研究について
環境問題や水素エネルギー社会に貢献するための機能性材料やエネルギー変換デバイスの研究開発に取り組んでいます。
特に、太陽光発電を利用したエネルギー物質生成による「人工光合成(Solar to X)」の実現を目指しています。
具体的には、炭素材料や遷移金属ダイカルコゲナイドといった2D層状材料を活用した、低コストのペロブスカイト太陽電池や水電解セルの開発に注力しています。
研究について
環境問題や水素エネルギー社会に貢献するための機能性材料やエネルギー変換デバイスの研究開発に取り組んでいます。
特に、太陽光発電を利用したエネルギー物質生成による「人工光合成(Solar to X)」の実現を目指しています。
具体的には、炭素材料や遷移金属ダイカルコゲナイドといった2D層状材料を活用した、低コストのペロブスカイト太陽電池や水電解セルの開発に注力しています。
新着情報
2024年10月25日
10月20~24日に、福岡、北九州の北九州国際会議場で開催されたthe 10th International Symposium on Surface Science (ISSS-10)に参加しました。
表面化学に関する研究について学びました。とても有意義な学会参加でした。
2024年10月15日
10月6~11日に、アメリカ、ハワイのHawaii Convention Centerで開催されたPacific Rim Meeting on Electrochemical and Solid State Science (PRiME2024)に参加・発表しました。
以前所属していた研究室の皆さんとご一緒できて、とても有意義な学会でした。
2024年9月30日
電気化学会でセッション(光電気化学研究懇談会)が同じ・同い年の長川遥輝さんを尋ねて茨城大学 日立キャンパスにお邪魔させていただきました。若手の先生方を集めて頂き、お互いの研究を紹介しました。
2024年9月27日
9月27日に、公益財団法人 近藤記念財団の2024年度研究助成金贈呈式・シンポジウムに参加しました。大変貴重な講演を聞くことができ、有意義な意見交換をさせていただきました。(写真はカーボンナノチューブを世界で初めて合成された遠藤守信先生と)
意義のある研究を推進したいと思います。
2024年9月12日
9月8~12日に、トルコ、イスタンブールのDEDEMAN ISTANBUL HOTELで開催された22nd International Symposium on Boron, Borides, and Related Materials (ISBB 2024)に参加しました。
ホウ素やホウ化物に関する研究について学びました。イスタンブールは大変活気のある興味深い街でした。
2024年7月24日
EIG CONCERT-Japanプロジェクト(JST, SICORP)で共同研究をしていた、University Savoie Mont Blanc, LePMIのLara Perrinさんによる炭素電極を用いたペロブスカイト太陽電池に関する論文がSolar RRL (IF: 6.0)に掲載されました!!
添加剤である5-AVAIを用いた2D/3D混合ペロブスカイト結晶を用いた炭素電極-ペロブスカイト太陽電池は高い湿熱安定性を示しますが、そのメカニズムは不明でした。この研究では、5-AVAIの効果について一連の特性評価手法を用いて議論しています。
Sol. RRL 2024, 8, 17, 2400393. (Article)
DOI: 10.1002/solr.202400393
2024年7月1日
7月1日より、筑波大学 数理物質系 助教に就任しました。
水素生成や、太陽電池の研究を引き続き行います。どうぞよろしくお願いいたします。
2024年6月19日
炭素電極を用いたペロブスカイト太陽電池の、5-AVA-MAPbI3ペロブスカイト組成とオーバー封止法を組み合わせることで、熱安定性を5000時間まで延長できることを見出した論文がMaterials (IF: 3.1)に掲載されました!!
Materials 2024, 17 (12), 3002. (Article)
DOI: 10.3390/ma17123002
2024年6月3日
5月27~31日に、フランス、サンマロのLE GRAND LARGEで開催された18th International Symosium on Metal-Hydrogen systems (MH2024)に参加しました。
学会は大変活気があり、ガラディナーは深夜12時まで続きました。同時期に博士を取得し、東北大で助教をしている岡本くんとも再会できました。サンマロはとても綺麗な街でした。
2024年5月15日
兵庫県立大学 伊藤研究室の福田 剛士君(D1)によるカーボンフリー酸素還元反応触媒用のSb-SnO2導電性ナノ粒子の論文がCrystals (IF: 2.7)に掲載されました!!
