栗原共同墓地
11月18日(火)スマホを学ぶ講習会
栗原共同墓地
栗原共同墓地 区画契約募集中
栗原共同墓地は現在数基の区画を募集しております。
以下のポイントを参考にお考えください。
①宗派・宗旨・宗教は問いません
②墓石の種類は自由です
③墓地環境は静岡市内を見下ろす静かな環境です
④価格(1区画)はご相談させていただきます
⑤お墓の施設設備はご見学ください
⑥墓地管理は「墓地所有者」にてお願いします
⑦墓地運営主体は「栗原共同墓地」所有者全員
⑧アクセス:東名高速道路日本平パークウエイ下り線東を上がる、詳しくは:世話人2地区11組山本正秋
●墓石のご用命はお気軽に栗原自治会へ
日本におけるお墓・墓石の歴史
日本では、古代につくられた古墳など、歴史の古いお墓が各地に残っており、古くからお墓がつくられていたことがわかっています。
しかし、当時お墓を持つことができたのは支配階級のみ。江戸時代頃までは、亡き後にお墓に納められたのは有力者のみで、庶民の場合は亡くなってもお墓が建てられることはなかったとされています。現代のように誰もがお墓を建てるようになったのは、大正時代以降と言われています。現在の日本では、亡骸は火葬して遺骨をお墓に納めていますが、古くは土葬(埋葬)が一般的でした。弥生時代の頃には大きな陶器の入れ物に亡骸を入れて埋葬していたことがわかっており、その後の古墳時代(3世紀中頃から7世紀頃)には、天皇や各地の有力者たちのお墓である古墳が日本の各地に数多く作られています。古墳には、丸い形の円墳、台形のような形の方墳、その両方がつながった形をしている前方後円墳など色々な形状のものがあます。一時期は死後も有力者の権威を示すため、巨大な古墳も作られていましたが、6世紀頃に「大きな古墳をつくらないように」という薄葬令が出されたことから、前方後円墳がつくられることはなくなりました。檀家制度が確立された江戸時代頃からは、それまでよりも多くの人のお墓が建てられるようになりました。しかし、それでも当時は武士階級や有力者が板塔婆(いたとうば、いたとば)や石塔婆(いしとうば)などを建てる程度にとどまっていました。大正時代頃から、墓地不足を解消するために土葬から火葬中心に変わり、庶民がお墓を建てる今日のようなスタイルが定着したとされています。
日本の宗教(十三宗派)の内の八宗派
浄土真宗 親鸞
浄土真宗は鎌倉時代に親鸞(しんらん)聖人が開いた仏教の1つです。浄土真宗では「お墓=ご先祖様の魂が宿る場所」とは考えません。お墓を「故人をしのびつつ、人間の命のはかなさや人々を救う阿弥陀仏の慈悲の力に気づかせていただける場所」と考えるたお墓には「南無阿弥陀仏」や「倶会一処(くえいっしょ)」と記します。「○○家之墓」という文字がお墓の台座に記される場合もあります。また「往生即成仏」の考えがあるため、「供養のための五輪塔」は不要という見解が一般的にあるようです。ただ「浄土真宗の開祖・親鸞聖人のお墓は五輪塔」というのは有名な話であり、浄土真宗であっても、古くから五輪塔が建てられていることもあるようですので、開祖にならい五輪塔を建てることは可能です。
浄土宗 法然
浄土宗は法然を開祖とする鎌倉時代に成立した仏教の1つです。浄土宗のお墓は、正面に「南無阿弥陀仏」や「俱会一処(くえいっしょ=同じ阿弥陀仏の浄土でまた共に会わせていただくという意味)」、または阿弥陀如来を表す梵字(ぼんじ)を家名の上に刻むのが特徴です。また、戒名に「誉」の文字を刻む場合もあります。「誉号(よごう)」と呼ばれるもので、一般的に2大法要である授戒・五重相伝(浄土宗の最も大切な教えを五つの段階に分けて、順序よく理解しやすく伝える法要)を受けた故人に授与されています。浄土宗の五輪塔は梵字を刻まずに、上から「南無・阿・弥・陀・仏」と刻む場合があります。なお墓石の形や色などは特にしきたりなどはありません。
日蓮宗 日蓮
