五十嵐哲学研究室
五十嵐哲学研究室
幸せになるための哲学カフェ
2009年から毎月、日本全国で開催されてきた哲学カフェ。『ソクラテス・サンバ・カフェ』へようこそ!
五十嵐哲学研究室の仕事
代表 :
五十嵐 沙千子 (いがらしさちこ)
哲学者。博士(文学)。
専門は現代思想 (特にユルゲン・ハーバーマスとマルティン・ハイデガー)、オープンダイアローグ、ベイトソンを中心とする対話理論、またフリードリヒ・シェリングの自由論。主著『この明るい場所』(ひつじ書房、2018年。2021年度早稲田大学文系入試問題(国語長文問題)に取り上げられた)、ほか、ハーバーマスやハイデガーを中心とする現代思想、コミュニケーションや対話による組織変革についての著書・論文多数。
また、2009年より毎月、一般市民を対象とした哲学カフェ、2013年より日本全国の学校や企業など組織を対象とした哲学による組織変革の対話研修を実施。
受賞・他
東海大学で最優秀授業賞である " Teaching Award "(大学全教員1600人中第 1 位)受賞、筑波大学では二度にわたり、 " Best Faculty Member "賞を受賞 (2016年、2018年)。
メディアでは、『プレジデント』や日本経済新聞など様々な雑誌・新聞に取り上げられているほか、オンデマンドTV「10minutes」(イマジニア社、「幸福とは何か」「教養とは何か」の2回)に出演。また、2024年7月には、Benesse『VIEW next』創刊50周年記念セミナーに、荒瀬克己氏(中央教育審議会会長)、岡田武史氏(学校法人今治明徳学園里山校学園長 )らと登壇。
Youtubeでは、哲学者、思想家をはじめとして、日本をリードする仏教学・社会学・民俗学・教育学・歴史学・経済学など様々な分野の専門家たちとのシリーズ対談「筑波大学人社チャンネル!」をオンエア。
東海大学文学部講師、筑波大学人文社会科学研究科准教授(哲学・思想専攻)を経て2025年4月に独立。
哲学の研究
著書
『この明るい場所』(ひつじ書房、2018年)
『オープンダイアローグ 思想と哲学』(東京大学出版会、2022年、共著)
『幸福をめぐる哲学者たちの大冒険』(春秋社、2024年、編著)
論文
工事中…
公開シンポジウム(YouTube公開中でアクセス可能なもの)
「自殺を考える。」(2024年2月29日) https://www.youtube.com/watch?v=5V-fwwq1T1E
「親子を考える。」(2025年2月26日) https://www.youtube.com/watch?v=qm56Wp_J8dU
対談
「人社チャンネル !」(人社チャンネルでご検索ください。)
1 現代におけるソロモンの宝 : 関根久雄さんに聞く(文化人類学)
2 世にもマジメな犯罪のお話 : 土井隆義さんに聞く(社会学)
3 「失われた手紙」と郵便配達人の話 : 谷口陽子さんに聞く(考古学)
4 ではいったい、文学はどこから文学なんだ? : 谷口孝介さんに聞く(比較文学)
5 人はなぜ戦争をするのか : 竹中佳彦さんに聞く(政治学)
6 もしも地球がわたしの家なら : 秋山肇さんに聞く (法学)
7 羊をめぐる冒険 : 江口真規さんに聞く(比較文学)
8 「喜びの歌」を歌う明日の者たちへ : 柴田政子さんに聞く(比較教育学)
9 知らない言葉を生きてみたい : 澤田浩子さんに聞く(言語学)
10 バイクに乗って過去の霊たちに会いに行った : 徳丸亜木さんに聞く(民俗学)
11 すべての観客が舞台で歌うとき : 渡部宏樹さんに聞く(メディア研究)
12 ホンモノの学校を作る : 鈴木清隆さんに聞く(茨城県立太田第一高等学校長)
13 カボチャから虫が出た:板東洋介さんに聞く (日本思想)
14 半径3mから変えていく:佐藤嘉幸さんに聞く (フランス現代思想)