燃料電池に使用される酸素還元反応(ORR)触媒として、アンチモン(Sb)をドープした酸化スズ(SnO2)導電性ナノ粒子が、既存の炭素担体よりも高耐久であることを見出した論文になります。
Crystals 2024, 14, 5, 462. (Article)
DOI: 10.3390/cryst14050462
2024年3月16日
3月14~16日に、名古屋大学で開催された電気化学会第91回大会に参加し、口頭発表を行いました。
炭素ベースのペロブスカイト太陽電池の封止技術についての発表を行いました。これで電気化学会春季大会には学部4年時から7年連続での発表となりました。
2024年3月5日
兵庫県立大学 伊藤研究室の塩木 貴也君(M2)による炭素ベースのペロブスカイト太陽電池の論文がPhotonics (IF: 2.4)に掲載されました!!
電子輸送層としての酸化チタンの粒子径が、太陽電池性能に与える影響について調査した論文になります。
Photonics 2024, 11, 3, 236. (Article)
DOI: 10.3390/photonics11030236
2024年1月1日
明けましておめでとうございます。今年もよろしくお願いいたします。
2023年はイギリス・スウォンジー大学への研究留学、博士号取得、学振PDとして京都大学への異動、スウェーデンとドイツでの国際学会参加など充実した一年でした。
2024年はさらに充実した年になるよう邁進したいと思います。
2023年10月14日
10月13日に、ドイツ、フライブルクのフラウンホーファーISE(太陽エネルギーシステム研究所)を訪問し、EIG CONCERT-JapanのPROPERプロジェクトの完了報告会を行いました。
フラウンホーファーISEは、私が修士2年生時(2019年、コロナ流行前)に研究留学に訪れていた場所で、とても思い出深い場所です。当時、留学先研究室の同期であるDmitryの下宿先の一部屋を借りて寝食を共にしていました。そのDmitryと、お互い博士号を取得してから再会することができました。
2023年10月12日
10月11~12日に、ドイツ、マールブルグのフィリップス大学マールブルグで開催されたCarbon Club Conference 2023に参加しました。
この学会は、炭素材料を使用したペロブスカイト太陽電池に焦点を当てた初めての国際学会で、今回が初開催でした。オンライン開催という事でしたが、現地で聴講しました。
2023年10月10日
10月8~12日に、スウェーデン、イェーテボリのゴシアタワーで開催された244 th ECS Meetingに参加し、口頭発表を行いました。
炭素ベースのペロブスカイト太陽電池と水電解セルを組み合わせた、太陽光→水素生成の研究についての発表を行いました。
2023年9月25日
ペロブスカイト太陽電池の、炭素電極の形成に用いる高分子バインダーの役割について調べた論文がChemistry of Materials (IF: 10.5)に掲載されました!!
また、supplementary cover pictureに選ばれました。
Chem. Mater. 2023, 35, 20, 8574–8589. (Article)
DOI: 10.1021/acs.chemmater.3c01483
2023年4月1日
京都大学 化学研究所 若宮研究室に日本学術振興会PDとして異動しました。
ペロブスカイト太陽電池の研究を引き続き行います。どうぞよろしくお願いいたします。
2023年3月30日
博士号(工学)を取得しました!!
大学院で5年間、学部から数えると9年、附属高校から数えると12年、兵庫県立大学にお世話になりました。指導教官の伊藤省吾先生、研究室のメンバーをはじめ、大変多くの方に支えられた学生生活でした。
ありがとうございました。新天地でも良い研究を続けたいと思います。
2023年3月29日
3月27~29日に、仙台の東北工業大学で開催された電気化学会第90回大会に参加し、口頭発表を行いました。
炭素ベースのペロブスカイト太陽電池の炭素電極についての発表を行いました。
電気化学会春季大会には学部4年時から6年連続で発表をしています。今回は、学生生活最後の学会参加でした。