森 弘一「リチャード・ペイスのDe fructuの人文思想史上の意義」
石黒 盛久「ピエロ・ソデリーニ政権(1502-1512)の成立経緯と『君主論』第九章」
新藤 透「幕末期における箱館奉行・老中のアイヌ認識について――慶応元年、イギリス人アイヌ墳墓盗掘事件を中心に――」
斉 光「清朝による「ロブザン=ダンジンの乱」鎮圧とアラシャン゠ホシュート部」
三橋 陽介「日中戦争期の戦区検察官――中華民国重慶国民政府法制の一考察――」
埜渡真樹子「春日曼荼羅の享受者に関する考察」
鈴木普慈夫「明治33年の未成年者喫煙禁止法と煙草業界」
鈴木 真「康煕朝における近臣たち――「内務府系氏族」について――」
下重 直樹「山本達雄の政治指導と地方経済――大正初期における勧銀―農工銀ラインを中心に――」
栗本 陽子「太宗~世祖期の清朝とチベット仏教僧――扎薩克喇嘛制度をてがかりに――」
林 香那「16世紀末から17世紀初頭におけるイギリス・カピチュレーションの性格」
行武 和博「平戸・長崎オランダ商館の会計帳簿と日蘭貿易――会計史料に基づく1642(寛永19)年の貿易取引額――」
石黒 盛久「マキアヴェッリの政治観と諸階級の葛藤――〈絶対的〉君主政に関する一考察――」
上田 裕之「清代雍正年間から乾隆前半の雲南における制銭鋳造の展開」
飯島 克彦「ビザンツ初期の交易商人と旅――コスマス『キリスト教世界論』の記述から――」
梅山 直也「八旗蒙古の成立と清朝のモンゴル支配――ハラチン・モンゴルを中心に――」
大庭 大輝「北昤吉における「哲学」と「政治」――大正期の言説を中心として――」
鈴木普慈夫「満韓修学旅行の教育思想的考察――教育目標の時代的変化の一例として――」
横山和加子「ヌエバ・エスパーニャの先住民職人――16~17世紀の絵師集団をめぐって――」
小森 正明「中世後期東国における借用状の一考察――「文の身」文言の検討を中心として――」
熊本 史雄「『日本外交文書』の編纂と「外務省記録」――史料学的アプローチの前提として――」
新藤 透「『新羅之記録』の中世アイヌ蜂起関係記事の検討」
早川 万年「津田左右吉の歴史教育論をめぐって」
崔 鐘吉「永井亨の国体論――1920年代における「社会派」官僚の国家構想――」
小林 亮介「19世紀末、カムの統治をめぐる清朝とダライラマ政庁――四川総督鹿傳霖のニャロン回収案を中心に――」
大出 尚子「「満洲国」国立中央博物館と「満洲国」の建国理念――副館長藤山一雄の「民族協和」構想――」
高橋 知寛「西周時代の成周とその経済機能――貯と積を中心に――」
鈴木 健一「汪兆銘政権下の国立北京大学農学院」
永井 博「「御使」と官位叙任――高松松平家の家格をめぐって――」
綿貫 哲郎「「六條例」の成立――乾隆朝八旗政策の一断面――」
川瀬 康子「『産所諸用集』について」
山本亜衣子「中世末期における寺社縁起――遠江国鵜田寺を例に――」
原田 博二「「長崎諸役人寺社山伏」の成立年と削除・書込み」
飯島 克彦「ビザンツ世界における東洋観――『ローマのマカリオス伝』を中心に――」
岡山 麻子「竹内好の「北京日記」――文学の解体と再生――」
平 正人「「革命のバイブル」としての新聞――フランス革命の図像資料から読みとれる新聞のイメージ――」
菱田 幸子「黒人新聞におけるイングラム事件の表象――白人至上主義への抵抗の拠点としての女性イメージ」
曹 雯「清末外国公使の謁見問題に関する一考察――咸豊・同治期を中心に――」
鈴木普慈夫「満洲における白系ロシア人教育機関考察――初等教育を中心に――」
増田 直子「パリ平和会議における人種差別撤廃案と在米日本人」
上田 裕之「清初の人参採取とハン・王公・功臣――人参採取権保有を中心に――」
甲山 三詠「アナール学派第三世代における問題意識の転換――ジャック・ルゴフによるイマジネール概念の提唱――」
村上 信明「乾隆朝の繙訳科挙と蒙古旗人官僚の台頭」
陶 智子「伊藤甚右衛門幸氏について」
水谷 悟「茅原華山の「益進主義」思想」
鈴木 真「雍正帝と藩邸旧人」
宮城 美穂「ニケタス・コニアテスの歴史叙述における政治理念――第三回十字軍率いるフリードリヒ・バルバロッサへの評価を中心として――」
赤松 淳子「近世イングランドにおける両性のモラル――「結婚詐称」訴訟の語りから――」
山澤 学「(書評)大石学編『江戸時代への接近(アプローチ)』」
甘利 弘樹「(新刊紹介)川越泰博『明代中国の軍制と政治』」
荷見 守義「咨文と勅書――成化3年の役をめぐる中・朝関係――」
小沼 孝博「換防兵制導入からみた清朝のカシュガリア支配」
黒崎 真「坐り込み運動を用意したもの」
大村 章仁「(書評)岡田洋司著『大正デモクラシー下の"地域振興"愛知県碧海郡における非政治・社会運動的改革構想の展開』」