北海道大学 北海道ワイン教育研究センター

Center of Education and Research for Hokkaido Wines

 「北海道ワイン教育センターは,北海道のワイン産業を持続的に発展させるための教育研究を行うことを目的として設置されました.

   ワインの生産には,気象学,土壌学,栽培学,醸造学,農業工学,農業経済学などの自然科学分野のみならず,社会科学分野を含む様々な学問分野が包含されます.ワイン産業の持続的な発展のためには,これらの複数の学問分野を融合した,教育研究と人材育成が必要です.本センターは,北海道大学の総合大学としての強みを活かし,ワイン産業に関する融合的な教育研究拠点として,北海道のワイン産業を持続的に発展させるための教育研究を行います.

センター長挨拶

北海道大学 北海道ワイン教育研究センターは,学内共同プロジェクト拠点として,2022年4月に設立されました.その目的は,環境,ブドウ栽培,醸造,マーケティングに至る北海道のワインのバリューチェーンにおける多様な問題に対して,総合大学である北海道大学の強みを活かし,様々な学問分野の研究力を結集して解決を目指すことです.

現在道内には50を超えるワイナリーがあり,その数,生産量ともに国内第三位です.我々北海道大学は,ワインを北海道の地域の持続性を高める鍵と考えています.ワインには単なるお酒としての魅力だけではなく,北海道が誇る各地の食や,地域の観光資源をつなぎ,地域に人を惹きつける力も持っているからです.

当センターは,北海道大学の知の力と,ワイナリーのワイン造りへの情熱,ワイン産業支援組織「北海道ーワインプラットフォーム」のサポート力とを合わせて,北海道ワインバレーの実現に向かって参ります.

北海道ワイン教育研究センター長  曾根輝雄