場合、早ければ1回の服用、遅くとも2回目あたりで効いているのがわかります。かぜ症候群に使用する場合、合えば効き目は早いが、合わなければば続けても無意味、ということです。葛根湯が、かぜ症候群によく効く条件とは
1)あまり汗をかく傾向がない。ねあせなどはかいていない。
2)胃腸は極端に弱くない。風邪のために下痢・腹痛はあっても水様便で回数が多いことはない。
吐き気、胃痛は強くない。食欲不振もあまりない。
3)低血圧・貧血症状が強くない。
4)基礎体力が極端に不足していない。
5)体のどこかにこわばり痛みがある。多くは、頭痛・肩こりなどとして現れる。
あわなければ効かないどころか、副作用もあり得ます。服用して、寒気がする、食欲が落ちる、吐き気がする、胃痛がする、下痢する、などが現れた場合は合っていません。中止すべきです。
なお、かぜ症候群に使用する漢方薬は、葛根湯、桂枝湯、桂枝麻黄各半湯、小青龍湯、桂枝加葛根湯、柴胡桂枝湯、真武湯、麻黄附子細辛湯、桂枝人参湯、香蘇散、黄芩湯、桂枝二越婢一湯など何十種類もあります。よく相談して使用する必要があります。 by.天龍😉
中国に元を発した武術は北(気功を重んにじ内部からの破壊を極意とする。点穴 というツボを攻撃する技も得意である)と南(外部からの破壊を極意とする。空手の源流)にわかれます。
これは、おおよその分け方であり、もちろん、南も気功の鍛錬はするだろうし北も外部を鍛える練習もします。
北の武術では特に内家三拳が有名です。内家三拳とは太極拳、形意拳、八卦掌。形意拳は木火土金水と言う五行を形に表した拳法、八卦掌は八卦論(陰陽八盤?) に基づ拳法、そして太極拳は自然の摂理そのものですね。
太極拳もまた、色々な流派に分かれますが、中でも陳氏太極拳の陳 発科は体育館で太極拳を演じた時に、体育館の2回の窓ガラスがバリバリと振動した、と言う話があります。最も、今のような立派な体育館では無かったのでしょうが、それにしても凄まじいエネルギーです。
太極、形意、八卦どれをとっても恐ろしい殺人拳ではありますが、正しく訓練すれば、心身に多大な変容を来し、心も体もすばらしく変わってしまいます。そして、自分のものになった時に身体は素晴らしいエネルギーで満ちあふれ、その力は外に対して使ってはいけない、と身体自身が悟るようになります。
これが私がこのような武術を薦める理由ですが、正しい教えの元にきちんと鍛錬する必要があります。太極拳はやっている人は多いが、教える側に問題がありそうなケースも見受けられます。そのために残念ながら、ただの体操になっています。得気感(手・足・身体で感じる気の感覚)すら感じられない人は多いです。
ちなみに私の拳法は北派拳法です。 by天龍😊
私の薬局は水しかやってないのに、植物はグングン育ちます。特殊な気をあげているのか?とか漢方薬をあげているのか?等と色々なことを言われますが、別に何か特別なことをしている訳ではありません。薬局を開けている間は、優しい音楽を流してはいますが、思い当たるのはその程度。だが、音楽の持つ効果はバカにならないのです。
大学生に音楽療法についての卒業研究論文を手伝って欲しいと言われたことがあります。どのような音楽が有効か?と言われましたが、人それぞれだと回答しました。
演歌が大好きな人にバロックの良さを、と言っても無理がある場合もあるし、J-popが好きな人に教会音楽を薦めても興味を持ってもらえないこともあるでしょう。要は好みの問題ですね。
このように音楽療法にはその個人の持つ好み、が重要となります。また、その時の精神状態でも変わります。ベートーヴェンが好きで第5番運命、冒頭のジャジャジャジャ~ンで元気になれる、と言ったってチャイコフスキーの第6番悲愴、最終楽章に浸りたいなどという時は耳障りでしょう。音楽療法は個人の好みやその時の精神状態に合わせて取り入れるが良いのでしょうし、喜怒哀楽などのどの感情に浸りたいのかで選曲出来るよう複数の曲を用意するのが良いでしょうね。
薬局でも気功を取り入れた運動には音楽を使用しています。使用するのは、喜怒哀楽の感情の外にある音楽。感情を発せず、すべてを忘れられる音楽を使用しています。もちろん、洗脳音楽などではありません。これは音楽を聴くことで色々なことを考えず、運動してもらい、雑念を排除してもらいたいからなのです。 by天龍😊
これを理解するのは非常に難しいです。大学での試験で、気とは何か、説明せよ、と出ました。正解は「形が無くて働きがあるもの」でした。今では当たり前と思えても、当時は良くわからなかったものです。漢方の世界ではこの「気」を理解するのは必須ですが、最初は戸惑いました。
自分自身で「気」を感じられるようになってからも、一体これは何だろう、と不思議に思いました。電気的なエネルギーにも感じられ実験したことがありますが、結果は出ません。今では両手で「気」の玉を作ったりは当たり前だが、最初は不思議で面白かったですね。他の者にも教えると最初は、興奮したりもするが、別に誰にもあるエネルギーで、誰にも出来ること、超能力などでは無いと説明しています。 by天龍😊
風邪を引いて葛根湯を飲み、おかげさまで3日目でやっと治りました、と言われた患者さんに「葛根湯を飲まなくても同じように治っているよ」と言ったことがあります。風邪症候群などの急性疾患の場合、ほとんどは1回の服用で結果が出ます。少なくとも2回飲めば効果はわかります。それで効果が出なければ、その後いくら続けようが、浴びるように飲もうが効果は出ません。慢性疾患でも何ヶ月も飲まないと効果が出ない、というのは嘘です。煎じ薬を使用した場合はかなり早く効果は期待出来ますが、効き目の弱いエキス剤でも2週間も飲めば何らかの変化が出ます。出なければ、いくら続けても無駄です。漢方薬を相談する時はこのことを念頭に置いて使用するのが良いと思われます。 by天龍😊
この2枚の写真、左は人体の神経、右は宇宙の大規模構造。とても似ていると思いませんか?そう、体の外の世界も中の世界も実に似通ったことをやっているのです。体内も、道路のような血管、電線のような神経、免疫は警察や自衛隊のようなもの、工場、倉庫のように内臓は存在しています。そして、この内宇宙と外宇宙は皮膚を隔てて繋がっています。しかし、これも拡大すると隔たりは無くなりますね。外(自然界)が汚れたりバランスを崩せば我々の体にも多大な影響を及ぼすのは当然です。自然順応が健康維持には欠かせなのですが、その自然がバランスを崩せば私たちの体もバランスを崩すことになるのです。 by天龍😕
2021.10.7 本格的なキノコ狩りシーズン
本格的なキノコ狩りシーズンに入ってきました。写真は私の住む地方ではみんなが夢中になって採るウラベニホテイシメジ。このあたりではイッポンシメジと呼ばれています。しかし、本来イッポンシメジは毒キノコ。ウラベニホテイシメジと似ている毒キノコであるイッポンシメジやクサウラベニタケをこのあたりではツキヨタケと呼んでいます。正式にはツキヨタケはシイタケに似た木に生える毒キノコです。まぎらわしいですね。 by天龍😕