● 2016年 佳作・三松社賞
▶︎ 作品名
ウシ型糞処理ロボット「The Gyutles」
▶︎ チーム名
DEDEN
▶︎ メンバー
○馬場 拓郎(近畿大学 電気通信工学科 3年)
辻綾 萌 (近畿大学 建築・デザイン学科 3年)
石井 沙季(近畿大学 建築・デザイン学科 3年)
高野 彩萌(近畿大学 建築・デザイン学科 3年)
菊池 裕太(近畿大学 電気通信工学科 3年)
平田 勇紀(近畿大学 電気通信工学科 3年)
岩永 和史(近畿大学 電気通信工学科 1年)
嶋田 慎 (近畿大学 電気通信工学科 1年)
橋口 源太(近畿大学 電気通信工学科 1年)
綿内 興希(近畿大学 電気通信工学科 1年)
● 二次審査講評
▶︎ 審査委員長
佐藤 昭則(九州産業大学 芸術学部 デザイン学科 講師)
牛の糞にスポットを当てた提案でした。糞掃除の負荷軽減と家畜の生体管理への応用の可能性を感じました。 実現するためにはロボット自体の衛生管理やメンテナンス性などが気になるところです。 ロボット自体のスタイリングにも挑戦して欲しいと感じました。
▶︎ 審査委員
石井 隆之(福岡市 経済観光文化局 創業・立地推進部 新産業振興課 課長)
アイデアは分かりやすく、このようなロボットが必要であると感じた。 画像処理、AIを活用した牛の健康チェックも現在ではリアル感があり、新たな価値を付加することができると思う。 ぜひ実現することを期待したいが、フンの量の大小、状態が様々なことを考えると、実現に向けては、いくつものハードルがあるように感じた。
▶︎ 審査委員
野瀬 由喜男((公財)北九州産業学術推進機構 ロボット技術センター センター長)
酪農家の負担が大きい糞処理に関し、負担軽減に加え糞の状態から健康異常を知らせる等の機能も加味し面白い着眼点である。 牛の頭に似せたデザインとしているが、糞回収や処理の機構や胴体部分のデザインなどが検討されていないのが惜しい。 せっかくの着眼を生かし、次のステップとしての検討を深め、もっと面白さを感じて楽しんでください。
▶︎ 審査委員
筬島 修三((一社)九州経済連合会 産業振興部長)
重労働である、牛の糞処理を自動化し、さらに糞をチェックすることによる健康状態の把握を同時に行うもので、実現すれば、我が国のブランドである「和牛」畜産振興に寄与するものだと思います。 そのためにも確実な回収の仕組みが大前提となるのではないでしょうか。
▶︎ 審査委員
永里 壮一(メカトラックス株式会社 代表取締役)
・企画の背景と目的(筑穂牛のブランディング向上)は良くできている
・農家の一日の流れも調べてるのが良い、フンの量も調べてる
・フン異常判断のコンセプトは良い(人の尿から健康診断とかある)
⇒ 省力化が改善活動兼ねてる(一石二鳥)
疑問点・質問点として
・機構の実現度が低そうだけど、調査とか確認とかしたか
▶︎ 審査委員
田名部 徹朗(株式会社 三松 代表取締役)
三松賞受賞おめでとうございます。 酪農家の省力化と牛の健康チェックを兼ねさせるアイデアはとてもいい着眼だと思いました。 機能、機構、デザインそれぞれにまだまだ改善の余地がありますので、これで終わりにせずぜひ実現に向けてがんばってください。 エールとして三松賞を授与させていただきました。ガンバレ!DEDEN!
● 一次審査講評
・デザインにもう一工夫ほしい.
・牛のストレスを軽減できるデザインになっているのがよい.
・ロボットの形状がよい.
・内部メカの説明がほしい.
・シンプルであるが実現性がある.
・目的がよい,クラウドとの組み合わせがよい.