日蓮宗は、鎌倉時代中期に日蓮聖人によって開かれた宗派です。「南無妙法蓮華経(なむみょうほうれんげきょう)」の7文字のお題目を心から信じて唱えることが、仏となる唯一の道であるとしています。お墓に刻まれることが多いのは「南無妙法蓮華経」や「妙法○○家先祖代々之墓」などです。その際「南無妙法蓮華経」の「法」以外の6字の端の部分を、長くひげのように伸ばして書いた「髭題目(ひげだいもく)」と呼ばれる文字を記します。そして、側面または裏面には、建立年月日、建立者、法号などを刻みます。法号とは、他宗旨でいう「戒名・法名」のことです。
曹洞宗 道元
曹洞宗(そうとうしゅう)は、鎌倉時代に日本に伝わった臨済宗とならぶ禅宗の1つです。曹洞宗のお墓にも、墓石に円相を刻むことがあります。一円相(いちえんそう)とも呼ばれ、仏・心の本来の姿・悟り・完全といった意味を示すものです。人が悟りを開き、「完全な仏性となって成仏した人」であることを表します。円相はお墓に刻む以外にも、塔婆のいちばん上に描いたり、葬儀の引導のときに空中に描いたりすることがあります。曹洞宗でも五輪塔を建てることがあり、刻む文字は梵字で「空・風・火・水・地」というのが一般的です。
臨済宗 栄西
臨済宗(りんざいしゅう)は、鎌倉時代以降に伝えられた禅宗の1つです。臨済宗のお墓は、禅宗の特徴である「円相」を墓石の竿石部分に刻むことがあります。円相は悟りや心理などを円形によって表現したもので、「○○家之墓」の上部に彫刻されることが多いです。他にも、ご本尊である「南無釈迦牟尼仏」と刻むお墓もあります。五輪塔は梵字で上から「空・風・火・水・地」と刻みます。ただ、お墓の形態について厳格な決まりはなく、和型以外の洋型やデザイン墓石でも問題ありません。
天台宗 最澄
天台宗は中国を発祥とし最澄(さいちょう)が日本に伝えた大乗仏教の宗派のひとつです。「さまざまな仏さまは釈迦牟尼仏が姿を変えて現れたものである」と考えるため、多くの仏さまを等しく祀ります。お墓の形や墓石に刻む文字に決まりはありませんが、基本的には、法華経に由来する「南無阿弥陀仏」や「南無釈迦牟尼佛」、そして「〇〇家之墓」とすることが多いです。また、大日如来をあらわす梵字「ア」や、釈迦如来をあらわす「バク」、阿弥陀如来をあらわす「キリーク」が多く使われています。梵字は文字の頭に入れ「梵字+〇〇家先祖代々之墓」と入れるのが一般的です。五輪塔には、禅宗系にみられる、下から「地・水・火・風・空」の梵字、日蓮宗にみられる「妙・法・蓮・華・経」のどちらかを多く用います。
時宗 一遍
浄土三部経(「無量寿経(ムリョウジュキョウ)」・「観無量寿経(カンムリョウジュキョウ)」・「阿弥陀経(アミダキョウ)」)をより所にします。読経ではそのほか「六時礼讃(ロクジライサン)」などもお読みします。お し え大悲本願を仰ぎ念仏に生き念仏を喜びとする大慈悲の阿弥陀仏に帰命(おまかせ)する“ただ今のお念仏”が一番大事なことです。仏様の光明、お念仏の中に生活させていただいていることに気づけば、私たちの日常は感謝と喜びに満ちあふれるでしょう。我執(ガシュウ)(自分中心の考え)を“捨て”、家業につとめ励み、むつみあえば、“ただ今のひと時”は充たされ、極楽浄土への道が開かれます。念仏に生きることが時宗の時宗たるゆえんです。仏様に護(マモ)られ、み光に包まれているのですから、私たちの小さい力で念仏するのではありません。私たちは、み光の中にすでにあり、その限りない救済の中にすでにあるのです。
真言宗 空海
真言宗は、弘法大師/空海が、平安時代初期に体系化した「真言密教」を教義とする宗派です。お墓には一般的に「〇〇家之墓」や、成人の場合は大日如来をあらわす梵字「ア」を、15歳以下の子どもの場合は、地蔵菩薩を示す「カ」を文字の頭に刻みます。また「南無大師遍照金剛(なむだいしへんじょうこんごう)」と刻むこともあります。「南無大師遍照金剛」とは、真言宗で唱えられる一番短いお経で「弘法大師空海に帰依(信心)します」という意味です。なお、日本で古くからお墓や供養塔として作られていた五輪塔は、大日如来を象徴するもので、真言密教の思想から生まれました。日本の供養塔・お墓として今もなお宗派を超えて用いられています。