● 2011年 優秀作品
▶︎ 作品名
「HUNTERs」
▶︎ チーム名
HUNTERs
▶︎ メンバー
○青滝直也(福岡大学工学部機械工学科 4年)
長谷川健治(福岡大学工学部機械工学科 4年)
井上健太郎(福岡大学工学部機械工学科 4年)
福田晋(福岡大学工学部機械工学科 4年)
笠哲郎(福岡大学工学部機械工学科 4年)
石田雄祐(九州産業大学芸術学部デザイン学科 3年)
有馬和広(九州産業大学芸術学部デザイン学科 3年)
有光孝貴(九州産業大学芸術学部デザイン学科 3年)
● 二次審査講評
▶︎ 審査委員長
末廣 利範(福岡県商工部新産業プロジェクト室
福岡大学と九州産業大学の連合チームの提案は、過去、沖縄でハブ駆除を目的に放たれたが、全く役に立たたず、生態系破壊の原因となっているマングースを捕獲するための群ロボットの開発でした。発表演出、モックアップ、実フィールドでの移動デモなどは素晴らしい内容でした。しかし、まだ、現地ユーザーとの摺り合わせなどは行っていないとのことだったので、その実施と今後の進展に期待しています。
▶︎ 審査委員
本間 康夫(崇城大学芸術学部デザイン学科 教授)
ハブ退治のために導入されたマングースが、今や害獣となり人間を困らせているという、正に人間の身勝手から生まれた不幸な問題への提起ではありますが、捕獲ロボットがお互いに情報を共有しあって集団で追いつめていくという、まるでSF映画のような面白さがありました。
現実的には走破性や捕獲方法など種々問題がありそうですが、まずは色々な地形や障害物に対応できるよう構造・スタイリングを工夫されると尚良いと思います。プレゼンテーションでの演出は一番でした。
▶︎ 審査委員
薄 俊也(福岡市経済振興局産業政策部科学技術振興課長)
マングースの捕獲という目的達成のために各ロボットが群管理され、遂次、最適化されたプログラムに沿って行動するという着想は、高く評価できました。また、オールブラックのモックアップは、流線的な形状で大変メカニカルな美しさを感じました。しかし、逆に、このメカニックなロボットにマングースが近づき、しかも、そのお尻の檻の中に入るのだろうかという疑問も残りました。むしろ、檻部分をロボットの体から切り離し、あとで回収するやり方の方が良かったのではないかと思いました。
● 一次審査講評
・どのように捕獲するのか、詳しく説明がほしい。
・タコ壺ならぬマングース壺ならさらによい。
・マングースのみを捕獲可能?
・費用対効果はどうか?
・良い提案。群ロボットの機能実現のための技術的検討を期待。どうやって捕獲するか?
・外来種駆除の視点がよい。
・誘い込む工夫が無いと意味が無い?通常の罠との差、利点が不明。
・群知能を利用しモニタリング、追い込むのがおもしろい。
・群で情報共有し生息分布を調べる点がおもしろい。