タイムテーブル
1.公開講演 『殻を破るジェロントロジー』(参加費無料・定員400名)
10月28日(土) 13:30 ~ 15:30
※公開講演のみご参加の方は、事前参加登録不要です。直接会場にお越しください。
講演1「SAMと学ぶジェロントロジー」
演者:SAM(一般社団法人ダレデモダンス代表理事)
講演2「“生活環境病”を回避する、幸齢住宅とは」
演者:伊香賀 俊治(慶應義塾大学)
2.シンポジウム
シンポジウム1「長寿時代の食コミュニティとその評価」
10月28日(土) 10:00~12:00
企 画:日下 菜穂子(同志社女子大学)
話題提供者:日下 菜穂子(同志社女子大学)
木村 友美(大阪大学)
福田 亮子(株式会社ベネッセスタイルケア ベネッセ シニア・介護研究所)
酒造 正樹(東京電機大学)
蓮尾 英明(関西医科大学)
デ モ 提 示:荒木英夫(大阪工業大学)
シンポジウム2「ジェンダーの健康への影響」
10月29日(日) 10:00~12:00
企 画:本庄 かおり(大阪医科薬科大学)
話題提供者:本庄 かおり(大阪医科薬科大学)
鈴木 有佳(慶應義塾大学)
金森 万里子(京都大学)
廣川 空美(関西大学)
シンポジウム3「健康・生きがい就労トライアルの実践報告」
10月29日(日) 13:30~15:30
企 画:金澤 成子(大阪ガスネットワーク エネルギー・文化研究所)
遠座 俊明(NPO健康・生きがい就労ラボ)
話題提供者:守川 武広(宝塚市健康福祉部)
遠座 俊明(NPO健康・生きがい就労ラボ)
植田 仁秀(聖隷福祉事業団)
中江 栄登(大阪府福祉部)
金澤 成子(大阪ガスネットワーク エネルギー・文化研究所)
3.一般演題発表(口頭・ポスター)
4.懇親会
デモ:共食のコミュニケーション活性のツール
協力:株式会社 Mizkan・大阪工業大学・同志社女子大学
ボトル型・カップ型のデバイスを用いた情報交換により、離れた場所にいる人たちや異質な人たちをつなぐ体験をデモンストレーションします。
演目1:即興劇で健康教育!
企画:小手川望、高本裕子(「2分の即興劇で生活習慣を変える」ファシリテータ)
3月に書籍『2分の即興劇で生活習慣を変える!—健康教育プログラム―』を出版しました。即興劇(インプロ)を用いた健康教育のファシリテータを養成する講座を開発しておりますスーパーバイザーが、簡単なワークをいくつか紹介させていただきます。即興劇とは打ち合わせや台本がない劇のことです。ゲームのような簡単なワークから入って、徐々にシーンを創っていきます。会場の皆様にも簡単なワークを体験していただきます。参加者を募りますので、ご協力いただける方はよろしくお願いします。
即興劇は近年、教育や老人介護など様々な分野で応用されることが増えてきています。演劇を用いるのには、良い点がいろいろとあります。他者になって演じてみることで初めて腑に落ちる、普段あまり意識せずに行っているコミュニケーションに関して意識的になれる、「ちがうやり方も有り得るかも」と視野を広げられる、人に話しにくい悩みも即興劇のテーマにすると参加者で話し合って、取り扱うことが可能になる、などなど。詳しくは書籍で紹介していますのでぜひお読みください。
※諸事情により、演目1「即興劇で健康教育!」は中止させていただきます。楽しみにしていただいていた皆さまには申し訳ありません。
演目2:伊藤希言編『抜き書き版・リア王――老いとジェンダー』
企画:中山文(神戸学院大学)
シェイクスピア作『リア王』は、王位を退くにあたって、3人の娘のうちで孝行な者に領地を与えると約束した老王リアの悲劇の物語である。彼は甘言を弄した長女と次女に領地を与え、素直な物言いをした三女を怒りのあまり追放してしまう。しかし、信じて頼った長女と次女に裏切られ、流浪の身となる。
『抜き書き版・リア王――老いとジェンダー』は、松岡和子訳『リア王』(ちくま文庫)から、リアが娘に求める感謝と愛情、権威を踏みにじられた怒りと女性嫌悪、無力な高齢者として扱われる絶望と孤独等、「老いとジェンダー」を色濃く反映したセリフをそのまま抽出し、再構成したもの。リアと娘たちのセリフは、17世紀初頭の作品とは思えない現代性に満ち、高齢者の問題を浮き彫りにしている。
現在、高齢者演劇により高齢者の社会活動寿命を伸ばす新しい手法として、空中ディスプレイ技術を適用した空中字幕装置の有効性について検証を進めている。その活動として、日本ジェンダー学会第27回大会(2023年9月2日)にて上記の実験演劇を実施した。今回、同実験演劇を応用老年学会にて公開する予定です。