15 誰もが元気になる学校を作りたい:森直人さんに聞く (社会学)
16 「手ぶら」で生きるということ:斎藤環さんに聞く (精神医学)
17 「どこでもドア」を開けてみる:大倉浩さんに聞く(日本文学)
18 「無関心」の効用:堀田和義さんに聞く (インド思想)
19 うっかりをデザインする」: 田中元子さんに聞く (社会改革家)
20 僕がお坊さんになったわけ : 横田南嶺さんに聞く (臨済宗円覚寺管長)
21 心の癖から自由になる : 吉水千鶴子さんに聞く(仏教学)
22 この世で一番優しい戦争 : 柏木健一さんに聞く(開発経済学)
23 歌はひとを彼方へとはこぶ : 茂野智大さんに聞く (万葉集研究)
24 少女マンガの「外側」の少女たち : 鈴木彩加さんに聞く(社会学)
25 仏教って、何のこと? : 竹村牧男さんに聞く (仏教学)
26 ゲーム理論の最前線 ! : 福住多一さんに聞く (経済学)
27 イスラム教って面白い ! : 平野貴大さんに聞く (イスラム研究)
テンミニッツTV(イマジニア株式会社)
「幸福とは何か」(2020年8月) フランス哲学者 津崎良典さんと対談
「教養とは何か」(2021年5月) フランス哲学者 津崎良典さんと対談
その他(工事中)
哲学の実践
(1) 一般市民のための哲学カフェ 〜ソクラテス・サンバ・カフェ〜
2009年〜 これまでに400回以上実施。
・東京およびオンラインでの毎月定例開催
・依頼による出張カフェ。(青森から鹿児島まで)
ソクラテス・サンバ・カフェ概要 (毎月定例。出張カフェは依頼による)
対象 : 一般市民(どなたでも : 高校生以上 )
定例開催:毎月第4日曜日、14:00~17:00。
形式:2020年以降はZoom
料金:参加無料
申込:Googleフォーム (フォームは開催通知欄に掲載)
*開催情報は毎月初旬に公開します。(「次回開催予定」をご覧ください)
テーマ :
基本的には、当日集まった参加者のみなさんから自由に「話したいこと」をテーマとして出してもらいます。
例えば…
「どうすれば自分の気持ちを伝えられるのか」
「会社・家族・友人等との人間関係で悩んでいる」
「働くのがつらい」
「自己肯定感が持てない」
「なぜ勉強しなければならないのか」
「働く自信がない」
「死ぬのが怖い」etc.
準備 : 哲学の知識は必要ありません。
(2) 企業・組織の支援
2014年〜
企業や公共団体等の組織からの依頼による組織支援。
対象 :
・企業
・公共団体、県庁・教育委員会等
これまでの依頼内容:
・対話型組織への転換支援
・チームビルディング
・哲学によるコンサルティング
・組織の抱える多様な問題の解決(離職者対策、組織の合理化、ハラスメント等)
・組織の文化変容支援
・組織の人間関係の構築 (心理的安全性の確立)
・役員/社員/新入社員に対する研修
・市民間対話
・市民と行政の間の対話
形式:
・講演
・ワークショップ(対話・哲学カフェ実施)
・哲学によるコンサルティング
・個別面談、相談
・インハウスフィロソファーとしての伴走
これまでのあゆみ:
・一部上場企業を中心に延べ120社ほどの企業(大手小売各社、運輸・旅行、サービス業、製薬会社等)
・茨城県庁、神奈川県庁をはじめとする各地の公共団体。
(3) 学校の支援、先生の支援
2013年〜
対象 : 学校、教職員
これまでの依頼内容:
1) 組織作り
・「対話型学校運営」への転換支援
・教職員間の信頼醸成
・「生徒も先生も幸せな学校」作り
・「教職員全員のチーム」ビルディング
・誰にとっても意味が感じられる職員会議への変革 (合理化・対話化)
・対話の絶えない職員室作り
・学校や地域の壁を越える教員間対話の実施
・ベルリン「壁のない学校」(ティール組織の学校として世界的に有名)についての講演
