光や物質の起源、量子コンピュータなどの理論的な側面を学びます。
また、一見「当たり前」と思える自然現象について、改めて「何故だろう?」と見つめ直します。
テーマとしては以下のいずれかを対象とします。
量子の世界を知る。
情報理論や量子情報を物理学的視点から知る。
量子力学(極小世界の物理現象を扱う)を知り、「シュレーディンガーの猫」の謎を追う。
日常や極限状態の物理現象を知る。
物理や数学の基礎学力向上に活用できる教育ツールを開発する。
相談によっては学生自身が持ち出したテーマを考える。
2025年度は量子消去(Quantum Eraser)疑似実習装置を用いて、量子情報分野の「量子遅延選択」を学んでいます。
その他にも「量子暗号」装置を新たに設置しました(数理物理学研究室と共同)。
自分の勉強・解析内容を LaTeX で書き起こします。LaTeX は文章だけでなく数式をきれいに表示できる優秀なソフトです。論文や書籍の執筆にも大活躍です。このソフトにできるだけ早く慣れてもらうことも目標の一つです。
なお、「基礎」とは「すべての土台」であり、「楽々カンタン」を超えてもっと包括的なことを表します。
この研究室では「この世界はナニモノか?を問う姿勢」を学んでもらいたいと思います。上記の研究内容を自主的に模索・遂行するため、情報ゼミナール開始時点で微分積分・線形代数や論理的思考が十分身についていることが望まれます。また、豊かな自然観を身に付けるための物理学や数学、または情報の基礎理論的分野に興味を持って、持続的に課題に取り組める人を歓迎します。
マッハ-ツェンダー型干渉計を用いた
量子消去疑似実習