平成27年度 社会貢献者表彰 受賞

信鈴会は平成27年度の社会貢献者表彰を受賞しました。

社会貢献者表彰は、人命救助・社会貢献・特定分野・海への貢献等について功績のあった団体や個人を表彰するもので昭和46年の第一回から始まりました。

平成27年度(第四十五回)は、社会貢献の功績47件、海への貢献の功績2件を合わせた49件が表彰され、11月30日に帝国ホテルで授賞式が行われました。

信鈴会会長の上條和男氏が受賞者代表として受賞挨拶を行いました。

受賞者を代表いたしまして、ひとことご挨拶とお礼の言葉を述べたいと思います。

 本日はこの晴れやかな席で社会貢献者表彰の栄に浴し、心より感謝を申し上げます。

 わたくしは、長野県信鈴会の代表上條和男でございます。わたくしは、声帯がありません。声帯がなくてもこういう会話ができるということを皆さんに広く知って貰いたい、そんな思いでございます。

 わたくしたちの会は、病により声帯を取らざるを得なくなった人たちに、再び声を取戻し、そして生きる喜びと自信を持ってもらいたい、その思いでこの活動を続けております。

 長野県に於いては、現在830名の喉頭を失くした方がおられます。しかし、わたくしたちの会に入会している方は130名に留まっております。残りの700名の方は家にこもるか、会話も筆談しかない状態が現状でございます。

 先ほどわたくしたちの会を代表して表彰状を受け取った女性について少し紹介いたします。

 彼女は20代の時、信州大学病院耳鼻科に於いて自分が担当した喉頭を取った患者さんが、生きる勇気とそういうものを全部失って自殺しかねない、そんな状態のときに、「これでは医療の手落ちだ」と、再び声が取り戻せるという情報集めに奔走し、先進地へ出向き、その方法を持ち帰り、長野県の信大の病院内にその基礎を、根を下ろしてくれました。それ以来57、8年現在は84歳になりますが、若いころの思いをそのまま、いままで続けてきております。いつもわたくしが聞かされるのは、「これはボランティアとかいうけれど、違います。これは愛です。*ずくを出せ、活動しろ」これが彼女の教えでございます。そして今わたくしも喉頭を取って20年になりますが、この会にお世話になり、そしてこの声を獲得できました。

 本日はこのような晴れがましい席でこのような言葉を発することができたことに深く感謝を申し上げます。どうもありがとうございました。

*ずく:知恵を使ってサッサと動けという意味の信州弁

長野県信鈴会

会長 上條 和男

第26回信毎賞 受賞

信鈴会は、令和元年 第26回信毎賞を受賞しました。

信毎賞は、信濃毎日新聞が1993年に創刊120周年を迎えたのを機に翌1994年に創設し、学術、芸術文化、スポーツ、社会活動など幅広い分野で顕著な業績を挙げた長野県関係の個人や団体を顕彰しています。

令和2年度 県知事賞 受賞

信鈴会は、社会福祉功労団体として、長野県知事から表彰されました。

第74回保健文化賞 受賞

信鈴会は、第74回保健文化賞を受賞しました


保健文化賞について(第一生命ホームページから引用)

戦後の衛生環境が悪化していた中、わが国の保健衛生の向上に取り組む団体・個人に感謝と敬意を捧げる賞として1950年に創設されました。厚生労働省などの後援を得て毎年実施しており、2022年で74回を迎えた、当社において最も長い歴史をもつ社会貢献活動です。生活習慣病対策・高齢者や障がい者への福祉・海外での医療や疾病対策など、その時代におけるさまざまな課題に継続的に取り組んでこられた団体・個人を顕彰しています。

感謝状(第一生命保険社長)

表彰状(厚生労働大臣)

記念品(朝日新聞社)

記念品(NHK)