西洋経済史ゼミ第八期ゼミ生
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ゼミ幹事より挨拶
西洋経済史ゼミでは、ヨーロッパ経済史の文献を中心に様々な文献を輪読することで、幅広く深い知識を得ることができます。また、簡潔明瞭な資料を作成する力や、人前で分かりやすく伝わるように話す能力といった社会で必要なスキルも身につけることができます!現在は、「グローバル経済史」に関する文献を輪読しており、ヨーロッパに限らず、世界全体における経済史について学んでおります。
普段の輪読とともに、東京にある拓殖大学と合同ゼミを毎年開催しています。私たちは、合同ゼミに向けて、自らで考えた研究テーマの発表準備を現在進めています。「レポートが苦手」という方もいると思いますが、先生が分かりやすく教えて下さるので心配いりません!
僕がこのゼミで楽しみにしていることは、輪読を通じて幅広く深い知識をもつことができるとともに、他のゼミ生の説明を聞いたり、自分で説明したりして、内容を共有できるところです。物事をより多角的にみることで成長できますし、分からなかったところは齊藤先生が説明してくださいます!僕は読書をする習慣がついて、多くの情報を得ることができ、ゼミに所属してからの「変化」に手応えを感じております。
少しでも興味があるという方は、ぜひ研究室まで足を運んでみてください!お待ちしています!
西洋経済史ゼミ幹事
渡邉
担当教員、本ゼミの概要
本研究室は、西洋経済史に関する研究・教育を目的とする研究室です。担当教員の専門は近世ヨーロッパにおける漁業経済政策史、とりわけ18世紀スウェーデンで展開された漁業政策について研究をしております。
そのため、本ゼミでは西洋経済史や西洋史に関心をもつ学生を第1に受け入れることができればと考えております。また、上記の点から北欧研究や海洋政策を始めとする海の問題について関心をもっている学生についても歓迎します。そして、「経済学以外の研究テーマで研究をしたいけれども、どこのゼミに入ればいいかわからない」という学生についても、研究テーマ次第によっては受け入れます。現在、4年生(4名)と3年生(9名)の計13名が所属しております。
本ゼミは学問分野の性質上、座学が殆どですが、外に出て活動することも大事にしたいと思います。他大学や他ゼミとの交流会、またアウトリーチ活動などについても積極的に行っております。単に「楽しいゼミ」ではなく、「歴史学や経済史学の知見を生かして楽しくゼミ活動を行う」ことができればと思います。
ゼミでの活動について
A. 輪読
経済史や西洋史に関する文献を輪読します。任意のテキストを選択し、発表担当者が報告を行います。その後、ゼミ生全員で議論をします。昨年度・今年度については以下の文献を輪読しました。
・杉山伸也『グローバル経済史入門(岩波書店、2020年)。
・長谷川貴彦『産業革命』(山川出版社、2012年)。
・高沢紀恵『主権国家体制の成立』(山川出版社、1997年)。
・川北稔『世界システム論講義:ヨーロッパと近代社会』(筑摩書房、2016年)。
・平野千果子『人種主義の歴史』(岩波出版社、2022年)。
・飯田一史『「若者の読書離れ」というウソ』(平凡社、2023年)。
B. 研究
ご自身の関心に応じて、研究テーマを設定して研究をしてもらいます。なお、1月ごろを締切として論文を執筆、提出してもらいます。これまでに以下のような研究テーマで各自研究を行っています。
・アメリカプロスポーツリーグにおける均衡戦略に関する研究
・フランス革命に関する研究
・海賊の歴史に関する研究
・日本のe-sports業界の現状に関する研究
・日本競馬の収益構造に関する研究
などなど・・・。
C. その他
入ゼミ後、10月に九州国立博物館での見学や新ゼミ生歓迎会などを予定しております。さらには、スポーツ大会等ゼミ生が主体的に決定し、各種イベントを行う予定です。
また、拓殖大学政経学部の高見ゼミと合同ゼミを行う予定です。東京か福岡で研究発表会を行いつつ交流を深める予定です。
なお、担当教員は食べることが大好きなので、ゼミ終了後に食事会をよく行っております。そのため、食べることが好きな人は大歓迎です。また、節目で食事会(例:新ゼミ生歓迎会、忘年度会など)を行っております。
ゼミ選考とゼミに関わる相談(オフィスアワー)について
本ゼミでは、本人のやる気や興味関心の度合いを重視しております。選考にあたっては、オフィスアワーでの面談内容以上にエントリーシートの記載内容を重視しております。あなたが「知りたい・考えたい」問題や疑問、もしくは勉強してみたいと思っている内容について、教えてください。
もし、本ゼミに関心をもってくださり相談や確認をしてみたい場合には、メールや研究室の訪問を通じて質問してもらっても構いません。可能な限り対応しますので遠慮なく連絡してください。 なお、オフィスアワーを利用して面談を希望する場合は、メールで事前予約することをおすすめします。ただし、予約せずに来室してもらっても構いません(面談予約者がいる場合はそちらを優先的に対応します)。なお、オンラインでの面談を希望する場合には、メールでその旨ご連絡ください。
メールアドレス:t217saitot@std.mii.kurume-u.ac.jp
なお、対面の場合は御井本館8Fの2852研究室です。オフィスアワーとして設けている時間は以下の通りです。
6月13日(木)15時00分~19時00分
6月17日(月)11時10分~19時00分
6月18日(火)15時00分~19時00分
6月19日(水)13時00分~19時00分
6月20日(木)15時00分~19時00分
参考:採用状況について
2023年度の採用状況(計8名)
第一希望:希望者3名・採用者3名 第二希望:希望者3名・採用者3名
第三希望:希望者2名・採用者2名
2022年度の採用状況(計6名)
第一希望:希望者2名・採用者2名 第二希望:希望者0名・採用者0名
第三希望:希望者3名・採用者3名 第四希望:希望者1名・採用者1名
2021年度の採用状況(計12名)
第一希望:希望者1名・採用者1名 第二希望:希望者10名・採用者10名
第三希望:希望者1名・採用者1名
2020年度の採用状況(計12名)
第一希望:希望者4名・採用者4名 第二希望:希望者6名・採用者6名
第三希望:希望者1名・採用者1名 第四希望:希望者1名・採用者1名
2019年度の採用状況(計16名)
第一希望:希望者13名・採用者13名 第二希望:希望者6名・採用者3名
よくある質問
1.外国語の文献を読まなければいけないのでしょうか?
A. 本ゼミでは、基本的に日本語文献を丁寧に読むことを重視しています。ただし、ゼミ生の希望次第で、外国語の文献を読んでも構いません。
2.高等学校世界史の知識に不安があるのですが、大丈夫でしょうか?
A. もちろん、高等学校世界史の知識があることは望ましいです。しかしながら、そうでない場合については適宜フォローします。
3.ミクロ経済学やマクロ経済学を学びたいのですが・・・。
A. 本ゼミでは、上記の分野について「勉強」することはあまりありません。基本的には歴史研究をベースとしていますので、その点に留意してください。
4.西洋経済史Iや西洋経済史IIを受講していないのですが・・・。
A. もちろん上記の講義を受講することを強くすすめます。ただし、現時点で受講していなくてもあまり気にしないでください。なお、経済史や西洋史に関する他の講義も受講するとよろしいかと思います。