回復と訓練の紹介

（会報記事から転載）

ようこそ信鈴会へ。ご退院おめでとう御座います。同じ境遇の仲間が大勢います。皆で一緒に楽しく、リハビリをやりましょう。訓練士が入会された方の紹介、お名前など簡単にゆっくり明朗な発声で仲間に紹介いたします。

【信 鈴 会】

・創立：1969年1月。ボランティア組織です。

・会員数：県下99名です。（2020年）

・発声教室：県下6ヶ所（長野・佐久・松本・諏訪・飯田・（伊那：休講中））どこの教室にも入会できます。

・入会金：4000円

・年会費：3000円

・教材：銀鈴会発刊食道発声練習教本

・出席時の手続き：教室の出席簿にサインする。

・「あゆみの箱 募金」：ご厚志を頂ければ誠にありがたいです。ご厚志は信鈴会運営資金に繰入します。

・持参するもの：教本・筆記用具等

・欠席する時はその都度連絡を頂かなくも結構ですが、長期にお休みの時には連絡して下さい。

【日常生活・健康管理】

★湯船に入るときは肩まで浸れない。冬など冷える時は、熱いお湯で絞ったタオルを肩掛けにして使う事も良いでしょう。左右の肩を交互に浸す事もよいでしょう。

★洗髪の場合は、腰を直角に曲げ、気管孔が下を向くようにしてお湯をかけます。

★シャワーを使う時はシャワーヘッドを頭と身体に直接か2～3センチ位離して使用すると水飛沫が飛ばず気管孔に入る事はありません。（注意して下さい、慣れるまで）

★プロテクター…病院で使用した薄ガーゼは5～6枚合わせて使用する。プロテクターの役目は、吸気時の鼻腔・口腔機能の代用をします。

★調温機能＝冷たい空気を直接肺に入れない。

★調湿機能＝乾煉した空気を直接肺に入れない。

★防塵機能…挨や汚れた空気を直接肺に入れない。（気管孔のむき出しは危険です）

★ネブライザー…おこたらず毎日、朝、夕、やって下さい。（なぜ？鼻からの呼吸作用ができない。気管孔からの呼吸作用はプロテクターだけではカバーできない。湿度を吸入して、塵、挨を分泌させ、取り除く作業は必須です）

★人工鼻を装着することにより、調温、調湿、防塵が可能となります。訓練士にご相談ください。

★飲酒 お酒は程よく。明日への活力になる程度に。

★気管孔を開放しないと呼吸が苦しいのでは？考えがちですが、これはメンタルな問題です。（銀鈴会で販売しているプロテクダーをお勧めします。その他女性用他色々種類がございます）

問合せ先（社） 銀鈴会 fax 03-3436-3497

【手術後の生理的変化】

★しゃべれない、芥子・わさびが数倍利く、匂いがわからない （味覚の減退）、汁を吸えない、熱い物を飲食できない、鼻がかめない・すすれない、クシ

ャミが出来ない、気張れない。要するに気管孔から空気がもれる、いきむことが出来ない、イビキをかく心配がない。疲、咳。疾は気管孔からの分泌物が気になって拭き取ると、その刺激で咳が出て、また疾が増えるという悪循環に悩みます。 時間と共に気にならない程度に減ります。慣れるまで暫く我慢してください。

【その他】

★どこの教室も、元気で、明るい、心の拠り所になっています。

★人生、明るく、楽しく、元気に頑張りましょう。