事業を

はじめたい

白保村で事業を始めたいという方へ

白保村に魅力を感じて事業を始めたいという方は、白保村の静かな住環境や伝統・文化を乱すことなく地域に受け入れられるよう心がけてください。特に近年、オーナー不在のゲストハウスで近隣住民とのトラブルが発生するなど、住民からの不安の声が聞かれるようになってきています。

白保村の主役はあくまでも住民とその生活です。事業を始める方はそのような問題が生じないよう、十分な情報収集や近隣住民への丁寧な情報提供を含めた事前準備を行ってください。

また事業を計画する場合は、必ず事前にゆらてぃく憲章推進委員会にご相談ください。当ホームページの最後に掲載しているお問い合わせフォームをご利用ください。

白保村で事業を行うということ

古い沖縄の景観が残り人々の暮らしが感じられるようなこの雰囲気は、石垣島の中でも白保村以外にはもうあまり残っていないとても貴重なものです。白保村で観光客向けの事業を行うということは、住民がこれまで築いてきたこの魅力的な住環境や景観を利用することになります。

しかし、住環境や景観は地域で守っていかなければ容易に壊れてしまいます。事業者としては、これらが今後も守られるように細心の注意を払い、地域の自治活動への協力や支援が必要です。

事業を計画する“前

近年、住民が最も不安に感じていることは「白保村のことを十分に理解しないまま様々な新規事業が始まり、今までにはなかったようなトラブルが発生し、あるいはこの白保村の住民が思い描いていなかったような憲章にうたわれるものとは違う形に変化してしまうのではないか」ということです。

事業者の方は、事業を計画する前に白保村住民の暮らしのルール・慣習を理解し、生活環境に十分配慮して事業計画を作成ください。そのためにはまず「白保村ゆらてぃく憲章」を参照し、公民館や既事業者にご相談ください。


そして、白保村の景観や伝統行事は地域住民が協力し合って守り継いでおり、多くの人に愛されています。この雰囲気を壊すことのないよう、ご協力ください。あなたの立案した事業は、本当にこの白保村に適したものでしょうか?その目的、形態、外観、客層などはこの白保村の在り方に則したものでしょうか?また集落の神事・行事、御嶽などの聖地は、住民にとって何より大切なものですので、特にご配慮ください。


白保村のしきたりやマナー、観光でお越しになられた方に気をつけていただきたいことをまとめた白保滞在ガイドブック「これであなたも白保通~おばぁに怒られたい!?~」を掲載しますので、是非こちらもご一読ください。事業者に理解いただきたい情報も多数掲載しています。

白保観光ガイドブック_分割版.pdf

住宅地で事業を行う責任とリスク

白保村は1600人が暮らす静かな住宅地であり、リゾート観光地ではないことをご理解いただき、その主役である住民の暮らしを妨げないよう、様々な点について十分な配慮が必要です。

商業地では全く気にならないような室外機などの機械音や調理場などの音、排水音、人声や音楽なども、静かな住宅街では想像以上に響くものです。強い明り、鮮やかな色彩、大きな目立つ看板、夜の営業も、場所や程度によっては住宅地にはふさわしくないこともあります。

宿泊施設であれば夜間の大声や花火などの騒音の防止やごみの処理を、飲食業やその他サービス業であれば来訪客の運転についての注意などを、事業者が事前の注意喚起を徹底することも必要です。

例えば、レンタカーでお越しになるお客様を受け入れるのならば、白保村の中では歩行者や自転車を優先して、角ごとに必ず一旦停止して安全確認し徐行するようお客様に周知徹底することが求められます。事故を起こすのはお客様ですが、そのお客様を招き入れた事業者にも責任があることを忘れないでください。車での来客が多いと予測される場合は、近隣だけでなく国道から駐車場への道沿いの住民への説明や配慮も必要です。

宿泊業について

白保村ゆらてぃく憲章推進委員会では「白保における観光について考える部会」として「白保おやど部会」を発足しました。

リゾート観光地ではない白保村で、住民の暮らしを守りながら観光客を受け入れる方法を模索し、事業者間で横の連携をとりながら情報交換や白保の勉強会を行っています。宿泊業を営む事業者には是非ご加入ください。

その他の事業について

宿泊業以外の事業者の組合等についてはまだ設立されておりません。

宿泊業以外の事業者の方は、現在すでに白保村で事業を営んでいる事業者にアクセスし、情報を収集ください。