・「教師のありかた」「教師と生徒の関係性」構築
2) 授業作り
・「対話型授業」への転換支援
・「生徒も先生も幸せな授業」を考えるWS
・「自立分散型授業」の指導・講演・模擬授業実施
・「探究」支援 (探究に向けての教師のマインドセット整備、探究マップ作り)
・「生徒が一人も寝ない授業」の指導
・「生徒と一緒に作る授業」作り
・哲学対話、哲学カフェの指導
形式:
・講演
・ワークショップ
・学校運営についてのコンサルティング
・各リーダー、各教職員(個人・グループ)に対するコンサルティング
・個別面談
・模擬授業実施
・授業指導
これまでのあゆみ
・全国の中学校・高等学校での研修(関東を中心に北は岩手から南は鹿児島まで)
・県教育委員会指導主事に対する研修
・県単位での教員研修
・SSH運営指導委員長(5年間にわたり茨城県立並木中等教育学校で探究指導および教職員に対する研修・学校運営指導にあたった。)
(4) 高校生を対象とした哲学カフェ・哲学対話の実施
2013年〜
高校生を対象とした哲学カフェ・哲学対話
高校や都道府県教育委員会等からの依頼による。
岩手から鹿児島まで延べ100回以上実施。
対象 :
・各地の高校生
テーマ
・哲学カフェや哲学対話を経験させたい。
・依頼テーマ
・勉強するのは何のため?
・幸福とは何か
・キャリアとは何か等
形式
対面(現地出張)。
場合によってはオンライン(Zoom)も実施している。
その他
「対話とは何か」についてのインタビュー記事
Benesse VIEW next ONLINE でのインタビュー
https://view-next.benesse.jp/opinion/person/五十嵐沙千子(いがらし・さちこ)/#
次回開催情報
次回のソクラテス・サンバ・カフェ
日時:2025年9月28日(日) 14:00~17:00
場所:Zoomミーティング
定員:12名(抽選有)、無料
プライヴァシー : 哲学カフェには「自分の呼ばれたい名前(ニックネーム他)」で参加していただきます。本名や住んでいる地域、職業等が他の参加者に知られることは一切ありませんので、安心してご参加ください。
テーマ : 基本的には、集まった皆さんからご自身の「話したいこと・悩んでいること・聞きたいこと」を出していただき、それに基づいて全員で話していきます。
たとえばこれまでに出されたテーマは…
・人間関係について(職場、親子、家族、友人関係などの悩み)
・人生の選択について(結婚・就職・転職など)
・組織改革の悩み(どうすれば学習する組織に変えていけるのか・心理的安全性など)
・自己受容について(自分が嫌い、他人の評価が気になるなど)
・死について(死が怖い、家族の死、自殺)について)
・働き方について(仕事の悩み・ライフワークバランスなど)
・勉強について(何のために学ぶのか・勉強したくないなど)
・学校について(良い先生とは・良い授業とは・不登校についてなど)
・進路について
・その他
参加資格 : 高校生以上。
哲学についての知識 : 不要。
参加申込 : 9/21(日)までに下記のお申込みフォームからお申し込みください。
https://forms.gle/vKdasbA1qT4rz6j97
**お申込みフォームの記載漏れがあるとご参加いただけませんので正確にご記入ください。
**メールアドレスの間違いや受信設定により、こちらからの連絡が届かなくなっている事例が増えています。もしお心当たりがあれば事務局までお問い合わせください。
**応募者多数の場合には抽選を行います。
お問合せ・ご連絡 : ソクラテス・サンバ・カフェ事務局
socrates.samba.cafe<@>gmail.com (<@>を@に変えて送信してください。)
***開催情報は毎月月初までに本HPで公開します。