第30回ケニア編
講師/ミタロ・オスカー・ウィテレ氏
2026.1.10(土)15:00~
講師/ミタロ・オスカー・ウィテレ氏
2026.1.10(土)15:00~
講師/ミタロ・オスカー・ウィテレ氏 Mitalo Oscar Witere
2014-2020年、岡山大学院博士課程にて農産物生理学・利用学を修め、2020-2025年、筑波大学研究員を経て、2025年4月より国際農林水産業研究センター研究員として、石垣島の「熱帯島嶼研究拠点」(熱研)に勤務。日本での愛称は「三太郎」。
はじめに:
オスカーさんとは、2025年1月の、「もっと!!国際交流フェスタINつくば」(つくばSDGsTRY fグループ主催) (※このサイトの「イベントのページ」に記載あり)で知り合いました。
アフリカには54の国があり、それぞれの国の、地域・民族ごと異なった音楽があるといわれています。
オスカーさんはケニア西部のルヒヤ民族出身ですので、主にルヒヤ民族の文化や音楽についてお話いただきます。
Africa has 54 countries, each with distinct music depending on the region and ethnic group. Mr. Oscar is from the Luhya ethnic group in western Kenya, so he will focus on Luhya culture and music.
アフリカの音楽やリズムの特徴~単なる娯楽や癒しではなかった!
Characteristics of African Music and Rhythm: More Than Just Entertainment or Healing!
1. 通信手段として As a means of communication
リズムを「言葉」として使用していました。 西アフリカの太鼓--トーキング・ドラムでは、音の高低、強弱、長短で、文章を表現。 村から村へとリレー形式で叩き継がれ、1時間で100マイル(約160km)(つくばから長野、甲府)先までメッセージを届けることが可能でした。
2. 精神的・宗教的な役割 Spiritual and religious roles
複雑なリズム(ポリリズム)を反復することで、踊り手をトランス状態に導き、霊的な世界とつながるための橋渡し役を担いました。 病気の治療、結婚式、葬儀、収穫祭など、人生の重要な節目においてリズムは不可欠な存在でした。
3. 社会的役割 結束とアイデンティティ Social Role: Cohesion and Identity
共同体(コミュニティ)の結びつきを強めるために、リズムが重視されました。農作業などの集団作業を効率的に行ったり、歴史や知恵を歌やリズムに乗せて次世代へ語り継ぐ手段として機能しました。
4. 抑圧下での抵抗と対話 Resistance and Dialogue Under Oppression
会話が禁止された人々は、支配者に気づかれないよう「モールス信号のような暗号」としてリズムを用い、情報交換や結束を図りました。
この複雑なコミュニケーション能力が、ジャズやブルースといった現代音楽の礎となるリズム感(ポリリズム)の発展に寄与したといわれています。
ケニアには42の民族があり、、民族ごとに、言語、文化、食文化が違う。マラソンで活躍するのは主にカレンジン民族。有名なマサイ民族の割合は1%。
アフリカの民族語は、このようにそれぞれ全く違う。公用語は英語とスワヒリ語。👉スワヒリ語を使う国~ケニア、タンザニア、ウガンダ、コンゴ民主共和国、ルワンダ、コモロ等
👉ケニアの伝統的な太鼓「イスクティ(Isukuti)」は、主に以下の3種類の木材が使用されます。 これらの木材をくり抜いて胴を作り、その頭の部分にトカゲや牛の皮を張って作られます。
2014年に「ルヒヤ族のイスクティ・ダンス」として、ユネスコの無形文化遺産に登録されました。
ムコマリ (Mukomari):学名 Cordia africana(アフリカチシャノキ)。
ムンゴマ (Mung'oma):学名 Prunus africana(アフリカンチェリー)。
ムレンベ (Murembe):学名 Erythrina abyssinica(デイゴの一種)。
"Sauti Sol"はオスカーさんのお気に入りのグループ。視聴者からの感想の中に「もっと他の曲も聞きたい」というリクエストがあり、次の曲も教えてもらいました。
https://youtu.be/ojvz49lSfM4?si=njRlhbWGYxYDrBXD
東アフリカの音楽界を代表する巨匠であり数々の賞を受賞したアーティスト、サウティ・ソル(ケニア)が、3rdアルバム『Live and Die in Afrika』収録曲「KULIKO JANA」の画期的なミュージックビデオを公開。この楽曲の背景にある意味は「主の愛は決して絶えることなく、その慈しみは尽きることがない。」というものである。レッドフォース・コーラス(※グループの出身校、男子中学校のコーラス部)をフィーチャーしたこの楽曲は、美しく力強いメッセージでチャートを席巻し、アフリカ全土および世界中のファンの心を捉えた。
この子守歌はオスカーさんの生歌で披露されました。ズーム内では、視聴者から❤マークや「イイね」マークがたくさん贈られていました。ケニアのお母さんから聞き覚えて、日本人の奥様にも教えて、オスカーさんのお子さんたちに歌い継がれています。
テキストと歌詞は前日に配布しました。スワヒリ語の挨拶も学べる歌です。ジャンボ・ブワナ:https://www.youtube.com/watch?v=vUrVeRGo5IM
みんなで歌って、楽しい時間を共有できました。ありがとうございました。
ケニアの国鳥「ライラックニシブッポウソウ(Lilac-breasted Rlooer)
皆さまからの感想:
音楽が生活の一部だということがよくわかりました。ディズニー映画でハクナ・マタタという言葉だけ知っていましたが、みんなで歌えて楽しかったです。
ガイドと進行が親切で心地良く楽しめました。「モールス信号のように太鼓のリズムを使って、人々が思いを伝え合っててきた」ということ、talking drum は1時間に160kmも音が伝わったということ、すごく印象的でした!その太鼓、聴いてみたいです。誰かの言葉、話しを通して情報を受け取るって、本当に基本ですね。情報が立体的に見えてきました。
ケニアについて貴重な勉強をしました。次回も楽しみにしております。
お葬式の儀式は、死者が天の王国に入る日のお祝いなので楽しい賑やかな楽器と踊りで盛り上がっていました。喪主は遺影を抱いていっしょに踊りの中にはいる。この場面は感動的でした。
ジャンボ.ブアナ歌って楽しかったです。
音楽が日常にある、素敵なカルチャーですね。ハクナ・マタタの歌も、すてきでした。それから、子守唄が愛に溢れていました。もっとたくさんの方に聞いていただきたい内容でした☺️
ケニア編 資料
Isukuti
https://www.youtube.com/watch?v=JrUnUVYL320
https://www.youtube.com/watch?v=eXUtbK0LfcU
Taarab
https://www.youtube.com/watch?v=aJysP8z4RRU
National Anthem
https://www.youtube.com/watch?v=DnKgEOha5DQ
Jambo bwana
https://www.youtube.com/watch?v=vUrVeRGo5IM
現代ケニア音楽
「Masambu」 医療を求める村人の苦難をえがく ( by Kayamba)
https://www.youtube.com/watch?v=Ffm5J0_csf4
「Awinja」 すべての母に捧げる曲 (by "Sauti sol")
https://www.youtube.com/watch?v=4ZkQrcp5yjY
おまけ オスカーさんおすすめの "Sauti Sol"の曲
https://youtu.be/ojvz49lSfM4?si=njRlhbWGYxYDrBXD
ケニア大使館YouTube スワヒリ語講座「挨拶」
https://www.youtube.com/watch?v=N4x9vUnp-HM
日本ケニア交友会 (ケニア料理)
https://kenyatea.jimdofree.com/%E3%82%B1%E3%83%8B%E3%82%A2%E6%96%99%E7%90%86etc/