横川 翔「敗戦前後における原理日本社の人びと――戦争協力と平和主義の「コトバ」をめぐって――」
梁 鎮輝「幸田露伴の趣味論について――時代の正当なる批判者となるために――」
王 春佶「甘粛省における省営金融機関の変遷――官銀銭局から省銀行へ(1906-1939)――」
中島 有海「ナチ・ドイツ期における先史・考古学研究の実践――考古学者ヘルベルト・ヤンクーンによる著作の事例――」
高野 泰「パラダイムと文明――歴史学パラダイムの啓蒙主義時代以降の歴史――」
山本 祐麻「田口卯吉の経済思想の変容と第一次企業勃興期の終焉――両毛地域との関係を中心に――」
関根 知良「ガルダンのハルハ侵攻から康熙帝の親征直前における清朝のハルハ政策――漠南に避難したハルハの問題を中心に――」
岩田 啓介「18世紀前半の清朝の青海における対ジューンガル防衛の展開――ツァイダム盆地を中心として――」
上田 裕之「清代乾隆年間における四川銅」
大出 尚子「「満洲国」における皇産整理と日本の皇室財産制度――1937年の福陵・昭陵内樹木管理問題を事例に――」
山本 真「1950~60年代、台湾における国家―社会関係と民衆の生活――台南県の塩村を事例として――」
鈴木 真「ミンジュ家の婚姻関係からみた清朝康煕年間における宮廷内の権力構造」
山澤 学「将軍徳川家斉の「家」と学問」
半田 真士「清代前期における貢生の地方官登用の展開とその影響」
上村 敏郎「18世紀末ハプスブルク君主国におけるガリツィアの啓蒙――ガリツィアをめぐる啓蒙知識人の眼差し――」
何 雨「民国期、北平における仏教平民教育――龍泉孤児院を事例として――」
高野 泰「閉ざされた歴史学から開かれた世界へ――リュシアン・フェーヴルの歴史学――」
甘利 弘樹「(書評)菊池秀明『越境の中国史――南からみた衝突と融合の三〇〇年――』」
乙坂 智子「永楽5年「御製霊谷寺塔影記」再考――普遍的神聖存在としての君主像とチベット仏教――」
横田 尚美「盗品に見る彦根藩の衣生活――「本罪御仕置者書抜」を史料として――」
ロバート・クラフト「志賀重昂における「国粋主義」の形成――欧米中心主義的文明論との格闘――」
藤谷 浩悦「芥川龍之介と葉徳輝――記憶・死・革命――」
任 暁艶「1960年代の重要無形文化財の選定方式に関する一考察――手漉和紙の条件づくりを事例に――」
李 雨桃「日中戦争前後、成都における都市計画の導入――防空体制に着目して――」
彭 高明「日中戦争初期、中国江南地域の自衛的地方武装組織――社会結合と歴史的背景からの一考察――」
楊 家鑫「民国時期、哥老会と禁煙運動――四川省北西辺境での「抗剷事件」に着目して――」
王 春佶「甘粛省銀行臨夏分行の運営から見た甘粛西南地域の金融秩序」
金 泰民「瓊中県道教の「家神公函本」の考察」
鈴木 真「康煕帝と揆叙」
村上 宏昭「ヴィルヘルム期ドイツにおける結核展覧会の諸相――ドイツ結核撲滅中央委員会(DZK)とその啓蒙活動――」
梁 鎮輝「幸田露伴の「道教」と近代中国――『道藏』出版、「仙書参同契」をめぐって――」
田中 圭子「ルネサンス期ドイツの知識人による書簡作成の理論と実践――コンラート・ツェルティス、ジクストゥス・トゥヒャー往復書簡より――」
二ノ宮幹太「神祇官復興問題再考――「既決調査事項録」を手がかりとして――」
松本 浩一「宋元時代の錬度と祭錬」
何 雨「北平市政府による廟産興学運動の展開と北平仏教界の反応(1928年-1937年)」
大曽根 悠「(史料紹介)「Nazi Biograms」(いわゆる「アーベル・ドキュメント」) 成立にかかる懸賞企画の告知文書」
甘利 弘樹「順治年間後半における広東山寇の活動とその終――謝氏一族の事例を中心に――」
白幡 俊輔「近世イタリア君主による軍事統制システムとその特徴――16世紀フェッラーラ公国の火砲鋳造所・砲兵隊の史料から――」
白川 紘惟「清代嘉慶12年の青海におけるチベット人頭目討伐未遂事件とその処理過程――清朝中枢の現地地方官およびチベット人頭目に対する裁定――」
赤松 淳子「夫婦間暴力の歴史を叙述する――イングランド史における模索――」
根本みなみ「近世大名家における一門家臣と家中秩序――役職就任をめぐる自己意識――」
伊藤智比古「『週刊少国民』の研究――表紙・誌面の分析を中心に――」
鐙屋 一「現代中国における「歴史」の振り返り方について――「重走長征路」現象をめぐって――」
甘利 弘樹「(書評)山本真著『近現代中国における社会と国家――福建省での革命、行政の制度化、戦時動員――』」