藤谷 浩悦「中国僧の訪日と水野梅暁――楊度の批判を中心に――」
田中友香理「日露戦後における社会進化論の行方――加藤弘之の『自然と倫理』・『国家の統治権』をめぐって――」
村上 宏昭「ドイツの過少人口恐怖とスラヴの洪水――大戦間期の不安と憧憬――」
高岡慎太郎「ヴァイマル期およびナチ期における有機的国家論の一考察――ハッセルとゲルデラーにおけるシュタイン論を手がかりに――」
横田 尚美「婦人標準服の変容――婦人雑誌と服飾雑誌を資料として――」
石黒 盛久「マキアヴェッリからボテーロへ――『国家理性論』と16世紀後半イタリア政治思想の特質――」
辻 泰明「テレビ発展期における伝統文化の伝播――「華道」と「茶道」の講座番組を比較して――」
鈴木 実「『日本霊異記』における「護法善神」――景戒の神仏関係認識をめぐって――」
下畠 知志「南原繁の「国民共同体」論と「日本近代」認識――内面性と組織性の構造連関――」
梅山 直也「清初における八旗蒙古のニル構成と組織としての実態――遊牧ニルの検討を通じて――」
関根 知良「清朝・ホンタイジの対アオハン゠モンゴル政策」
岩田 啓介「グーシ゠ハン死後の青海ホシュート部の基本構造――ハンと総管の二極構造――」
上田 裕之「清代雍正年間における銅禁政策と各省の対応」
伊藤 敏「スイス都市邦の盟約者団における軍事・政治的影響――1339年のラウペンの戦いにおける戦術的課題を手掛かりに――」
遠藤 貴子「小袖雛形本にみる謡曲意匠――『平家物語』を中心に――」
梅山 直也「ホンタイジによる左翼・右翼ジャルート゠モンゴル政略――系譜復元作業を糸口として――」
鈴木 真「鑲白旗雍親王家の人びと」
野﨑くるみ「ダライラマ九世の選定からみる清朝―チベット関係の一側面――「29条章程」金瓶掣籤制度運用実態の検証として――」
ユルマズ・フィリズ「トルコの国語教科書に見られる戦争記憶の伝達・形成」
髙野友理香「豊臣政権期の修道会交渉における前田玄以」
根本みなみ「家格争論から見る吉川家認識――毛利家・吉川家を事例に――」
村上 信明「乾隆40・50年代の庫倫辦事大臣に関する一考察――対ロシア交渉における満洲大臣・蒙古大臣の権限・立場の変化――」
金 炫我「国民精神総動員運動期における在郷軍人会の実態――帝国在郷軍人会村松村分会の『分会歴史』を中心に――」
胡 艶紅「民国期における太湖の漁民社会――大型漁船漁民の事例を中心に――」
多久孝一郎「第一次熬茶使節と清朝・ジューン゠ガル講和――乾隆6年における熬茶使節中途帰還への清朝の対応を中心に――」
上田 裕之「清代乾隆中葉における雲南銅の収買価格」
姜 成山「渤海率賓府の一地方社会について――チェルニャチノ5渤海古墳群の検討を中心に――」
中村 玲「伝小野通女筆「徳川家康像」大養寺本の位置――徳川家・浄土宗との関連を中心として――」
高野 泰「18世紀医学における機械論の展開――衛生学から禁酒へ――」
袖長 智史「1915-1916年のアンザック兵士の戦争体験と新聞報道」
隋 藝「植民地記憶とツーリズム――大連市の事例から――」
浜口 誠至「足利義晴前期の幕府政治――「御作事方日記」を中心に――」
鈴木 真「清朝前期の鑲藍旗旗王家」
上村 敏郎「ヨーゼフ二世治下ハプスブルク君主国における「批判の自由」と言論紀律化──セーケイ事件をめぐるパンフレット騒動──」
横田 尚美「1860-70年代のファッション雑誌と百貨店ビジネス――『ラ・モード・イリュストレ』誌を資料として――」
孫 佳「金朝府制略論」
野口 剛「(書評)早川万年著『壬申の乱を読み解く』」
乙坂 智子「「元之天下、半亡於僧」の原像――国家仏事に関する元代漢民族史官の記事採録様態――」
林 香奈「17世紀初頭オスマン帝国におけるイギリス大使とカピチュレーション」
大曽根 悠「ヴァイマル期のヒトラー・イメージを男性性から検討する──ヒトラー・「普通の男たち」・「敵」をめぐって──」
坂口 健「『日観集』にみる国風化の様相」
山邊菜穂子「近世後期弘前藩における家臣団統制――嘉永・安政期を中心に――」
埜渡真樹子「宗教絵画としての春日曼荼羅」
鈴木 健一「シカゴ博覧会で配布された『にほんれきし教科書』について」
若江 賢三「『張家山漢墓竹簡』奏[シ+獻]書の和姦事件に関する法の適用――「公士の贖耐」について――」
横田 尚美「1870年代のパリ・ルーブル百貨店のカタログに見る既製服ビジネス」
山下須美礼「明治初期日本人信徒による「正教会」理解――士族ハリステアニンに注目して――」
古舘 陽子「『パンチ』カリカチュアから考察する東アジア表象――「文明の勝利」に描かれた図像の分析――」
松本 浩一「酒井忠夫先生の思い出」
丸山 宏「酒井忠夫先生を偲ぶ」
楠木 賢道「『二国会盟録』からみた志筑忠雄・安部龍平の清朝・北アジア理解――江戸時代知識人のNew Qing History?――」
海老澤哲雄「ルイ王あてモンケ書簡・フレグ書簡覚書」
岩田 啓介「ラサン゠ハン即位前後の青海ホシュート部――清朝とジューン゠ガル部の狭間で――」
山澤 学「19世紀初頭出羽三山修験の覚醒運動――湯殿山・木食行者鐵門海の越後布教を中心に――」
松本 浩一「台湾北部紅頭道士の礼斗法会(1):早朝」
長尾 宗典「高山樗牛と「田舎教師」――世紀転換期における「文明」批判の精神――」
吉村 雅美「「御家世伝草稿」のなかの初期平戸藩像――対外関係の認識を中心に――」
角田 延之「フランス革命におけるフェデラリスム――議会議事録を用いた語彙分析を通して――」
中嶌 哲平「アゼルバイジャン近代におけるナショナリズムの展開――メフメト・エミーン・ラスールザーデ(1884~1955)を中心に――」
松本 浩一「(書評)高致華著『文化鄭成功の形成と現況』」