作業療法士として約10年間、大学病院を中心に、赤ちゃんから成人まで幅広い方々の支援に携わってきました。
その中でも、発達外来で子どもたちやご家族と過ごす時間は、私にとって大きな学びの連続でした。
しかし、病院で出会う子どもたちは、生活のほんの一場面しか見えていない。
「この子は園ではどんな表情で遊んでいるんだろう。」
「学校ではどんな友達と笑っているんだろう。」
「先生はどんな想いで毎日向き合っているんだろう。」
そんな問いを持つようになり、休日や勤務後に地域へ足を運ぶようになりました。
そこで出会ったのは、病院では決して見ることのできなかった日常でした。
子どもたちの笑顔。先生方の工夫と葛藤。保護者の願い。そして地域の温かさ。
その景色を見たとき、支援は「待つもの」ではなく、「生活の中へ届けるもの」なのだと強く感じました。
その想いに共感してくれた仲間と出会い、Roots4が生まれました。
Roots4が大切にしていること
Roots4には、作業療法士だけではありません。
言語聴覚士、理学療法士、公認心理師、保護者、先生方など、多くの人が関わっています。
それぞれが違う専門性や経験を持っています。だからこそ私たちは、
Ruleではなく、Rootsに目を向けよう。
という言葉を大切にしています。
正しさだけではなく、一人ひとりの想い。
困りごとだけではなく、その人らしさ。
制度だけではなく、暮らし。
その"Roots"を一緒に探しながら、地域の中で支え合える関係を育てていきたいと思っています。
私たちが目指す未来
私たちが目指しているのは、子どもだけが変わる地域ではありません。
家族も、先生も、支援者も、それぞれが自分らしく過ごせる地域です。
そのために、専門職が地域へ出向き、現場で学び、現場で考え、現場で一緒に歩む。
そして、その輪を少しずつ広げていく。
Roots4は、そんな"地域のみんなが使える支援のフィールド"でありたいと考えています。
これからも、一つひとつの出会いを大切にしながら、皆さんと一緒に地域の未来を育てていけたら嬉しいです。
どうぞよろしくお願いいたします。
一般社団法人Roots4 代表理事 小林岳